【未経験からの論理力】【22卒】三菱ＵＦＪトラストシステムの夏インターン体験記（文系/システムエンジニア）No.17371（早稲田大学/女性）（2021/8/20公開）

元々メガバンクやメガバンク系信託を志望しており、その関連会社を調べていく中で三菱UFJトラストシステムのことを知った。他のユーザー系・金融系SIerの中で最も社会的影響力が大きく待遇も良さそうに感じ応募に至った。

選考はESのみだったので、一つ一つの設問に分かりやすく答えることを意識した。この時初めてESを書いたため、同じサークルで似たようなガクチカを使っている先輩に添削をお願いした。

プログラミング経験より人柄や論理的な説明力があるかどうかが重視されていると思う。ガクチカをしっかりアピールできれば問題はない。

親会社からのシステム開発要求に対して、システム企画と要件定義を疑似体験する。

業界説明および会社説明→社内見学→システムエンジニアの業務体感ワーク→発表→社員との座談会

システム開発の全体的なフロー及び、要件定義のやり方

システム開発の上流工程を疑似体験する

1日目にやったこと

初めにIT業界全体の説明および会社説明を受けたのち、座学でシステム開発の流れを学び、社内見学を行う。その後１時間半ほどのグループワークに移る。ワークでは、親会社からのシステム開発要求に対して、予算に合わせた要件定義を行った。ワークの成果物を各班で一人が全員の前で発表した後、現場社員と座談会をして終了。

人事部社員

なし

1グループに1人社員の方がメンターとしてついてアドバイスをしてくださった。親企業から提示された複数の要求のうち、どれとどれが依存関係になっているか考えながら情報を取捨選択すると良いと教えていただいた。

実際の案件に近いテーマを取り扱い、２時間弱で結論をまとめなければいけないことがシビアだった。学生だけではどうすれば良いか分からず手が止まってしまう時も多かったので、メンターとして付いて下さっている社員の方に積極的に質問して作業が滞らないようにした。

主体的に発言する人は少なかったので、グループワークは自分ともう一人で進めた。しかしこちらから意見を求めるときちんと答えてくれる人が多く比較的関わりは密だった。また昼食中に同じグループの人と情報交換や雑談をすることができた。

信託銀行でどんなシステムが使用されていて、そのシステムはどのように作られているか学ぶことができた。SIerへの理解はもちろん、信託銀行の業務内容や具体的なシステムの事例についても伺うことができたので、信託業界への知識も一日でかなり深められた。

特段やっておくべきことはないように思うが、システム開発のフローや要件定義とは何かを理解していれば他の学生より一歩進んだ状態でグループワークに臨める。

グループワークで実際の案件に近いテーマを扱ったことで、業務内容への解像度が上がった。それまでプログラミング経験がないことが不安だったが、新卒社員の約半数が文系と知り、不安を払拭できた。また、オンラインのインターンが多い中、対面で職場を見学できたことも大きかった。

自分から主体的に発言するより聞き手に回る学生が多い中、座談会で積極的に社員さんに質問したり、グループワークの司会と発表を担ったりして、積極性をアピールすることができたから。また、ワークで議論が煮詰まった時にそれを打開するような指摘ができたことを評価していただけた。

仕事体験を通して、システムエンジニアの業務内容に対する不安感を払拭することができたから。また、お会いした社員の方は優しい人が多く性に合っていると感じた。ベビーシッター手当など福利厚生が整っていたり、転勤や営業がないところも働きやすそうだった。一方、親会社の意向が反映され、自社発信で自由に仕事ができる雰囲気ではないところは懸念点だった。

特別イベントや早期選考に案内され、通常より早く内定がもらえるため。特に早慶や国立の学生はインターンルートに乗りやすい印象があるので、インターンシップに参加しておくとだいぶ有利になる。

金融業界、特にメガバンクや信託銀行を志望していた。理由としては、生活に不可欠なお金を通して幅広い業界と関わったり、お客様の人生を支えられる仕事にはやりがいが感じられそうだと思ったからである。特に信託銀行は、高齢化が進む日本社会で今後さらに果たせる役割が増えると考えていた。ただ就活を始めたばかりだったので、完全に業界は絞らず、メーカーや不動産なども見ていた。

それまでシステムエンジニアと言うと、パソコンに向かって１人で黙々と作業をするイメージだったが、インターンシップに参加したことでチームで話し合いながらプロジェクトを進めることが多いと知ることができた。また、顧客企業の課題を解決するSIerの仕事に面白みを感じ、金融系以外のSIerにも視野を広げてみようと思えた。