21卒 本選考ES
研究開発
21卒 | 電気通信大学大学院 | 男性
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Q.
これまで使ったことのある開発言語・ツール
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A.
C C# Java Python OpenCV 続きを読む
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Q.
使用経験のある計測・実験機器や開発言語・ツール
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A.
unity 3DCGソフト(Blender) オシロスコープ 3Dプリンタ はんだごて CAD 続きを読む
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Q.
あなたの研究テーマの概要を教えてください.
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A.
「機械刺激と電気刺激の組み合わせによる触覚提示の強調」という題で研究を行っています.例えば,ムチで叩かれたなどの強烈な触覚を提示したい時,本当に物理的な刺激(機械刺激)を提示してしまうと怪我に繋がります.また,怪我をさせずに強度の大きい触覚を提示できる電気刺激というものがありますが,これ単体では実物体を触る体験に比べて触覚の自然さが劣り,没入感が失われてしまいます. そこで,怪我をしない程度の強度の機械刺激を肌に提示すると同時に肌に電流を流し,怪我をさせずに強烈な触覚を提示するというものです. 現在のVRコンテンツにおける触覚フィードバック手法は振動によるものがほとんどですが,振動による刺激では難しい,緊張感のあるシチュエーションで没入感を保つための「強度の大きく,かつ自然な」触覚を安全に出すための手法として,将来はVRコンテンツにおける応用を目指しています.刺された・叩かれたなどのスリリングな体験を提供するコンテンツが,極限までリアリティを持つようになり,心の底から緊張感を持った体験をユーザに与えられるようになると考えています. 続きを読む
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Q.
興味関心のあるプロダクトについて教えてください.
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A.
ゲームの分野の中でも,特にバーチャルリアリティ(VR)に注目しています.VRは,ただのエンタテインメントではなく,その圧倒的没入感により,「まるでその世界にいるような体験」「本当に心が揺さぶられる体験」が可能なポテンシャルを秘めています.より感動的な体験をもたらすためのノウハウが蓄積していけば,人の豊かな暮らしに必要不可欠な技術になっていくと考えられます. 続きを読む
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Q.
学生生活でなしとげたことを教えてください.
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A.
2018年の国際学生対抗バーチャルリアリティコンテストで,研究室の同期5人で組んで「孤独をFootBath」というVR作品を作るという経験をしました. これは,ユーザがHMDを被り,実際に足湯に入ると,キャラクタが足湯に入ってくる様子がHMDで提示されるとともに,足湯に仕組まれたモータが動き,キャラクタの動きが足に感じる水の動きでもわかるというものです. 視覚や聴覚だけでなく,触覚を用いることで,キャラクタが本当にそこにいるような体験を作りたいという思いから,私が提案したVR作品でした. また,チームで開発したため,ソフトウェアは僕一人,あとの四人はハードウェア担当という配分になっていました.お互いの進捗を確認したり,ソフトウェアとハードウェアを統合したりなど初めての事の連続でした.ハードウェア担当との緻密なコミュニケーションが統合段階では重要であると学びました.コンテスト本番における展示ではプロの方・一般の方問わずたくさんの人に体験していただけました.最終的には総合3位という結果に終わることができ,コンテスト全体を通して今後の糧になる大変貴重な経験になりました. 続きを読む
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Q.
希望コースで取り組みたい事を教えてください.
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A.
私は,人が本気でデバイスやコンテンツに心から感動し,共感できるような未来を作りたいと思います. 人間は社会的な生物であり,時に他者の心に寄り添い,また時には寄り添われ,支えあいながら暮らしていますが,人間の心に寄り添えるのは人間だけではないと考えています.人間と同じように,心に寄り添えるデバイスやコンテンツを作っていきたいと思います. そのために,どういった刺激を与えると,人間はどう感じるのか,という人間とコンピュータのインタラクションに関する知見を深めつつ,視覚や聴覚だけでなく五感を余すことなく刺激し,人の心を豊かにする奇抜なプロダクトを作りたいと思っています. 続きを読む