【SDGsに挑む環境コンサル】【22卒】みずほリサーチ＆テクノロジーズの夏インターン体験記（理系/コンサルタントワークショップ）No.12859（東京農工大学大学院/男性）（2021/2/16公開）

みずほ情報総研のコンサルティング部門でユニークな部署があり、「環境」に関するコンサルテーマを扱うというものでした。昨今のSDGsに関連する企業の取り組みをコンサルティング会社としてどのようにサポートを行っているのか興味があって応募した。

事前にインターンシップの内容を調べて、それに関連する部署の行う事業を調べ、それに興味があるというようなESを書いた。面接は無かったので、面接対策は行っていない。

架空の飲料メーカーの持続的な原料調達のための対応策立案

1日目にやったこと

初めにみずほ情報総研についての説明があり、その後グループに分かれてワークを行った。午前中から夕方までかなり長い時間ワークに取り組むことができた一方で、架空のクライアント企業に関する情報はほとんどないので、自分たちでデータを設定しながら進めていた。

各部署の中堅社員4名程度

なし

私たちのグループが打ち出した施策は全部で10以上を提示し、それらを評価する時間がほとんどとれず、感覚的に評価を決めてしまった。それをグループのメンターの方に指摘され、評価の重要性を学べた。

架空のクライアント企業の経営状態や販売商品の情報が全くないので、どんな商品の原料調達や生産に課題があるのかというのを設定するのに手こずった。実在する同業メーカーを調べつつ、それらを取り巻く環境を構造化して整理し、午後の発表までに何とか形にはできた。

企業のSDGsに向けた取り組みについてのコンサルティングという今までにない角度のワークだったため、非常に勉強になった。CSR的な活動はお金にならない面があるけど、企業の持続的な存続のためにはどうしても必要なことだし、それに有効な手立てを打つことも大切ということが分かった。

企業のCSR活動にもっと視野を広げて、どんな企業がどんな取り組みを行っているのかというニュースにアンテナを立てておいた方がいいと思った。

今回のみずほ情報総研でのインターンは、架空のクライアント企業ではあるものの、自分たちで情報を得て、仮説を立て、それに対して打ち手を考案するという、コンサルワークそのものだったため、働くことについてある程度イメージがついた、また、座談会など多くの社員さんとお話させていただき、社風についてもうかがうことができた。

インターンシップ参加者はとても多いわりに、みずほ情報総研のコンサルティング部門の採用人数が少ないため、志望度があまり高くない自分は見透かされて落とされると思った。ただ参加人数は多いが、必ずしも全員が優秀だったわけではないので、志望度が高い人であれば勝ち残れる可能性が十分にはあると思う。

志望度は上がってもいないし、下がってもいません。ただみずほ情報総研は、いわゆるシンクタンク要素の強い企業であるため、一般の民間企業向けのコンサルティングをしたいという方には合わないかもしれません。特に環境系を扱う部署は官公庁向けのプロジェクトが多そうに感じました。

インターンシップでそれなりに存在感をアピールできた学生はその後、何かしらの優遇は受けられるのではないかと感じています。私は他企業の内定をもらったので本選考は受けないのでわかりませんが、一部の人は有利になる可能性は十分あると思います。

みずほ情報総研の夏季インターンに参加する前は、私が農業系の大学院に所属していることもあり、脱炭素や再エネなど環境問題に関連した事業を行っている企業に一部興味がありました。一方で、若手から裁量権を持って、早期に成長していきたいという思いがあったので、みずほ情報総研のようなシンクタンク系のコンサル企業だとそれはかなわないかもしれないと思っていました。ファーストキャリアの選択として、早期成長か、長く勤めたいのかどちらがいいのか考えるきっかけになりました。

みずほ情報総研でのインターンではいわゆる公共系のコンサルティングができたということで、それまで私が参加してきたコンサルティング業界の一般的なケースワークとは異なる切り口だったため、視野が広がったように感じました。企業向けだけでなく、社会貢献性の高いようなプロジェクトに携われる可能性が高いと感じ、その点は魅力的に感じました。