【未経験からの挑戦】【21卒】ＳＣＳＫの冬インターン体験記（文系/総合職）No.10003（一橋大学/女性）（2020/6/29公開）

SIer業界に興味を持っていたことが一番の大きな理由です。文系ですがITの将来性に魅力を感じていたこと、転勤が少ないこと、から業界を志望していました。SIerのインターンシップの中でも、システム開発を体験できる経験がなかなかできないと感じたため、参加してみたいと思いました。

集団面接前のクレペリンが合否に大きく影響するそうですが、集中する以外に対策は特にないと思います。集団面接は明るくはきはき話せれば大丈夫です。

顧客企業の要望を踏まえたアプリケーション開発

1日目にやったこと

1日目はSCRATCHという小学校高学年以上を対象とするプログラミングソフトの使い方を教わった。その後、担当する架空の顧客企業から要望を聞き、ニーズを満たすアプリケーションの設計書を書いた。設計書が承認されると実際にプログラミングでシステム開発に取り組み始めた。

2日目にやったこと

引き続きアプリケーションの開発に取り組み、午後は各班が作成したアプリケーションの動作内容をプレゼンした。途中で、人事の方に選考の集団面接のフィードバックをいただくことができる。

3日目にやったこと

3日目は、2日間のインターンシップの1ヶ月後に行われた。会社のこだわりや事例紹介をかなりたくさん説明いただいた。また、社員の方との座談会で質問する機会があった。座学がメインの3日目だった。

学生

クリアファイル

アプリケーション開発の時間が非常に短く、間に合わない危険性があったため、「自由に時間を使っていいよ」と言われていた昼休みに作業を進めていました。しかし、プレゼン後に「自由にしていいとは言ったけど、そこで作業するのはおかしい、休むときは休むことができるかを試していた」と言われました。

全く触ったことのないプログラミングソフトでアプリケーション開発をしなければならないにも関わらず、作成時間が極端に短かったことに苦労しました。メリハリのある仕事のスタイル、働き方改革を重視しているため、残業は厳しく禁止されており、もどかしさを強く感じました。

小学校高学年以上を対象としたプログラミングソフトを使用しているとは言え、本格的にシステム開発を学ぶアプリケーション開発だったため、手を動かして体験できたことは貴重な経験でした。プログラミングだけでなく、要件定義や保守運用でも論理性が最重要であると学びました。

プログラミングの構文がどういう仕組みになっているのか、基礎知識がなければ時間内に課題を終わらせることはできないと感じたため、予習をおすすめします。

ワークライフバランスを重視している企業文化は魅力であるものの、残業ができない辛さを感じたからです。特に、なかなか業務が馴染めない若手のうちは残業することで仕事が間に合う仕事量であってもできない、でも間に合わせなさいという理不尽な要求がくると社員の方もおっしゃっていました。やらなければいけない仕事を放置するしかできない企業文化に自分は合わないと感じました。

理系院生に比べて文系の自分の専門性が足りないこと、また文系は営業やコーポレートの配属が多いこと、一方で自分はSEに興味があることから、面接で追及される可能性が高いと感じたからです。また、推薦で入る人が多かったですが、自分は推薦を使いたくなかっため、選考時期が遅れることも懸念点でした。

時間をかけてコツコツと妥協せずに取り組む自分の性格が、残業が許されず限られた時間で要領よく終わらせることが求められる企業文化に合わないと感じたからです。また、一般選考が6月以降であり他社の選考が終わっていること、SEになれる可能性が低く、一度営業やコーポレートの配属となると生涯その部門が多いことから、志望度は下がりました。

インターンシップに参加すると、3月下旬に推薦の第一次募集、続いて推薦の二次募集に応募することができるらしいです。推薦で合格した場合は必ず入社しなければなりません。他社と少しでも迷っているならば、6月にエントリーシートの提出がはじまる一般エントリーとなり、優遇はありません。

第一志望業界として不動産デベロッパー、私鉄を志望していました。企業としては三菱地所、東京建物、森ビル、NTT都市開発、小田急電鉄、京王電鉄を考えていました。これらの企業は採用人数が少ないため、リスクヘッジとして採用人数が多く転勤の可能性が低いSIerを第二志望業界として考えていました。NTTデータ、日鉄ソリューションズ、電通国際情報サービスなどです。

第二志望の業界としてSIerを考えていることに変わりはありませんでしたが、志望企業の順位は変わりました。ワークライフバランスを大切にしたいと考えていたため、SCSKはNTTデータと並んで強く志望していましたが、残業が規制されることの辛さと配属リスク、選考時期の遅さから本選考のエントリーをやめました。