21卒 本選考ES
リサーチ
21卒 | 筑波大学大学院 | 男性
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Q.
学生時代に力を入れた学業(研究テーマ等)の具体的な内容と工夫した点を分かり易くご回答ください。
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A.
私が力を入れた研究は、○○である。有機二次電池の研究は、当研究室での前例がなく、一人で学び研究する必要があった。研究の土台がないため電池を組むための材料検討に時間がかかり、卒業研究の時には苦労をした。孤独感や不安、疲労から、もうやめたいとも思った。しかし研究テーマを選択したのは自分自身であり、やり遂げた先に成長があると覚悟を決め研究を続けた。時間のない中で効率的に結果を得るためスケジュール管理を厳密にし、途中で実験計画を立てるための時間も設けた。そうすることで論理的に抜けのない研究をすることができ、効率的で有用な研究となった。結果的に卒業論文を仕上げ、学会発表を終えただけでなく、その後国際学会で発表することができた。正解のない問いに挑むことは困難であるが、そこに立ち向かう過程にやりがいを感じ、研究に日々を費やしている。 続きを読む
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Q.
学業以外(部活、サークル、アルバイト、趣味、資格取得等)で一番力をいれたことを具体的にご回答ください。
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A.
私が力を入れたことは、塾講師のアルバイトである。担当した受験生は、学校の定期テストで点を取る勉強をしてきたため、以前学んだことや他分野を組み合わせて解くような力が求められる入試問題が苦手であった。そこで私は、初めの4か月で復習をし、残りの期間で実践的な学習をする年間計画を立てた。復習の期間を分野ごとに厳しめに定め、ある程度進んだ段階で再度復習をするサイクルを確立することで学習内容の定着を促した。実践的な期間では、志望校のレベルを分析し必要な問題のみを抽出することで合格へつながる学習にした。このレベルの見極めが難しく、提供した問題をどの程度できればよいかを判断することが困難であった。高難度の問題であれば、途中まで正しい考え方ができていれば志望校のレベルに到達していることもあり、志望校に合った学習ができるよう意識した。その結果、生徒は志望校に合格することができ、私の成功体験となっている。 続きを読む
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Q.
シンクタンク業界の志望理由と、なぜその中で日本総研を志望したのかをご回答ください。
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A.
私がシンクタンクを志望する理由は、次世代エネルギーを普及させたいからである。日本は欧米と比較して普及が遅れているが、資源や原発の状況から需要は非常に高い。したがってこれを官民の協力関係を最大限に発揮することで解決していきたい。日本では新しい技術を導入する速度が遅い傾向があるため、政策によって普及を支援することが不可欠である。したがってシンクタンクを志望する。業界の中でも貴社はコンサルティング、インキュベーション、リサーチ各部門が協力関係を築きプロジェクトを推進する部分が長けており、これにより優れた政策面での支援ができるのではないかと考える。またその協力によってプロジェクトをよくするだけでなく、自身の成長にもつながりそうだと感じた。リサーチだけでなく、他部門から問題解決能力や幅広い知識を学ぶことで様々な課題に対して的確な行動ができる人材になれることも貴社の魅力であり、その環境で働きたい。 続きを読む
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Q.
時事問題で関心のあるテーマについて、ご自身の考えを教えてください。800
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A.
私が関心のあるテーマは、福島県浪江町の福島水素エネルギー研究フィールドの稼働である。本施設は再生可能エネルギーから水素を製造するが、エネルギーと地域活性化の観点で重要な位置づけにあると考えている。 エネルギーの観点では、二つの利点がある。一つ目は、再生可能エネルギーの需給調整である。再生可能エネルギーは、太陽光や風力など発電量が環境に依存し不安定であるため、安定な系統を実現するには需給調整が課題である。本施設において、需要が高いときに電力を系統へ供給し、低いときに水素を製造することで需給調整を行う。これにより再生可能エネルギーの安定な利用を実現できる。二つ目は、電力貯蔵である。水素は軽量でフレキシブルのため、水素を輸送することで各地での利用や、継続的な水素製造が可能となる。また蓄電池と比較して高容量密度、高耐久性の点で優れており、長距離トラックや大規模施設での利用に適している。 地域活性化の観点では、浪江町の復興に寄与できると考えている。浪江町は一部が避難指示解除されているが、戻りたいと考えている住民は20%未満であり、復興にはいかに住民を増やすかが課題である。そこで本施設が稼働することで、職を提供するとともに、従業員を住民として迎えられる。さらに、施設周辺に飲食店や商業施設が出店することで本施設に無関係な人をも町に呼び込むことができる。最終的には、浪江町を中心として、周辺地域の特産品を飲食店や商業施設で利用し、一次産業の活性化を期待できる。 水素エネルギーの利用は、環境面や利便性の面において次世代エネルギーに欠かせない。また浪江町には復興に向けて新たな住民が必要である。本施設はこの二つを実現するポテンシャルを秘めているため、双方の中心的な役割を担い、実現への速度を上げる存在となってほしい。 続きを読む