17卒 本選考ES
リサーチ
17卒 | 早稲田大学 | 男性
-
Q.
学生時代に力を入れた学業(研究テーマ等)の具体的な内容と工夫した点を分かり易く ご回答ください。 400文字以下
-
A.
私は、「よりよい国民皆保険制度の実現」という研究目標を掲げて、国民皆保険制度を研究している。現在、国民皆保険制度には3つの問題がある。1つ目は、国民皆保険制度に入っていない国民がいる点である。2つ目は、本来必要な医療を受診できていない国民の存在である。3つ目は、70歳以上の国民に対して負担を軽減しすぎている点である。これらの問題に対し、私が考えた提言は3つある。1つ目の問題に対しては、国民皆保険制度に自動的に加入する仕組み作りである。2つ目の問題に対しては、低所得者の医療費の自己負担割合を下げることである。3つ目の問題に対しては、70歳を境に異なっている高額療養費制度の上限額を国民で一律にすることである。これらの提言を考える際に工夫した点は、現役世代や高齢者、行政といった様々な視点から問題を分析し、医療サービスの特殊性を踏まえながら、より多くの国民に理解してもらえる提言にしたことである。 続きを読む
-
Q.
学業以外(部活、サークル、アルバイト、趣味、資格取得等)で一番力をいれたことを 具体的にご回答ください。 400文字以下
-
A.
私は塾講師のアルバイトで、講師間の交流を増やし、業務の質向上に努めている。私は中学生の個別授業と他の講師の研修を任されているが、昨年末、受験への焦りなどから塾内がギスギスした雰囲気になった。私はこれでは生徒に悪影響になると考え、気分転換に懇親会開催を全体会議で提案したが、「そんな場合ではない」と否定された。しかし、私は「今の校舎には息抜きが必要」と考え諦めなかった。そこで、まず全体ではなく、個々にその趣旨と私の思いを伝えた。そして、気分転換をより意識してクリスマスパーティに変更した。その結果、趣旨への理解が広まり、20人が参加してパーティを行った。後日、当初反対した同僚から「普段の雰囲気に戻り、生徒に集中できるようになった」との言葉を貰えた。私はこの件で、重苦しい時こそ、思い切ってそれを忘れる瞬間を作ることが必要だと実感した。社会人になっても、常に組織が前向きになれるように努める。 続きを読む
-
Q.
シンクタンク業界の志望理由と、なぜその中で日本総研を志望したのかをご回答ください。 400文字以下
-
A.
私がシンクタンク業界を志望した理由は、新たなことを始めようとする企業・政府に対して、正しい情報を提供したいと考えたからである。現在、日本の企業は、グローバル社会に対応すべく、海外進出や事業の多角化を行っているが、その際に欠かせないことが、経済などが今後どのように変化するかという予測である。リサーチとして確かな情報発信をすることで、企業・政府が正確に将来を予測し、行動できる環境作りに寄与したい。そして、シンクタンク業界の中で貴社を志望した理由は、貴社が「次世代の国づくり」を掲げながら、政策提言を行っている点に共感したからである。2060年には高齢化率が40%になると予測される日本にとって、少子高齢化に対応した国家作りが急務になると私は考えている。貴社が掲げる「次世代の国づくり」のスローガンのもと、世界に例をみない速度で進行する高齢化の中でも、日本が活力を持てるような政策提言を行っていきたい。 続きを読む
-
Q.
時事問題で関心のあるテーマについて、ご自身の考えを教えてください。 800文字以下
-
A.
私が時事問題で関心のあるテーマは、ベンチャー企業・中小企業に対して、投資が増えていくのかということである。3月7日の日本経済新聞において、「ベンチャーファンド設立数がリーマン以降で最多になった」という記事があったが、こうしたベンチャー企業・中小企業への投資が今後も継続的に行われていき、将来的に日本を支えるような企業が育つことに繋がるのかということに興味を持っている。私がこのテーマに関心がある理由は、長い期間が経つと、シャープや東芝のような大企業でさえ低迷することがあるが、その時に新たな企業が台頭していくことが重要であると考えているからである。ベンチャー企業などが成長して経済を循環させることが、今後の日本経済において必要不可欠なのである。現在は、低金利などの影響でベンチャー企業に投資が行われているが、これが継続的に、かつ戦略的に行われなければ、ベンチャー企業などが成長していくことが難しいと考えられる。特に、今後さらには発展していくと予測されているIT産業は、技術が高度化しており、新規参入することは容易なことではない。3月10日の日本経済新聞において、「グーグル開発の人工知能が囲碁において、トップ棋士を破った」との記事があったが、2018年にはAIは「人間の脳を超える」と言われるほど、こういった分野は技術が高度化している。そのような中で、私は政府や金融機関、コンサルティング・ファームが、今後の社会で重要になると予測される業界に対して、長期的な目線を持って支援をしていく必要性を強く感じている。企業は個々の利益を追求することが当然であるが、それが同時に日本経済を活性化させる可能性があるのなら、リスクの高い融資や投資を行う覚悟を私は求めたい。日本の未来を支えるような企業を発見し、育てていくことが、日本の未来のために重要になっていると考えている。 続きを読む