就活会議では、Internet Explorer11のサポートを終了いたします。今後はGoogle ChromeやMicrosoft Edgeをご利用ください。
パナソニックホールディングス株式会社のロゴ写真

【光とAIの融合、未来を照らす】【23卒】パナソニックホールディングスの総合職の本選考体験記 No.24471(大阪府立大学大学院/男性)(2022/5/17公開)

パナソニックホールディングス株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

※ 本ページに表示されるタイトルおよびHTML上のメタ情報には、生成AIが作成した文章が含まれます。

※ 参考になったボタンは、1度押すと変更できません。

2023卒パナソニックホールディングス株式会社のレポート

公開日:2022年5月17日

選考概要

年度
  • 2023年度
結果
  • 内定辞退
職種名
  • 総合職

投稿者

大学
  • 大阪府立大学大学院
インターン
  • 日亜化学工業
  • ローム
  • 京セラ
  • 島津製作所
  • 日東電工
  • スタンレー電気
内定先
入社予定

選考フロー

選考情報

OB・OG訪問
実施していない
リクルーター
なし

選考時の新型コロナ感染症対策

最初から最後までオンラインでした。

企業研究

パナソニックは、幅広い事業分野を展開しており、事業分野ごとに分社化されているので、どの会社に行けば自分がやりたいことができるのかを知る必要がありました。そこで、IR資料の統合報告書などを読み込むことで、いまのパナソニックはどの分野に力を入れていて、今度どのように成長戦略の舵をとっていくのかを知ることができ、会社の成長分野と自分のやりたいことをすり合わせながら応募する会社や部署を絞り込むことができました。また、パナソニックはこれまで手掛けてきた家電製品のラインナップの豊富さという強みを活かして、IoT分野での付加価値を見出そうとしていることが分かり、フィジカルとIT技術を融合できるような人材を求めていると感じました。

志望動機

私は、ソフトウェアとハードウェア両方の技術を掛け合わせて、まだ世の中にない新しい価値づくりに挑戦し、くらしをより豊かにできる製品を生み出したいと思い志望させていただきました。。私は研究を通して半導体やナノ構造を用いた光学技術に関する専門知識を学びました。そこで私は、専門性を活かして、人の目には見えないものも映し出せるセンサーやフォトニック集積デバイスの開発を行いたいです。また、AI技術を自身の研究に活用し、AIを具体的なモノに活用する力を身に着けました。このような強みも活かして、AIを用いた開発や、認識AIなどを意識したセンシング技術の開発を行い、新たな付加価値を創出して、様々な社会課題を解決したいという思いがあります。身の周りの数多くの製品を手掛ける御社でこそ私の夢を実現できると考えたことが志望理由です。

エントリーシート 通過

実施時期
2022年03月 上旬
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

ESの内容・テーマ

研究内容を教えてください。/研究であなたが工夫した部分について教えてください。/学生時代に取り組んできたことを教えてください。/自身の強みを表すエピソードを記入してください。/組織やチームであなたが新たに提案した取り組みを教えてください。/やりたい仕事または実現したい夢を教えてください。

ESの提出方法

採用サイトのマイページから提出

ESの形式

Webで入力

ESを書くときに注意したこと

文字数があまり多くないESだったので、要点を的確に、簡潔に書くことを意識しました。

ES対策で行ったこと

就活会議などに掲載されているESを参考に、会社の求める人材像を頭に入れながら自身の強みをアピールすることを心掛けてESを作成しました。

対策の参考にした書籍・WEBサイト

なし

WEBテスト 通過

実施時期
2022年03月 上旬
実施場所
テストセンター
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

WEBテスト対策で行ったこと

先輩から譲ってもらったSPIテストセンター向けの問題集で解き方を学びました。

WEBテストの内容・科目

SPI:言語、非言語、性格

WEBテストの各科目の問題数と制限時間

言語、非言語、35分

対策の参考にした書籍・WEBサイト

なし

1次面接 通過

実施時期
2022年03月 中旬
面接タイプ
オンライン面接
実施場所
オンライン

形式
学生1 面接官1
面接時間
30分
面接官の肩書
不明
逆質問
あり

通知方法
メール
通知期間
3日以内

会場到着から選考終了までの流れ

オンライン

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

研究において、困難に直面した時にどのように考えどのように乗り越えられる人なのかというところが見られていて、評価されたと思います。

面接の雰囲気

1対1でしたが、柔らかい雰囲気の面接官で、特に緊張することなく臨むことができました。研究に対する姿勢や人柄をメインで見ているようでした。

面接後のフィードバック

なし

対策の参考にした書籍・WEBサイト

統合報告書

1次面接で聞かれた質問と回答

あなたの研究について教えてください。

私の研究テーマは「ナノ構造を用いた窒化物半導体LEDの高効率発光」です。LEDは紫外や緑色光の発光効率が低いという問題があります。そこで私は、ナノスケールの金属構造で光をキャッチして増幅する「プラズモニクス」というナノテクノロジーを用いて紫外光の発光効率を上げる研究に取り組みました。その際、増幅効果を最大限引き出す構造を考案することで紫外光を増幅できました。また、光学シミュレーションによってその発光メカニズムを解析した際に発見した光学効果をヒントに、これまでプラズモニクスがうまく作用しなかった緑色光を20倍以上も増幅させる新たな手法を発明し、特許を出願しました。現在は、この緑色発光の高効率化のメカニズムの究明に取り組んでいます。さらに、プラズモニクスに用いる金属ナノ構造を低コストで大面積に作製できるように、機械学習や画像認識AIを用いて最適な作製手法を導くシステムの構築に取り組んでいます。

あなたが研究で工夫した部分を教えてください。

光を捕らえやすい銀ナノ粒子を用いたところ半導体との相性が悪く、時間経過と共に崩壊してしまい、光を増幅するどころか損失が大きくなるという問題が発生しました。私は、電子に関する物性値に大きなギャップがあることに注目し半導体と銀の間に酸化薄膜を成膜することでそのギャップを緩和し、この問題を解決できました。そして、紫外光を増幅することもできました。また、効果的な増幅手法がなかった緑色光は、前例のない新しい手法を考案することで20倍以上増幅させ、発光効率は5%から40%に引き上げられました。また、AIを用いてプラズモニクスに用いる金属ナノ構造の最適な作製条件を導くシステムの構築を考えました。演算からデータの保存までを自動で行うアルゴリズムを開発して効率的にデータを収集し、精度99%の画像認識AIを実装できました。

最終面接 通過

実施時期
2022年03月 下旬
面接タイプ
オンライン面接
実施場所
オンライン

形式
学生1 面接官3
面接時間
40分
面接官の肩書
人事1人と技術者2人
逆質問
あり

通知方法
電話
通知期間
1週間以内

会場到着から選考終了までの流れ

オンライン

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

研究において、苦労した経験や壁をどのように乗り越えたかを主に聞かれました。偽りのないエピソードを話すことでしっかり説得力を持たせたうえで技術素養が身に着いていることが伝わり評価されたと思います。

面接の雰囲気

主に技術者の方が、研究内容についての深堀をされるかんじでした。専門に近い方が出てこられたので、かなり深堀りされました。

面接後のフィードバック

なし

対策の参考にした書籍・WEBサイト

統合報告書

最終面接で聞かれた質問と回答

研究で苦労した部分、工夫した部分があれば教えてください。

卒論研究では、半導体上の銀ナノ粒子が崩壊してしまい、光を増幅するどころか光の損失が大きくなるという問題に直面しました。私は、半導体と銀の電子に関する物性値に大きなギャップがあることに着目し、その中間の値をもつ物質を間に挿入してギャップを緩和することで、ナノ粒子の崩壊を抑制できました。また、銀ナノ粒子が崩壊する原因の包括的な仮説を考え、立証することにも苦労しました。銀がイオン化することがナノ粒子の崩壊原因であると予想し、対照実験を行うことでその仮説を立証できました。さらに、ナノ粒子の崩壊に繋がる銀のイオン化は何がトリガーとなって起こるのかも考えました。キーワード検索で関連が強そうな論文を絞り込み、厳選した数十本の論文の中から自分に必要な情報を拾い読みすることで効率的に知識を増やしたり、周りの人と議論したりもしました。その結果、半導体表面の原子サイズの欠陥が銀のイオン化を誘発していることを突き止めました。
修論研究では、既存の技術では難しかった緑色光の増幅を、専門外の文献からもヒントを得て、複数分野の知識を掛け合わせることで可能にしました。酸化物を半導体表面に成膜して、その表面に紫外線を照射することで半導体と酸化物が相互作用を起こし、緑色発光の効率が上昇します。この現象の原理の解明にはとても苦労しました。まず光学分野か結晶分野のどちらの現象なのかを特定するための実験を行いました。その結果、結晶分野の現象であることが示唆されました。さらに裏付けを得るための別の実験も行いました。これらの結果と自身の卒業研究から、この発光効率の改善は、発光を阻害する半導体内の欠陥を酸化物の原子が修復することが要因であると分かりました。また、Pythonのスキルを活かした研究テーマでは、計算パラメータが無数にあり解析に膨大な時間がかかるため、演算からデータの保存までを自動で行うアルゴリズムを開発し効率的にデータを収集しました。

組織やチームであなたが新たに提案した取り組みを教えてください。

新入生と活動人数の増員を狙った新歓合宿を周りを巻き込み、みんなで作り上げました。私は所属していた100人規模のテニスサークルで、合宿の企画運営や渉外を行う幹部の仕事に力を入れました。当時、私は新入生の数が減少傾向にあることや初心者の人が入会後に活動から遠ざかってしまうことに課題意識を持ちました。元々はテニス経験者が多いサークルでしたが、初心者の割合が増加し、サークル構成員の特色が変化するなかで合宿や練習メニューなどの既存の体制が経験者主体のままになっていることが原因だと考えました。そこで私は、経験者も初心者も皆が楽しめる新歓合宿を作り上げたいという思いを同期メンバーと共有し、初心者でも楽しめる練習メニューやスケジュール、予算案などを皆で出し合いました。その際、初心者と経験者両方の不満を解消する提案をすることで賛同を得て、議論を円滑に進められました。その結果、活動に消極的だった人も主体的に動いてくれるようになり、初心者層の取り込みに成功し、合宿の参加者は前年比の約2倍の80人を超えました。そして、前年比の約3倍となる40人を超える新入生が新たに入会してくれました。この経験から、仲間と目標を共有して取り組むやりがいや楽しさ、そして相手の立場になって考える大切さを実感しました。

内定者のアドバイス

内定時期
2022年04月 上旬

内定を承諾または辞退した決め手

内定を頂きましたが、推薦書の提出を求められすぐに就活を終わるように言われたので断りました。

内定後の課題・研修・交流会等

なし

内定者について

内定者の人数

300人

内定者の所属大学

京都大学、大阪大学

内定者の属性

情報専攻、電気系専攻、化学専攻

内定後の企業のスタンス

内定後、推薦書の提出を求められ、就職活動を終わるように迫られました。1週間程度考えるための猶予期間を頂きました。

内定に必要なことは何だと思うか

これまでのパナソニックの強みであった太陽電池に代表される半導体やLEDなどのハードウェア事業は不採算事業として売却され、ソフトウェアを活用したソリューションを提供する会社に変化しつつあります。したがって、求められている人材はAIを具体的に活用できる人、AIを開発できる人が求められていると思います。情報系専攻でなくても、自主的にソフトウェア技術を身に着けておくと、勉強する姿勢や技術面でも、選考において優遇されると思います。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

研究をあまりしていない人は1次面接でかなり落とされていました。研究をしていることが前提で、さらに、ファーストペンギンになれる、リーダーシップを発揮できる人は内定をもらいやすいと思います。指示待ちの人はなかなか採用してもらえないと感じました。

内定したからこそ分かる選考の注意点

夏のインターンシップは申し込んでおくとかなり有利だと思います。インターンシップ参加者から一定数採用しており、さらに、夏のインターンシップに参加できなくても、インターンシップの選考面接である程度よい評価が出た人にはシークレットイベントなどの案内がきていました。

内定後、社員や人事からのフォロー

内定を受諾すればフォローがあったかもしれませんが、受諾していないうちは特になにもありませんでした。

一覧に戻る
※掲載されている情報は、あくまでも投稿者による当時の経験談です。最新の情報とは異なる場合があります。また、就職活動においては、選考フローや選考内容が人によって異なる場合がありえます。本情報は、あくまでも一個人の経験談、一つの結果として、参考としていただけますと幸いです。
※当サイトでは品質の高い情報を提供できるよう努めておりますが、掲載されている情報の真偽や正確性につきまして、当サイトは責任を負いかねます。コンテンツの投稿ガイドラインに関しては 投稿ガイドライン をご参照ください。なお、問題のあるコンテンツを見つけた場合は、各コンテンツの「問題のあるコンテンツを報告」のリンクから報告をお願いいたします。

パナソニックホールディングス株式会社の選考体験記

メーカー・製造業 (電子・電気機器)の他の本選考体験記を見る

パナソニックホールディングスの 会社情報

基本データ
会社名 パナソニックホールディングス株式会社
フリガナ パナソニックホールディングス
設立日 1935年12月
資本金 2594億4500万円
従業員数 208,840人
売上高 8兆4581億8500万円
決算月 3月
代表者 楠見 雄規
本社所在地 〒571-0050 大阪府門真市大字門真1006番地
平均年齢 44.0歳
平均給与 956万円
電話番号 06-6908-1121
URL https://holdings.panasonic/jp/
採用URL https://holdings.panasonic/jp/corporate/careers.html
NOKIZAL ID: 1130255

パナソニックホールディングスの 選考対策

就活会議 当社は東京証券取引所、福岡証券取引所の上場企業であり、ユーザーとクライアントの成約支援事業を展開しているポート株式会社のグループ会社です。
(証券コード:7047)
運営会社:就活会議株式会社/所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F

就活会議を運営する就活会議株式会社は、届出電気通信事業者として総務省の認可(許可番号 :A-02-18293)を受けた会社です。