【感動と挑戦、信頼と未来】【21卒】ソニーグループのセールス&マーケティングの面接の質問がわかる本選考体験記 No.11415（慶應義塾大学/男性）（2021/1/25公開）

SPI対策本（青本）を３周し、定番問題は即答できるようにした。

SPI方式の言語、非言語、性格診断。問題は簡易。

面接の余った時間に、実際に家電量販店に訪れ、自分が考えるルートセールスの課題、及び解決策について話したところ、評価をいただいた。正解がない問題に恐れず、自分の考えを言語化し、述べることが大切である。

圧迫感はないが、反応が薄かったため、手応えを感じられなかった。なお、コロナの影響で最終面接までオンライン面接だった。

注目しているサービス・プロダクトについて教えてください。

御社のVISION-Sです。当プロダクトはCES 2020で発表されたもので、私は日経新聞で初めて存在を知りました。IoTの普及により自動車とインターネットが繋がる時代が到来しつつあり、各自動車メーカーはEV搭載の新型車の投入を発表しています。その中で、高度な運転支援を可能にするセンサーや独自の立体音響技術が搭載された当プロダクトの発表は、新たな市場で消費者に付加価値を与えようとする貴社の挑戦的な姿勢を感じたため、非常に注目しています。また、御社の企業HPでプロダクトについてのページに記載されていた「車の中がリビングルームになる」、といったようなキャッチフレーズに近未来感を感じとり、ワクワクしたことを覚えています。

あなたが専攻しているゼミを選んだきっかけについて教えてください。

私は、「消費者行動論」という、消費者の心理的側面からマーケティング戦略を考える学問のゼミを専攻しています。きっかけとしては、大学1年時に受講していた商業学があります。元々今在籍している学部に興味があったわけではないのですが、商業学の講義で、ブランドロゴの色覚効果や、スーパーマーケットの商品配置位置によって消費者の商品購買意欲が変わるといったことを学び、そこから消費者側に影響を与えるマーケティング、消費者行動論を深く学びたいと考えるようになりました。また、私のゼミは活動数が他のゼミと少なく、サークル・アルバイト・学業を満遍なく両立させたい自分にとって最も理想的であるため、今のゼミを選択しました。

ガクチカで得た経験がS&Mとマッチしていることが評価されているのではないあろうか。また、逆質問の時間で海外に抵抗がないことをアピールしたことも選考通過の要因であると思う。

面接の雰囲気についてはほとんど同様であった。1次はソニーについての質問が多かったが、2次ではガクチカについての深堀中心だった。

学生時代に力を入れたことをS&Mでどう活かしたいですか。

私はアルバイトの経験の中で、「チームでの目標達成には信頼関係の構築が必要である」ことを学びました。これは社会人になるにあたり当然必要であることで、御社のS&Mでも同様です。例えば御社のセールスはルート営業が基本スタイルで、家電量販店に製品の展示方法や位置を指示しますが、こちら側のビジョンと、相手側のビジョンに食い違いがないように、業務の域を超えたコミュニケーションによる信頼関係が大切になると考えます。また、マーケティングは事業の司令塔となり、同じ部門の社員だけでなくセールス・研究開発者・経営層とも横断的なコミュニケーションが必要で、こちらも内部での信頼関係が大切になります。まだまだ学生レベルですが、学生時代に得た学びを御社で発揮し、飛躍させていきたいです。

あなたはソニーで何を成し遂げたいですか？

「ソニー」を世界No.1にすることです。中学生でオーストラリアに短期留学した際、ホストファミリーの家に御社のPlayStation2が置いてありました。この時、自分の国の企業の製品が、海を越えて使われていることに深く感動したことを覚えています。現在、テンセントやハイセンス等、テレビを中心に中国製品が世界でシェアを広げ始めていることは御社にとっても脅威です。しかし、独自のマーケティング戦略でV字回復を果たした御社は、まだまだ世界シェアを獲得できると考えます。そこに関与すべく、私はS&Mで現場でのマーケティングスキルや、特定製品のマーケティング領域に携わったのち、国外で売上を伸ばす施作に取り組みたいと考えています。

面接時間の半分以上が逆質問で、ここでイエスノーで完結するような稚拙な質問をしてしまったことが落選要素だと思われる。

例年通りならばジョブマッチングは3次が最終である。質問内容は平易だった。しかし、内定者は英語の質問があるが、自分の場合されなかったので「落ちた」と思った。

ゼミではどのような研究を行いましたか。

購買に際するSNSでの情報収集に関する研究を行いました。SNSによる情報収集の中で、Twitterにおける情報収集にフォーカスをあて、そこで得られる情報に対する消費者の反応に有意な差があるかを調べることが目的です。そして、購買意欲を従属変数、ツイート内の画像の有無、いいねの数の多少、リツイートの有無を要因とし、分散分析を行ったところ、どの要因も統計的に優位にはなりませんでしたが、画像の有無と、リツイートの有無に交互作用が認められたため、下位検定を行ったところ、ツイート内に画像がない場合に、リツイートの有無による有意差がみられた。これにより、SNS上のマーケティングにおける拡散の重要性を示すとともに、1ツイートのもたらす情報の可能性に新たな一石を投じました。

なぜ、S&Mを志望しますか。

私はセールスからマーケティングに携わりたいというキャリアプランがあるからです。ゼミのな中で、消費者の心理的側面からマーケティング戦略を考える学問を専攻していて、ここで実際にマーケターとしての広告戦略や、販売戦略を行ってみたいと考えていました。しかし、机上のマーケティングとビジネスのマーケティングは違います。私は営業経験もなしにマーケティング戦略を考えるのは無理だと考えていて、まずは現場で販売スキルや消費者のニーズをダイレクトに知りたいという思いに至りました。この時、御社のOB訪問の際、営業2年間の経験からマーケティングに移動するというS&Mのキャリアプランを聞き、自分にとって理想のキャリアプランを歩めると思い、御社のS&Mを志望するに至りました。