【知的財産の議論、新たな価値】【20卒】ソニーグループの冬インターン体験記（文系/オープンハウス 知的財産(ライセンス)）No.8599（慶應義塾大学/男性）（2020/1/31公開）

知的財産の分野は大学でも学んでいおり、もともと興味があったから。また、ソニーの数ある部署の中で知的財産やライセンスに特化した部署がどのようにソニーの製品に価値を付け、現在あるようなブランド力をつけてきたのかその背景が個人的に気になったから。

知的財産における知識や電機メーカーなどが過去に絡んだ判例などを参照して事前インプットをしていた。またソニーの製品群は過去から最新のものまで、常にチェックしていた。

過去にあった事例を踏まえ、二手に分かれて模擬裁判のような形で議論する。

1日目にやったこと

前半は当部署の概要や、普段どのような業務に携わっているのかを懇切丁寧にレクチャーしてくださった。後半は前述の与えられたテーマのもと、チーム内での主張を固め、その後、模擬裁判のような形でチーム同士で議論をする。それぞれの立場を明らかにしつつ、互いの妥協点を探り一つの結論に導いていった。その後は社員懇親会のような時間があり、自由に質問等交流することができた。

なし

自分は他の学生と比べて武器にできるほど知的財産には詳しくなかったので、自分の強みを活かそうという方向にシフトした。特に、議論が行き詰まった時に逐一テーマを確認するような方向に導いたり、結論を出すために主張をまとめたりする役割を担当し、それを高く評価してくださった。他にも主張のなかで自身の利益だけを考えるのではなく、妥協点を探して両者の利益を考えつつ、相手方に納得してもらえるような議論の組み立て方をすると良いとおっしゃっていた。

学生の中には知的財産をゼミの研究分野にするほど詳しい方もおり、彼らについていくのがかなり大変だった。また、今回のインターンシップで行った模擬裁判のような形式も、すでにやり慣れている学生が多く、その中で自分のバリューを出すためにはどうすれば良いか必死で工夫した。

今回のような自分が詳しい分野でなくとも、出方次第では活躍し、議論を良い方向に持っていけるということがわかった。そういう意味でチーム内での役割付けは大事だと思ったし、アイスブレイクの時間などで個人の特徴などを把握しないといけないと思った。これは就活に限らず、社会でも必要な能力だと思ったので、今後も大切にしたいと思った。
インターン全体を通して、同じ会社の社員さんでも雰囲気が部署によって大きく変わることが分かった。それゆえに、当社は部署ごとの採用をしており、各分野でスペシャリストを育成しているのだと気付いた。

当分野における前提知識が他の学生と比べたら少なすぎたので、大学の授業だけではなく、もっと判例や論文を見たりと、事前に勉強しておけばよかったと思った。

当社で働くイメージは以前よりついていたが、前述のように部署によって社員さんや社内の雰囲気が大きく変わることに今回気付いた。というのも、別日で参加した当社の別部署のインターンと比較すると、大きく雰囲気が違っており、その時に感じた相性の良さは今回あまり感じられなかった。そのため、やりたいことや興味分野というより以前に、当部署との相性はあまりよくないと感じた。

当社は受験予定だったが、今回の部署は受験しなかった。理由としては相性があまりよくなかったということと、一つの部署しか受験できず、当部署よりは、セールス/マーケティング部署を受験したいと思っていたから。個人的には興味分野でありつつも、働くイメージが湧かなかったので、おそらく受験しても内定は出ないと思った。

当部署に対する志望度は上がらなかった。理由としては、参加を経てあまり相性が良くなかったことと、他部署を第一志望に据えていたから。今回のインターンシップを経て、部署を改めて一本に絞って集中的に対策をしたいと思ったので、むしろこの企業に対する志望度自体はより上がったと思う。

今回のインターンシップでは割と実践的なことをやるので、業務に対するイメージはつきやすいし、社員さんとの距離感も近いので、なんでも自由に質問できる雰囲気だった。本選考でもこの経験は有効活用できると思われる。

インターンシップ参加前は日系のメーカーを中心に見ていた。中でもグローバルに商品やサービスを展開しており、世界で見ても高いブランド力を誇る企業を特に見ていた。というのも、日本の強みである高い製造技術や高品質な製品をもっと世界中に広げていきたいと考えており、日本のプレゼンスを向上させることに人生を捧げたいと思っていたから。

志望企業ならびに志望業界の変化は特になかった。というよりはよりこの企業に入りたいと思えた。当社は3年に一度部署移動をすることができる制度を取り入れており、もし仮に他の部署に入った時に、自分の希望次第でこの部署に関わることもできるので、自身のキャリアパスを柔軟に選択できるという点ではより志望度は高まった。