22卒 インターンES
技術職
22卒 | 京都大学大学院 | 男性
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Q.
何を専門にどのような研究をしていますか。 または、学業で主に取り組んでいる内容は何ですか。
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A.
私はディーゼル機関の燃料噴射の数値解析について研究しております.ディーゼルエンジンはガソリンエンジンやガスタービンなどと比較し,熱効率が高く,経済性に優れています.この特長からディーゼルエンジンは発電機や輸送機器などに広く使われています.ディーゼルエンジンの熱効率をいっそう向上させるためには,燃料を急速に燃焼させつつ,ピストン壁面への熱移動を抑制させる必要があります.これを実現するためにシリンダー内に噴射された燃料の壁面付近における速度分布,および燃焼時の壁面の温度分布の詳細を明らかにすることが重要です. シリンダー内での燃焼は瞬間的に発生し、実験では経時的な温度や流速などのパラメータを測定するのは困難です.そこで,流体の挙動や熱の移動を表す方程式をプログラミングのコードで表し,数値流体解析(CFD)を用いることで熱の移動をシミュレーションします.また,CFDの中でもラージエディシミュレーション(LES)と呼ばれる手法を用いることで,今までよりも高精度なシミュレーションを目指します.さらに実機での実験結果などを参考に計算結果を考察し,熱移動の詳細を明らかにする研究を行っています. 続きを読む
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Q.
そのテーマに取り組んだ理由を教えてください
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A.
私は社会に出てからも扱う可能性が高いプログラミングにある程度慣れるために,前述した研究テーマを選択しました. 私は内燃機関に興味があり現在所属している燃焼動力工学研究室に参加しましたが,研究テーマは実験をするものが多数を占め,プログラミングを用いる数値シミュレーションは少数でした.学部での講義から私にはプログラミングは不得手であると感じ,当初は実験を主に行うテーマを所望していました.しかし,内燃機関そのものは今後活躍の場を狭めると感じ,できるだけ研究を通して得られる知見が他分野にも活かせるテーマを選びたいとも感じました.そこで研究を通して汎用性の高いプログラミングに少しでも慣れるべきと考え,本研究テーマを選択しました.私は未だにプログラミングには慣れないことも多く,苦労が絶えませんが,目標通り自分にとって不得手なプログラミングを克服できるよう邁進したいと考えております. 続きを読む
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Q.
上記の中で、自分で工夫したことは何ですか
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A.
工夫していることは大きく二つあります.一つはコードを書くときに自分以外の人から見ても分かり易いコードを書くようにしています.具体的にはコメント文を多用することや,多少計算時間が余計にかかっても,変数が何を示しているかを解かり易いよう設定することを心がけています.これにより後から自分が見返し易くもなります. 二つ目はグラフの描写やデータの整理など,プログラミング上で自動化できるものは可能である限り自動化することを心がけています.これにより自分自身のプログラミングする機会を増やし,能力向上を目指します.また,自動化により空いた時間を有意義に活用することで研究活動の効率化を図ります. 続きを読む
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Q.
パナソニックのインターンシップで挑戦したいことを教えてください。
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A.
私は専門分野以外の業務の中で,これまで自主的に学んできた電池の知識や,講義や研究の中で学んできた機械工学的知見がどれほど活かせるか挑戦するつもりです.特に電池に対しては人一倍興味を持っており,機械課出身の私に出来ることを見つけたいと考えています.また,業務をする上で私にとって足りない力を本インターンシップを通して把握し,就職し実際に働き始めるまでに出来る限り身に付けたいと考えています. 続きを読む
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Q.
パナソニックのインターンシップに期待することを教えてください。
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A.
私は本インターンシップが,前述した「インターンシップで挑戦したいこと」が実現できるような,実際の製品設計がどのようなものなのかを体験出来るプログラムであることを期待します.具体的には,御社の社員の方々と実際にやり取りをして自分自身もプログラムに参加し,開発の過程がどのように進むのかや,職場の雰囲気や緊張感を可能な限り実際に近い形で体感できれば幸いです. 続きを読む