21卒 インターンES
総合職
21卒 | 北海道大学 | 男性
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Q.
自分が関心あるテーマに関して自由にお書きください
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A.
取り残される離島「北海道」 私の関心があるテーマは「なぜ北海道大学における道内占有率が下がってきているのか」ということである。このテーマに関心を寄せた理由は塾講師をやっていて北海道の教育の「異様さ」に気づいたからである。具体的な考察に入る前に私の経歴について少し触れる。私は札幌で生まれ地元の公立の小学校、中学校へ通っていた。そして高校は道内2位の進学校であり、北海道大学進学数日本一を誇る○○高等学校へ進学した。そして北海道大学法学部に現役で入学するに至った。北海道の高校は「東西南北」と称される高校が圧倒的な北大、道外難関大学のシェアを勝ち取っていて、その下に位置している高校は北大進学数を伸ばせずにいる背景がある。では、なぜ北海道の高校生が本州の高校生に負けて北大の道内シェアを勝ち取れなくなってきているのか。その理由は学生をまるで北海道のために人生を捧げるよう設計された教育システムである。北海道の公立中学校は内申制度が設けられている。この内申制度は中学校の成績によって点数が決まり、公立高校の受験をする際に当日の試験の点数より、内申点が高く反映される。一見この制度は三年間の努力を反映するものに見えるが、判断基準は各教員の裁量に委ねられており、各学校によって判断基準が異なる不公正なものである。つまり教員が絶対的な影響力をもってしまうのである。これは教員を選ぶことのできない生徒にとっては酷なシステムであり、学校に従わなければいけないという強制力を生み出してしまう。内申点が足りず、実力のある生徒が進学校に合格できなかった生徒を何度も見てきた。そして高校によって教育レベルにかなり差があり、上位大学への進学実績が低い高校こそ中学までの「教員ファースト」な教育を踏襲する傾向にある。そしてその教員は北海道教育を受けており、まさに北海道教育の思想が強く根付いている。これが、北海道の教育が遅れる原因であると私は考える。 続きを読む