18卒 本選考ES
技術系
18卒 | 東京大学大学院 | 女性
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Q.
学生時代に最も情熱を注いで取り組んだ内容について入力してください。
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A.
大学で東京大学運動会フェンシング部に所属し、大会での優勝を目標に自分の技術向上を行ったり、女子主将を務めてチームのために尽力したりしたことです。私がフェンシング部に入る決め手となったのは、「初心者でも経験者に勝ったり全国大会で活躍したりできる」という先輩の言葉に惹かれたからです。私は小学校から高校までテニスを続けてきましたが、幼い頃から選手育成強化コースでプレーしていた選手にはどうしても勝つことができないことに悩まされていました。ところがフェンシングにおいては、大会で初心者が経験者に勝つケースもたくさんあり、また過去に先輩が全国国公立大会で優勝を果たしたというように、努力次第で実績を残せるということを耳にしました。テニスで限界を感じていた私にとって、フェンシングのこれらの特徴は大きな魅力であり、「頑張って全国大会で優勝できるような選手になろう」と決意した私は入部を決めました。それから私は、全国国公立大会の個人戦・団体戦での優勝を目標として人一倍熱心に活動に取り組み、その結果女子個人戦での優勝、団体戦での準優勝に加え、3年ぶりの双青戦での優勝といった戦績を残すことができました。 続きを読む
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Q.
取り組みの過程で直面した困難なことは何ですか。
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A.
私が部活において直面した困難なことは2つあります。1つ目は私自身の技術向上に関する問題です。私の部にはコーチがいないため主に先輩方から技術を教わりますが、私の専門種目(サーブル)には男性の先輩しかいません。サーブルでは体力差や体格差により男女でプレースタイルが大きく異なるため、初心者だった私は試合で通用する技術やその獲得方法がわからない状況に陥りました。加えて、私の部は他大学に比べて練習時間や場所といった練習環境に恵まれていません。このため、他校の選手と同じように練習をしていても技能差が徐々に生じてしまうことが問題でした。2つ目はチーム全体に関する問題です。大学の部では部活に対する意識の持ち方が部員によって大きく異なります。私のように試合で勝つことを目標にする部員がいる一方、試合の結果に拘らず楽しく活動できればよいという部員も少なくありませんでした。しかし団体戦で勝つためには、チーム全員の意志を「試合での勝利」に向け、それを達成するための練習を行わなくてはなりません。そのようななかで、部活への意識の違いから生じる部員間の温度差が現れてしまったことが大きな問題でした。 続きを読む
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Q.
困難を乗り越えるために「どうしたか」を、自身の想いなども踏まえて入力してください。
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A.
入部当初からの目標の「全国国公立大会での個人戦・団体戦での優勝」を叶えたいという強い気持ちを力に、次のように改善を図りました。1つ目の課題に対しては、動画分析と自主練習による練習の質向上を行いました。従来の練習内容に限界を感じた私は、五輪や全日本選手権の女子選手の試合動画を大量に集めて使えそうな技を真似たり、撮影した自分のプレーと女子選手を比較して見つけた弱点を重点的に練習したりするようにしました。加えて、男性中心の練習についていけるよう、毎日10kmのランニングや筋力トレーニングを欠かさずに行い身体面を強化しました。この結果、女子選手が使う技を身に着け、さらに男性にも劣らない体力と瞬発力を得たことで試合に勝てるようになりました。2つ目の課題に対しては部内ミーティングを始めました。部内に生じた温度差の解消には、各部員の考えを明らかにしてチーム全体の意志や目標を固める必要があると私は考え、月2回の定期会を設けて部への要望や不満を議論して練習の改善や意志の共有を行うようにしました。その結果、各部員の根底にある勝利への気持ちを確かめられ、チームの士気を高めて練習や試合に臨めるようになりました。 続きを読む
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Q.
その経験から何を学びましたか。それをどう仕事に活かしていきたいですか。
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A.
私がこの経験から学んだのは「従来のやり方に固執せずに困難な状況を打破する方法を考えること」「目標を達成するまで地道な努力を欠かさないこと」「自分と意見が異なる人の考えをきちんと聞いて問題解決を図ること」の重要性です。私が部活の練習方法に限界を感じながらも練習の仕方を変えておらず、また自主練習を少しでも怠っていれば試合で勝てる技術は得られなかったと思います。さらに、部内ミーティングで部員の意志を確かめていなければ、わだかまりが残ったまま試合に出ることになり、望むような戦績は残せなかったことでしょう。部活の経験から私は自分やチームのパフォーマンスを向上させるために必要な要件を学ぶことができました。私は将来高齢者や障害者に使ってもらえる機器の開発をする仕事に携わりたいと考えています。しかし、研究室で学ぶうち福祉機器開発に携わる人々は多くの難しさに直面し、時には心が折れそうになる瞬間もあると聞きました。しかしそんなときに、部活の経験から学んだことを「柔軟な発想を持つこと」「自己研鑽をすること」「他人の異なる意見を受け入れること」として活かし、壁を乗り越えて良い製品を研究・開発していきたいです。 続きを読む
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Q.
あなたが仕事を通じて、成し遂げたいことはなんですか。その根底にある想いや理由とあわせて入力してください。
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A.
私の夢は「暮らしをより良くする製品を作り、人々に感動を与えること」です。特に、高齢者や障害者の役に立つ製品を世に出し、すべての人々が活き活きと活躍できる世の中を作りたいです。私の研究室では福祉機器に触れる機会がよくあります。その福祉機器開発の現場において、開発者が自信を持って作った機器がユーザーに受け入れられない場面を頻繁に目にしてきたことから、開発者目線では素晴らしいものであっても、実際にそれを使う側の人々に満足してもらえないものには意味がないということを深く学びました。そこで、私は人々が求めている機能や使いやすさを備えた、真の意味で「良い製品」を世に出し、人々の暮らしを変えていきたいです。 続きを読む
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Q.
その実現にむけて、どのようにアプローチしますか。
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A.
実際に困っている人々の声に耳を傾けて問題を肌で感じること、現状に満足せずに常に改善点を探す姿勢を持つこと、そして自分を高める努力を怠らないことの3つを通じて、課題を的確にとらえる力と、その課題を解決するための力を身につけていきたいです。人々の暮らしを良くする製品づくりのためには、機器を使う人が何を求めているのか把握することと、隠れた不満点・改善点を見つけて機器設計に活かすことが重要だと考えます。さらに、問題が抽出された後でそれを実際に解決できる機器を提案できる力量が必要であるため、常に向上心を持って勉強に励み、柔軟に問題解決に取り組める思考力と研究や開発の場面で必要になる様々なスキルを備えなくてはなりません。このため、先頭で述べた3つのことをいつも念頭において研究・開発に携われるような人物になることを目標に、日々努力していきたいです。 続きを読む
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Q.
実現の場としてHondaを志望する理由を入力してください。
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A.
私が貴社を志望したのは、貴社の作る製品に強く惹かれたからです。私が初めに貴社に関心を抱いたのは、国際福祉機器展でHonda歩行アシストを目にしたときです。それまでは「車の会社」というイメージが強かった貴社が、高齢者や障害者を対象にした機器を作っているということが私には衝撃的でした。その後、貴社の福祉車両がユーザーに高い評価を得ていることや、アシモの技術を用いたUni-cubや電動カートのモンパルなどさまざまなパーソナルモビリティを手掛けていることを知りました。貴社の掲げる「自由な移動の喜び」を提供する相手が社会の幅広い人々を対象としており、また実際にその対象者からも満足される製品を生み出していることに感銘を受けました。貴社で働くことができれば、暮らしに不便を抱える人々の要求に合わせた機器を開発でき、すべての人の生活を良い方向へ変えていけるのではないかと考え、貴社を志望しました。 続きを読む