【未来を拓くiToFセンサー】【21卒】ソニーグループの冬インターン体験記（理系/研究開発）No.11684（東京大学大学院/男性）（2020/11/17公開）

日立の研究開発と比較したいと思い、参加しました。ハードの分野ではソニーのイメージセンサーは世界の中でも高いシェアを誇っており、その開発現場を体験したいと思っていました。また、実際にソニーはインターンでの評価が良いと内定にも繋がる話を聞いたことがあり、就職活動をうまく運ぶためにも参加しました。

自分の研究をわかりやすく伝えられるように工夫しました。また、ソニーの主要な製品を把握し、自分の研究とつなげられるようにしました。

iToFセンサーの研究開発

1週目にやったこと

社員との交流会やソニーの製品紹介といったイベントが数多く開かれました。また、配属部署では実際の業務や測定の詳細な説明を受けて実際に測定に参加し、データを取りました。

2週目にやったこと

テーマに応じた測定とデータ収集をし、その考察を深めるのに多くの時間を費やしました。そしてそこから言えることや示唆されることをまとめて最終発表の際の資料作りに時間を当てました。

本部長・課長・部署の社員

なし

スライドを作る際に見る人の立場になって適切な順序や図を見せることを意識しなさいというアドバイスをいただいて今後にも非常に役に立ちました。そのおかげで最終発表ではわかりやすく伝えることができ、評価も高かったです。

最終日の発表に向けて測定とそれをまとめる時間が2週間では短く、毎日精一杯、作業をしていた覚えがあります。また、会社紹介に関連したイベントが多く開かれるためにインターンの業務に取り組む時間が限られており、うまく時間内に終わらせることが大変でした。

ソニーの研究に対する熱い姿勢を実感し、イメージセンサーの強みを深く理解できました。また、イメージセンサーの研究開発はかなりハードウェアの研究になってしまい、専門性が高い印象を受けました。実際に転職を視野に入れた時にこの分野は厳しいということも中途採用の社員のお話などから伺えて勉強になりました。

スマホのカメラの仕組みなど、今まで全く知らなかったのでそういった部分の知識がもう少しあるとスムーズに業務内容を理解できたのだと思います。

自分のアイディアが形となり、世の中の製品に貢献できる姿は想像できました。それが自分の目指しているモノづくりであったため、やりたいことができているイメージは持てましたが、転職が難しい分野に感じられるため、ずっとソニーに勤めているんだろうというイメージも同時に持ちました。

比較的最終プレゼンで好印象を残せたと思ったからです。また、部長さんクラスの方と座談会を何度も組んでいただいて、その方々の考えを聞くことができたのは大きいと思いました。最終面接でお会いするような方の意見をたくさん聞くことができたので面接の材料が非常に増えたと感じられたからです。

志望度は下がりました。というのも、ハードウェアの技術しかやらない部署であったため、転職を視野に入れた時に難しいなと感じました。実際に中途採用で入社した社員の多くも東芝出身で同じようなことをやっている業界が限られるため、今後の選択肢が狭まる印象を受けました。

最終発表で本部長の評価が好印象であったからです。また、部長クラスの社員さんのお話をたくさん聞けて面接におけるネタが非常に増えました。情報収集に非常に役にたってのが有利になると思った主な理由です。

インターン参加前はメーカーとコンサル会社で迷っていました。元々はメーカー志望であったのですが、実際に、メーカーがよく取り組んでいる機械の自動化やシステム開発をコンサル会社が上流で取り仕切っている業界の構図を理解して、どちらにしようかかなり迷っていた部分があります。実際にコンサル会社も説明会にいったりと客観的に両者を比較していました。

インターン参加前はメーカーとコンサル会社で迷っていたが、実際にモノづくりの実感が得られる体験ができたため、メーカーに就職しようとつよく思いました。その上でハードの製品ばかり作っていると将来転職に不利なことも感じ始め、プログラミング等のスキルを身につけて幅広い選択肢の持てるメーカーの研究職を志望しようと思いました。