18卒 本選考ES
技術職
18卒 | 総合研究大学院大学 | 男性
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Q.
あなたが学生時代に直面した困難な経験は何ですか。困難を乗り越えるために「どうしたか」を、自身の想いなども踏まえて入力してください。
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A.
「望遠鏡の製作所に住み込みで働き、職人の方に必死に食らいついて製作技術を学んだ」ことです。大学に設置される望遠鏡の組み上げを個人の製作所が担っており、私は3週間住み込んで、その組み上げ作業に携わりました。職人の方から望遠鏡の製作技術を少しでも学び取りたいという思いから作業のお手伝いをしたのですが、工具の名称も覚えたての私は職人の方が必要な道具が分からず、作業を滞らせてしまい何度も厳しい指導を受けました。その中で「相手の作業の次の手順を読みなさい」と指導を頂き、私は作業の流れを理解すべく、職人の方の動作を逐一観察するよう心掛けました。また作業後や合間を見計らっては工具の名称や保管している位置を勉強し続けたところ、次第に職人の方と適確に作業出来るようになり、最終日には「○○君がいなければ望遠鏡は完成しなかった」とお褒めの言葉を頂くまでになりました。 3週間かけて実践的に望遠鏡の構造や工具の使用法を学んだことで、望遠鏡が設置された際には先生から望遠鏡の調整を任されるようになりました。この経験から、共同作業をする際は相手を思いやり、何をすべきか自発的に考えることが重要だと学びました。 続きを読む
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Q.
学生生活において、最も力を入れて取り組んだ学問・研究テーマは何ですか。その具体的な内容や、どのように取り組んだかについて入力してください。
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A.
私は分光器の開発を行っています。分光とは光を色ごとに分け、どの色をどのくらい含むかを調べるためのもので、天文学では天体の性質を詳しく調べるために使われます。従来の分光器は天体の光を数%しか分光できない低効率なものでしたが、開発中の新しい分光器は効率が50%近くにまで達する見込みです。現在この分光器の組上げを行っていますが、何枚も組み合わせた鏡のそれぞれの傾きを、1万分の1ミリの精度で調整しなければなりませんでした。そこで試作の前に指導教員にお願いして別用途の分光器の立ち上げを手伝うことで光学系の具体的な扱い方を学びました。それを踏まえて、試作する際は光学系全体で調整するように考えるのではなく、光が装置に入って分光されるまでの道筋をたどりながら、部分ごとに考えて調整するようにして光学系を作り上げました。 続きを読む
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Q.
あなたが二輪研究開発を通して、成し遂げたいことは何ですか。成し遂げる場として、Hondaを志望する理由もあわせて教えてください。
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A.
私が成し遂げたいのは「世界で一番安全なバイクを作ること」です。特に、事故を予防する意味での「安全」を究めたいと考えています。大学生になってバイクに乗ろうと考えた際、親に「死なないように気を付けて」と言われました。気になって交通事故の統計を調べたところ、二輪の事故による死亡率は他の交通手段に比べ格段に高い事実を知りました。しかしバイクに乗り始めて、乗り物と一体になり風を切る楽しさに惹かれ、多くの人がこの楽しさを安全に共有できるようでありたい、と考えるようになりました。 これを成し遂げるために、例えばバイクがレーダーで走行先の地形を取得したり、バイク同士が走行情報を共有したりと、情報をもとに事故要因になりそうな箇所を割り出し、回避できるようなシステムを将来に構築したいと考えました。そんな中、貴社のHonda riding assistを知り、「バイクは倒れるもの」という常識を打ち破ったことに驚きました。高い技術力を持ちながら、常に挑戦しそれを具現化できる貴社でこそ、より安全なバイクを作ることができると確信しました。貴社に入社して、人々が安全にツーリングを楽しめるようなバイクを作りたいです。 続きを読む
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Q.
前問で記述したことを実現するために、あなたが取り組んできた学問・研究テーマ、そこで得たものをどのように活かしていきたいか具体的に教えてください。
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A.
私は研究を通して、図面ソフトを用いて光学系の設計を行い、実際に光学系を組み立てて評価するというものづくりの経験を経てきました。この経験は対象が二輪になっても、設計・試作・検討という開発プロセスを進めるうえで活かされるものと考えています。また研究では海外のプロジェクトメンバーと研究の目標についてやり取りするなど、他者と議論しながら問題を解決していく能力を培ってきました。そして研究を進めていく中で論理的な思考能力を鍛えており、これらを貴社のワイガヤ文化の中で、建設的に議論し、新たな発想を生み出す能力として活かしたいと考えています。入社後は二輪の専門知識をいち早く吸収し、このようなスキルを活かして二輪制御技術の開発に貢献していきたいです。 続きを読む