【未知への挑戦、成長の証】【21卒】日立製作所の夏インターン体験記（理系/研究開発）No.11683（東京大学大学院/男性）（2020/11/17公開）

当初、博士課程への進学か就職で迷っていて、実際に企業の研究開発を経験してみたいというモチベーションで参加しました。実際に大学のOBも多くが日立の研究職に就かれているので先輩のお話を伺いたいとも思っていました。

自分の研究内容の背景から原理・方法まできちんとエントリーシートに書く欄があり、それをじっくり読み返しながら記述しました。企業が今取り組んでいるテーマで自分の研究に関するテーマを把握することはしました。

燃料電池の研究開発

1週目にやったこと

まず、大まかなテーマの説明と部署の説明がありました。そして細かな実験手順や実際にとるデータの説明を受けて、あとは関連する論文を読み、理解を深めた次第です。最初の一周は初めてやる実験計測に慣れるのに精一杯でした。

2週目にやったこと

計測に慣れてきて、実際に条件を変えた測定を行い、資料にまとめ、社員さんとディスカッションすることが度々ありました。朝から夕方まで測定しながら、そのデータを記録し、以前に撮ったデータとの比較が主な仕事でした。

3週目にやったこと

最終プレゼンに向けて今までとったデータから確実に言えることや示唆されることをまとめるのに多く時間を費やしました。その上で追加実験をして自分の仮説を補強したりしました。

配属部署の社員・課長・部長

なし

実験の効率を考えてスケジュールを考えなさいというフィードバックが大変役に立ちました。非常に慣れない環境で作業が捗らない時に言われたのですが先にどういった待ち時間や手配が必要なのか見据えてやることで無理のないスケジュールを立てやすく、効率的に進められるようになったと思います。

慣れない実験系での作業が多く、それに慣れるのに時間がかかりました。また、インターン生は基本的に残業ができないため、一日の業務時間内に作業を終わらせることが大変でした。さらには最終プレゼンに向けて短い時間で準備するのも一苦労だった覚えがあります。

インターンに参加して肌で感じたのは日立がLUMADAを中心としてIT化に力を入れているということでした。インターンのテーマは直接ITと関係していなかったのですが同じ部署でもプログラミングや機械学習をやられている社員さんが多く、そういった会社の方向性を知れたのはよかったです。

インターンのテーマに関する論文をいくつか読んでおいて世界の今の研究動向を把握しておくとより、スムーズに理解できたと思っています。

実際の社員の業務の一部分をそのまま体験できたので非常にイメージが持てたからです。また、事業部との話し合いで出されたことなども共有していただいて企業の研究開発を間近に感じられました。さらには、業務時間も無理がなく、非常に働きやすい印象を持てたからです。

配属部署の課長に気に入られ、是非うちを志望していただきたいとインターンの最後に言われまあした。そこで名刺をいただいて選考が始まる直前にメールをいただけるとありがたい旨を伝えられました。自分自身、本当にそこの職場の雰囲気が好きで、日立は部署採用であるため、面接でもインターンで出会った方とお会いする可能性が高いと考えた次第です。

まず、働いている社員で温厚な方が多く、非常に接しやすかったのが大きかったです。また、無理のない勤務スケジュールや非常に充実した福利厚生も社員さんとお話ししている中で把握し、魅力を一層覚えた次第です。さらには博士課程を考えていたということもあって社内で社会人とクターを推奨している点も魅力に感じました。

実際に配属課長から本選考の時にはメールして欲しいと言われ、配慮してもらえたり、インターン参加者の中からプレミアムセミナーに呼ばれ、より情報収集ができたので有利になったと思います。

元々メーカーの研究職志望でした。そして博士課程も考えていたので社会人ドクターが目指せる環境の企業に行こうと考えていました。また、将来的に何を本当にやりたいのか迷っている部分もあったので選択肢を広く持てて、幅広い経験ができる可能性のあるところがいいなともうっすら感じていました。さらには自分の中で社会貢献をしたいこともあり、そうしたことを理念に掲げている会社を志望していました。

インターンシップでは特に社員さんやインターンの同期との交流が楽しくてそういった環境で働きたいと強く思うようになった次第です。また、日立の研究開発のテーマは他の企業でもやられているのではないかと感じる部分もあり、そういった部分で他社と比較しようとも就職活動で意識するようになりました。この環境をすごく気に入ったのでこれからの就職活動は日立と無意識に比較するようになりました。