- Q. 志望動機
- A.
パナソニックホールディングス株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2018卒パナソニックホールディングス株式会社のレポート
公開日:2017年12月7日
選考概要
- 年度
-
- 2018年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 技術職
投稿者
選考フロー
企業研究
パナソニックに大学のOB・OGがいる場合、2-3回ほどリクルーターによる会社説明会があります。リクルーターの方は親切な方が多く、リクルーターの方々からかなり多くの情報を聞き出せます。さらに、自分の研究分野に近い別のリクルーターなども紹介してもらえるので、その部署の話だけでなく、面接時の資料作成や志望動機などの添削をして頂く際にもそのリクルータの方に非常にお世話になりました。また、リクルーターの方々も自分たちの後輩だからという意識があるためか、会社のいいところ、悪い所を包み隠さず教えてくれました。私はリクルーターからの情報や意見がこの会社の企業研究で一番役に立ちました。また、会社のホームページにこれまでの研究成果がまとめられたpdfファイル(パナソニック技報というものがあり、半期に1回更新される)があり、自分の希望する部署に関わる研究をよく理解しておき、面接などでその話について質問できたりすると、当方もすごく嬉しそうにその詳細を教えてくれます。私は技術職で応募しましたが、同業他社(例えば日立製作所や三菱電機、SONYなど)とパナソニックがどう違うかなどまでは理解していませんでしたし、面接でも一切聞かれませんでした。それよりも自分の今あるスキルをパナソニックの今もっている技術やこれからやっていこうとしているビジネスにどう貢献、寄与できるかを具体的に述べられるかが重要であると感じました。
志望動機
私はこれまで機能性有機化合物を扱った基礎研究をしており、実際に自分の手で作った素材や製品で世界を驚かせ、豊かにしたいという夢をもつようになりました。この観点から、御社はエネルギー、自動車、家電といった幅広い分野で私たちの豊かな生活に大きく貢献しており、御社でなら私の広い研究背景を活かしながら、これまでにない革新的な材料、製品を生み出せると考え志望しました。現在、リチウムイオンバッテリーの蓄電容量は限界に近づき、更なる高容量化を志向した新規材料の研究開発が求められます。この課題解決には正極材、負極材、電解液、添加剤などの様々な電池構成素材の最適化の検討や、その詳細な考察が求められます。私は研究活動で培ってきた有機合成スキルと、分子の化学構造や電子状態などの微視的な視点からの考察力をそのフィールドで活かせると考えており、是非御社で広範に利用可能な次世代二次電池の開発を成功させたいと考えています。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2017年03月
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2017年03月
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2017年03月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
研究内容について/研究の中で、ご自身が独創性を発揮した部分を中心に具体的な取り組み内容について/学生時代(大学・大学院)に主に取り組んだことを3つ。併せて取り組みの比重(割合)も/自身の強みを簡潔に/自身の強みを表す学生時代(大学・大学院)の具体的なエピソード/組織やチーム(複数人での活動)などにおいて、あなたが新たに提案し実行した取組み等について/パナソニックでチャレンジしたい仕事あるいは実現したい夢について具体的に
ES対策で行ったこと
3月に行ったリクルーターによる会社説明会で連絡先を頂いたリクルーターの方に添削して頂いた。研究概要などのディスカッションもして頂き、非常に親切にして頂いた。
独自の選考 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
選考形式
技術プレゼン選考
選考の具体的な内容
後で知ったが、技術系のかなり上層の方2人と人事の方1人に紙媒体の資料を使い自分の研究概要を5分でプレゼンする。その後、30分ほど矢継ぎ早にその3人からの厳しい質問などに対応。人事的な質問は最後の3分ほどで、自分の趣味やこの会社でどんなことがしたいかなどを聞かれた。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
WEBテスト対策で行ったこと
就活サイトにある模試で勉強した。サイト内での偏差値などもでるのでいい指針になる。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語のみ
最終面接 通過
- 実施時期
- 2017年06月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事部長/技術部長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接であってもやはり技術プレゼンの後は厳しい質問もいくつかされました。しかし、ひとつひとつはきはきと論理的に説明することができたことが良かったと思いました。実際、質疑応答に自信をもってしっかり答えられますねとお褒めの言葉もいただいた。
面接の雰囲気
面接開始時に「是非弊社で研究開発の仕事に携わってください」との旨のお言葉を頂き、終始和やかな雰囲気で面接が進行した。
最終面接で聞かれた質問と回答
研究の中で力を入れて取り組んだ点と工夫した点を教えてください。
有機多孔質化合物の構造の解明に最も力を入れて取組みました。これまでは分子を扱う研究だったので、可溶な化合物であればNMRや単結晶X線構造解析で構造の解析ができましたが、多孔質化合物は溶媒には不溶なので新たな構造解析方法を学ぶ必要がありました。そこで、粉末X線回折による構造解析を他大学に学びに行きたいと提案し実際に学びに行きました。また、別の手法によるアプローチがないかを調べるため論文を100報以上読み漁り、実際に解決法を見出すこともできました。工夫した点については、お椀型化合物特有の不安定さを考慮した反応の開発をした点です。お椀型化合物は、その湾曲に由来する分子の歪みをもっているので、強酸で官能基変換するとお椀型構造を解消して平面型の分子に変換されてしまうことがありました。種々の測定により、推定される反応機構を考え、目的とする反応のみを起こすためにはルイス酸でも進行すると仮説を立て、検証した結果変換効率100%で目的物を得られました。
今の研究室を選んだ理由と、研究テーマをどのように決めたか。
自分が一番やりたいと思っていた有機機能化学を扱う研究を行っていたことが魅力に感じたからです。また、学部内で最も厳しい研究室と言われており、学年トップの学生が毎年その研究室に入ると聞いており、そのような先輩方とも切磋琢磨しながら研究をしたいと考えたからです。
研究テーマについてですが、研究資料でも少しお話しましたが、私が学部4年時に行っていた研究を機能材料分野に応用させたいと考え、自ら先生方に提案し、今のテーマとなりました。知的好奇心が旺盛で、当時は自分の研究分野の論文の他に、機能性有機多孔質材料や人工光合成の分野の論文も読んでいました。そうしているうちに、自分が作った分子、確立した反応を応用してそれらの分野に応用展開したいと考えて、分子設計なども考え先生方を納得させました。人工光合成に繋がる研究の方は、現在後輩が行なっています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
自由応募で受けたが、リクルーター推薦証を提出してほしいと言われた。しかしすぐにではなく、2週間ほど猶予が設けられていた。
内定に必要なことは何だと思うか
この会社に内定をもらうにはまずリクルーターとの接触が非常に大切だと思いました。特にESの添削などは5往復くらいして頂きましたし、研究概要のプレゼン資料も5往復もして頂きました。また選考前後には電話もして頂き、情報共有もしてくれます。企業研究もOB訪問も面接対策も何でもしてくれるのがリクルーターなので積極的に接触していい話、悪い話をたくさん聞ければもう内定はすぐそこまで来ていると思います。面接においても技術プレゼンの質疑応答のみ少しピリッとしますがそれ以外は笑いアリの穏やかな面接ですので気負わずに臨むのも大事です。さすが大阪の風土が染みついているなと思いました。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
一番は、自分の研究を深く理解し、あらゆる質問に対しても論理的にはきはきと自分の考えを述べられる点が非常に重要になってくると思います。また、大学の研究は基礎研究が多いですが、面接では「それはどういったビジネスに繋がるの」平気で聞いてきます。なので、大学レベルでの応用ではなく、コストやはフォーマンスを考えたうえでどう社会に貢献できるかをスケールが大きな話までできることが大事だと思いました。
内定したからこそ分かる選考の注意点
リクルーター面談に通ると技術懇談会という選考に繋がります。これは事実上最終面接同様の重要度であり、倍率も数十倍あるそうです。内容もかなりハードで技術系のトップの方二人が矢継ぎ早に質問をしてきます。かなり頭の切れる方達なので正直精神的に疲れますが、面接ではないと考えれば非常に身になるディスカッションです。気負いをせず学会でのディスカッションと同様の気持ちで臨んでください。人事質問はほとんどありません。これに通れば、あとは形式的に行う最終面接だけです。
内定後、社員や人事からのフォロー
関東の内定者で懇親会を行なったり、非公式で若手社員主催で都内散策を兼ねたレク大会なども開催して頂き内定者や若手社員と仲良くなれました。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 20代の成長環境
- 会社のブランド・知名度
- 社員の魅力・実力
- 福利厚生・手当・働きやすさ
- 会社の規模
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
- 給料・待遇
入社を迷った企業
信越化学工業株式会社
迷った会社と比較してパナソニックホールディングス株式会社に入社を決めた理由
大企業であるという点が一番大きかったです。この企業なら幅広い製品群の幅広い素材の研究開発に携れるという点が非常に魅力的でした。信越化学も海外進出が目覚ましくこれからもっと伸びる会社という印象でしたが、やはり自分がどのような仕事に携わっていきたいかを重視した結果、パナソニックを選びました。またパナソニックの掲げる「全てのモビリティーからの排出ガスゼロへ」という壮大なチャレンジに自分も関わり、生活に革新を与えたいと考えたのもパナソニックを選んだ理由です。
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パナソニックホールディングスの 会社情報
会社名 | パナソニックホールディングス株式会社 |
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フリガナ | パナソニックホールディングス |
設立日 | 1935年12月 |
資本金 | 2587億円 |
従業員数 | 229,183人 |
売上高 | 8兆4964億2000万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 楠見雄規 |
本社所在地 | 〒571-0050 大阪府門真市大字門真1006番地 |
平均年齢 | 43.7歳 |
平均給与 | 930万円 |
電話番号 | 06-6908-1121 |
URL | https://holdings.panasonic/jp/ |
採用URL | https://holdings.panasonic/jp/corporate/careers.html |