【未来を切り拓くIT挑戦】【18卒】野村総合研究所の冬インターン体験記（理系/ITコンサルタント）No.2660（首都大学東京大学院/男性）（2018/4/6公開）

ITベンダーやITコンサルに就職する人が私の周りに多く、先輩がいく会社なら面白いのではないかと思い、参加を決めた。野村総研は、ITコンサルの中でも最大手であり、業務理解や業界理解には最適だと思っていた。

実は、NRIは3日間のインターンがあるのだが、そちらは落ちてしまってどうしようかと思っていたところ、1dayの誘いが来たので参加できた。特に選考はなく抽選で決まる。

ITシステムを用いて、新規事業を考える。

1日目にやったこと

インターン課題はITシステムを使ってある企業のコンサルティングをするというものだった。そのあと、社員さんと座談会をして採用面接のことや業務、キャリアについて話しあった。

金融システム担当の社員

不明

社員からは、まず物事の優先順位を考えることが重要だとフィードバックをもらった。解決しなければならないことは、議論すればするほど出てくるが、全てを解決するのは不可能なので、影響が大きいものに投資すべきだという話であった。

ITシステムの具体的な内容を決定するのが難しかった。問題点を洗い出し、重要そうなものを既存のIT技術で何か解決できないか考えていても、班内で意見がうまくまとまらず、時間がギリギリになってしまい、発表間近になり「えいや！」ってやってしまったので、良くない進め方だったと思う。

自分にはコンサルティングの適性がないということがはっきりわかるインターンで会ったので、本選考では受けないことを決める判断材料になった。問題点の洗い出しやITシステムの解決策をチームで議論しなければならないが、自分はあまり好きじゃないし続けられそうにないと感じた。

Sierの仕事を調べておくと良いと思う。Sierは、学生には縁がない仕事なので、初めてインターンをすると何をして良いか分からなくなると思う。

上述の通り、自分はこのITコンサルの仕事に適性がないと判断したので、仕事をしている姿は想像できなかった。もともと、何かの問題点を見つけることや分析することは好きなのだが、チームみんなで議論をしたり、計画的に物事を進めていくのが苦手なので、この仕事で食っていくのはかなり厳しいと思った。

1dayのインターンシップだったので、このインターンだけで内定を出すには短すぎると思ったため。業務遂行能力はある程度推察はできるかもしれないが、ポテンシャルを見て採用するのであれば、もう少し長い期間働かせて、NRIでの働き方に近い状況を作る必要があると思う。

志望度が下がった理由は、自分にはITコンサルの仕事が向いていないと考えたため。社員に適性について聞くと、向いていない人は数年で転職するとのことであった。そこで、適性はどうやって測るか聞いたところ、「この仕事を楽しいと思うかどうかは必要条件だ」と言われ、私はやはり向いていないと思った。

インターンシップ参加により、業務内容を詳しく話すことができるようになると思うので、非参加者よりも説得力を持って話すことができると思う。ただ、「インターンに参加しているにも関わらず、あまり学んでいないな」と評価されれば、落とされることもあると思う。

金融やITを漠然と考えており、大和証券やみずほ証券、日本生命、損保ジャパン、NTTデータ、アクセンチュア、日本総研、などを考えていた。金融であれば、大和は新人の教育に力を入れているし、福利厚生も整っていると思い、第一志望であった。ITであれば、アクセンチュアが給料もよく幅広い業界に携われるので、志望度が高い企業であった。

このインターンを通して、ITコンサルやITベンダーの会社は本選考では受けないことを固く決めた。本選考では、NRIや日本総研、NTTデータなどは受けず、IT企業の中でも専門職を受けようと考えていた。金融は、アクチュアリーやクオンツなど数理専門職の方が自分には合っていると思い、そのような業種を受けていた。