【未知の課題に挑戦】【21卒】野村総合研究所の冬インターン体験記（文系/ITソリューション）No.8019（明治大学/男性）（2020/1/30公開）

私は就活を始めた当初からコンサルと金融に興味を持っていました。しかし、コンサル志望者が身近にいなかったこともあり、ほとんど業界研究をしていませんでした。夏休み期間中に業界研究を行い、日系のコンサル・シンクタンクに興味を持ち、参加しました。

インターンは抽選で行います。出身大学の偏差値が高いところが多かったので、抽選といえど、少し選んでいる可能性もあります。事前に勉強は特にしていません。

某企業の経営課題をIT技術を使って解決せよ。

1日目にやったこと

今回のインターンシップではITソリューションということで、企業の経営課題をITを用いて解決していくということを行いました。実際に取り組んだ内容としては、企業の人に扮した社員にヒアリングを行い、企業情報を取得していくというものでした。

人事社員複数人

なし

社員さんからのフィードバックとしては、相手の企業も忙しいので限られた時間の中で情報を探し出し取り組んでいく必要があるということを言われました。また、お客様に寄り添っていくことが解決につながりやすいということでした。

インターンシップで大変だったこととしては、ITに関する知識がなかったので、どういうシステムを使えば解決できるかがわからなかったです。グループワークの時間は割と長めに設定されていたが、ヒアリングを行ったり、話し合ったりしていくうちにどんどんと時間がなくなっていき、限られた時間の中でやり遂げる難しさを感じました。

ITソリューションということで文系の私にとってはなかなか普段は触れることのない分野で刺激になりました。社員さんの中にも、文系出身者もおりましたので、文系だからといってシンクタンクを諦めるのはよくないことであると思います。実際に内定者の内訳をみると院生が多かったり、理系が多かったりしますが、しっかりと準備をすることで受かる可能性が上がります。

インターン参加にあたって特に準備したことはありません。しかし、基本的なロジックの本を読んでおいたので、論理的な提案ができるようになりました。

IT分野は今後伸びていく分野だと思います。経営コンサルティングとITソリューションの比率で言うと9:1ほどと言うことを伺いましたが、実際に入社してからの研修も充実しておりますし、理系といっても、プログラミングなどを専攻している人が多いわけではないので、働くことは可能だと思います。

内定はなかなか厳しいと思います。文系出身だからといって関係ないとおっしゃっていましたが、素養がないので、本選考までに学習しておく必要があります。インターンシップ当日にいらっしゃった社員さんは理系が多く、文系の人は1/8くらいでしたので、やはり文系の人はITで入るならば努力が必要です。

やはり、経営コンサルタントと違って、実際にシステムを導入して、解決まで一気通貫で行えるところが強みであると考えます。IT系のコンサル会社も何社かありますので、そういった会社と併願して受けたいと思いました。また、経営コンサルタントで志望を出すのもいいと思いました。

今回のインターンシップは抽選制であるのと開催日数が非常に多く、参加者も非常に多いので、特に選考において有利になることはないと思います。一方で、参加している学生の質も高く刺激になりますし、座談会もあるため、企業理解ができるという点では有利になります。

ITということで文系の私にはあまり関係のない分野であると諦めていたのが正直なところです。シンクタンクは研究機関であると思っており、実際にコンサルティングを行っているという実感がありませんでした。外資系のITコンサルに関しては志望業界に入れておりましたので、それとの比較で見ておこうと思っておりました。

実際に参加してみると研修制度がしっかりしており、置いて行かれてしまうということはないと思いました。また、経営コンサルタントとは性質が異なり、企業の経営課題に対して、実際にシステムを導入して解決までを一気通貫で行うというところに非常に魅力を感じました。今は、ITに関するコンサルタントも増えてきておりますので、今後は勉強していき、ITの素養を磨いていきたいと思いました。