22卒 本選考ES
研究職
22卒 | 東京大学大学院 | 女性
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Q.
キリンホールディングスには、グループ全社員が大切にしている価値観「熱意・誠意・多様性」があります。 上記を踏まえて、あなたがこれまでの人生の中で、本気でチャレンジしたエピソードを一つ、教えてください。
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A.
初対面の仲間と新しい音楽団体を立ち上げました。大学やサークルの枠を超えて様々なバックグラウンドを持つ仲間と演奏したいと考えたためです。人脈を駆使して6大学13名のメンバーを集めたのですが、なかなか打ち解けられず率直な意見交換ができないという課題がありました。そこで持ち前の傾聴力を生かし、2つのことに取り組みました。【1人1人に対する音楽観のヒアリング】【長所を全体で共有し短所を補い合うような役割分担】です。価値観が異なるからこそ、小さな声も丁寧に拾い上げ、時に他の人を説得し、皆が納得できる選択を重ねました。その結果、曲の解釈や表現のこだわりを互いに共有しながら切磋琢磨できるチームとなり、演奏会を聴きに来てくれた友人からも、曲ごとに異なる色があり飽きずに楽しめたと言われました。この経験から、個々の価値観を活かし、多様な個性を発揮できるチームは他者とは異なる魅力を感じさせることを実感しました。 続きを読む
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Q.
上記(1)の経験で「あなたなりのリーダーシップ」を発揮したポイントを教えてください。 ※リーダーとは役職を指すわけではありません
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A.
複数のアイデアが上がった際、対立が起きないよう2種類の「共感力」を発揮しました。それは、「同情」と「相手の思考を客観的に分析する力」です。 1点目に、まずは相手に同情し、相手の考えを理解し受け入れた旨を伝えることが重要だと考えています。相手の考えの中で良いと思った点を述べた上で自分の考えを表明することで、相手も歩み寄りの姿勢を見せてくれて、話し合いを円滑に進めることができました。 2点目に、相手がなぜそう思ったか、どんなメリットがあるのかを相手の立場に立って考えることを意識しました。これにより、意見が食い違っている点が明確になり、要点を整理することで解決への道筋をつけることができました。 続きを読む
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Q.
現在取り組んでいる研究内容と、その研究において力を入れて取り組んでいることについて教えてください。
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A.
発癌に関与する遺伝子の機能解析を行っています。多くの癌は、〇〇が異常に活性化することで発癌することが知られており、私は〇〇の下流で発現が下がる遺伝子Aに着目しています。先行研究で遺伝子Aは〇〇を誘導すると示されていますが発癌との関連は不明です。私はこれまでに遺伝子Aの発現機構を解明し、タンパク質Aがミトコンドリアに局在することを示しました。このことから〇〇が異常に活性化した際にタンパク質Aが減少し、ミトコンドリア異常を引き起こし、発癌を誘導するのではないかと仮定しています。 現在は、タンパク質Aが他のタンパク質と相互作用をするのか、また、ミトコンドリア機能や発癌に寄与するのかを探っています。タンパク質Aに癌抑制効果あれば、将来は抗癌剤に応用できると期待しています。ミトコンドリアを標的とした薬剤は薬剤耐性を克服できるため、薬物療法の可能性が広がると考えています。 続きを読む
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Q.
キリングループで、どのようなことにチャレンジしたいですか?
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A.
癌を予防する飲料の開発に携わりたいです。私は叔父を癌で亡くした経験から、発癌メカニズムに興味を持ち研究を進めてきました。その中で、癌治療の難しさを痛感し、癌を予防することの重要性に気づきました。発癌には生活習慣が大きく寄与するにも関わらず、健常者が日常で癌予防を意識する機会は少ないと感じます。そこで、身近な飲料に癌予防効果をプラスして健康意識を高め、一人でも多くの人が一日でも長く笑顔で過ごせる世界をつくりたいです。 続きを読む