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- A.
東京エレクトロン株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒東京エレクトロン株式会社のレポート
公開日:2020年10月27日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- プロセスエンジニア
投稿者
選考フロー
企業研究
合同説明会で就活の場では初めてこの企業の存在を認知した時に、IRにあるような基本的な企業情報はパンフレットで把握することができた。また本選考のエントリー後にはマイページ上で企業説明動画を視聴することができ、さらにイメージを深めることができる。さらにこの企業は近年、日本経済新聞等の記事や各種ニュースの取り上げられる機会も数多くあることから、各種の媒体を駆使して多角的に情報を収集して理解と自分なりの意見を深めることは容易だろう。私は先に述べたような方法で企業研究をしていたが、可能であれば半導体製造装置業界の同業他社の情報と比較して、優劣や方向性の違いを知ることにより志望動機や入社後の業務について、更なる具体性のアップにつながるだろう。
志望動機
私の企業選びの3つの軸である「関わるステークホルダーや扱う技術が幅広く、入社して業界を網羅するジェネラリスト的ビジネスパーソンを目指せる環境である」「職種によらず海外勤務を経験する可能性が高いこと」「人事評価制度が明確であり、報酬や福利厚生に確実に反映されていること」というそれぞれに御社は全てにおいて高いレベルで当てはまっていると考え、さらに私がこれまでの研究生活で培ってきたものが活かせる分野であるエンジニアの職種に就きやすい採用方式であると判断し、伸び盛りの業界の中で世界を相手に競争している高いレベルの成長環境がある御社で国内外から頼りにされるエンジニアとなって新たな価値を生み出し、社内外に貢献するために志望しました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
志望動機・ガクチカ・研究概要・困難を乗り越えた経験・趣味、特技
ES対策で行ったこと
過去に提出したメーカー系の企業のESで手応えがあり通過したものをベースに、この企業ならではの色を加えて独自性を出すように工夫した。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
WEBテスト対策で行ったこと
他の企業でも受けることが多い形式だったため、受験を重ねて慣らしておいた。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、適性検査
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 高年次の人事
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
フィードバックなどはなくあくまで私の実感だが、志望動機の部分で業界とこの企業の特性をよく見極めていると面接官に感じさせることができたことだろう。動機の中でもなぜこの業界なのか、その内なぜこの企業なのかという「なぜ」に的確に答えることがこの企業の選考の始まりと言える。
面接の雰囲気
こちらの接続不良で途中で3度も落ちてしまっても、寛大に優しく対応していただきとても良い雰囲気だった。本当に感謝しかない。
1次面接で聞かれた質問と回答
弊社の志望動機について、半導体製造装置メーカーを志望する理由と合わせて教えてください。
私が企業研究をする中で、御社が属する半導体製造装置の業界は各社非常に利益率や研究開発投資が多くなっていることを知り、常に技術革新を繰り返しながら高付加価値の製品を世に送り出していると考えました。そのような企業に身を置いて活躍することで、私が思い描く将来像である「世界中から贔屓にされるエンジニア」を目指すことができると感じたことがこの業界を志望するきっかけでした。その中でも御社は私の企業選びの3つの軸である「関わるステークホルダーや扱う技術が幅広く、入社して業界を網羅するジェネラリスト的ビジネスパーソンを目指せる環境である」「職種によらず海外勤務を経験する可能性が高いこと」「人事評価制度が明確であり、報酬や福利厚生に確実に反映されていること」というそれぞれに御社は全てにおいて高いレベルで当てはまっていると考え、さらに私がこれまでの研究生活で培ってきたものが活かせる分野であるエンジニアの職種に就きやすい採用方式であると判断し、伸び盛りの業界の中で世界を相手に競争している高いレベルの成長環境がある御社で国内外から頼りにされるエンジニアとなって新たな価値を生み出し、社内外に貢献するために志望しました。
学生時代に力を入れたことについて教えてください。
大学2年生の時に、所属していた大学祭実行委員会において野外音楽フェスの企画責任者を務めて5人のチームを率いて総勢40人ほどの委員会のメンバーを巻き込みながら、長年続いていた企画を改革して多くの課題を解決し過去最多の観客動員数と前年比160%の増収を達成したことです。以前に観客としてこの企画を俯瞰したときに、内容のマンネリ化や時間帯による観客数の差が大きいことを課題と感じ、自ら立候補して責任者に就任し改革案を実行しました。併せて委員会上層部からの増収要請にも応えるために旧来の制度を見直すなど、前例に囚われず最善策をとることを意識していました。最終的には目標を上回る成果を上げることができ、立場の異なる人々とのコミュニケーションスキルや合意形成の手法を体得する貴重な機会となりました。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 高年次の人事・技術部門の社員
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
通過連絡の際に頂いたフィードバックでは、研究についての説明などからうかがえる「論理性の高さ」や「思考の深さ」を評価されたようだ。エンジニアとしての素養の一つであり、二次面接ではこのような素養を見極めるという観点があるだろう。
面接の雰囲気
3度の面接の中では最も固い雰囲気だった。面接感の醸し出すオーラのようなものを強く感じたが、話してみると気圧されることなくお互いにスムーズなコミュニケーションが取れたと思う。
2次面接で聞かれた質問と回答
研究概要について教えてください。
近年、持続可能な開発目標の項目13の達成手段の1つとして注目される生分解性バイオプラスチックの素材として、非可食性バイオマスからリグニンという物質を単離する研究をしています。リグニンは植物を構成する多糖類と複雑に結合し植物の構造を強固に支える役割を担うので、単離するには結合の切断と多糖類の分解が必要です。研究の特色として、環境負荷を低減するため非常に多くのエネルギーを要する機械粉砕や生態系への悪影響がある酸などに頼らず、酵素を用いた手法の最適条件を検討してきました。現在は先行研究におけるリグニン回収の歩留まりを40%向上させ、今後は単離後のバイオプラスチックへの活用しやすさを考慮した分子構造や分子量を制御可能な手法を検討する予定です。研究を通してリグニン由来の生分解性バイオプラスチックの開発に貢献し、将来の低炭素社会における新たなスタンダード素材を生み出したいと考えています。
今までで一番の困難を乗り越えた経験を教えてください。
高校時代に第一志望校を受験もできずに進学できなかったことがあり、後に大学院の受験でリベンジを果たしたことです。失敗した原因は主に2つあり、1つは私の勉強法の詰めの甘さ、もう1つは家族との受験に関するコミュニケーション不足でした。当時は塾に通わず夜間の勉強も極力控えたため、授業中と通学時の移動時間に注力していました。この方法は知識のインプットに適していましたが、数学のように問題演習が必要な科目をこなすには難しいものでした。結果的に問題演習量が不足したことで数学の点数が伸び悩み、目標に届かず第一志望の受験を諦める要因となりました。また受験直前まで私と両親とで受験先の想定が食い違っていたと気づかず、疑心暗鬼になったことでやる気が落ちたまま受験に臨むことになってしまいました。この苦い経験を糧に、大学院の外部受験では問題演習の大幅増加と両親との間で早期の合意形成を図ってから臨み、希望通りの進学を果たすことができました。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 高年次の人事・執行役員
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
直接志望度の高さを問う質問はなかったが、それ以外の質問の回答の端々に高い志望度を伺わせる言い回しや思いを挟むことで、それらが評価されたと感じる。
面接の雰囲気
面接を通して役職上では最も高い方々が相手だったが、はじめに雑談もありリラックスして臨むことができた。予想よりもやりやすい面接になった。
最終面接で聞かれた質問と回答
企業を見極める際に意識するポイントを教えてください。
私の企業選びにおけるポイントは主に3つあります。「関わるステークホルダーや扱う技術が幅広く、入社して業界を網羅するジェネラリスト的ビジネスパーソンを目指せる環境である」「職種によらず海外勤務を経験する可能性が高いこと」「人事評価制度が明確であり、報酬や福利厚生に確実に反映されていること」というそれぞれのポイントにおいて、御社は他に選考に進んでいるどの企業よりも高いレベルで当てはまっていると考えています。さらに私がこれまでの研究生活で培ってきたものが活かせる分野が御社のプロセスエンジニア職にはあると感じており、これらのポイントに照らして判断するならば、本日御社に内々定をいただけることが私の就職活動において一番の幸せです。
就職活動の状況について教えてください。
現在は御社を含めて20社ほどの選考に参加しており、業界こそ様々ではありますが、そのほとんどはメーカー企業です。他にも金融や総合商社、IT企業もいくつか受けています。また、現在までに10社ほどから内々定をいただいており、可能であれば全ての選考を受け終わってから出揃った内々定の企業を吟味し、1社の承諾先を決定したいと考えています。しかしながらこれまでに選考で関わってきた全ての企業と比較しても、私の企業選びのポイントとの合致の度合いや選考の納得感の高さから判断して、御社が私にとっては最適な承諾先になるだろうと考えています。今後も残る選考を受け続けたい希望はありますが、それでも最終的に御社へ入社することができれば最高です。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内々定の承諾期限は約一か月後に設定され、それまでじっくり見極めてもらって最終的にうちを選んでくれたら嬉しい、というスタンスだった。
内定に必要なことは何だと思うか
私が志望していた(各種)エンジニア職でいえば、研究内容を誰にでもわかりやすくかつその意義が感じられるように説明できること、そして全ての質問に対して適切な論理を含んで回答することが必要だと感じた。志願者は圧倒的に理系の大学院生が多いため、学部生の方が選考を受ける際にはその差を意識して埋められるような工夫は必須だろう。加えて私はこの企業のインターンに参加できず早期選考に乗れなかったが比較的スムーズに選考が進み内々定をいただいたため、インターン参加はさほど選考の有利・不利に影響しないと思う。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
内定するために大事なことにも通じるが、持っている能力を適切に相手へ向かって表現する力の良し悪しが内定を左右すると思う。基本的に似たような属性の志願者が受ける以上持っている能力は似通っているので、それを出し切るためのコミュニケーションスキルやメンタルの管理で差が付くのではないだろうか。
内定したからこそ分かる選考の注意点
面接選考が3度ありしっかりと学生の内面を見極める機会があることから、面接における受け答えや振る舞いの完成度を高めることが必要になる。今年もそうだったが今後Web面接が主流になれば対面のものとは異なるテクニックのような要素も増えるため、より入念に対策すると良いだろう。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定式までに内々定者向けのイベントが2度開かれ、オンライン上ではあるが社員の方々や同期となる皆さんと交流する機会をいただいた。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 福利厚生・手当・働きやすさ
- 成長市場で働きたい
- 海外拠点で働きたい
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
- 給料・待遇
入社を迷った企業
今治造船株式会社
迷った会社と比較して東京エレクトロン株式会社に入社を決めた理由
選考が進むにつれて二択になるまでは他にも多くの企業と入社を迷っていたが、その際もやはり自分の企業選びの軸とのフィット感の高さにおいてこの企業がずば抜けており、自分がこれまでに信じてきた軸に従うことが最も納得感の高い決め方になると考えて最終的に内々定の承諾をした。最もわかりやすい指標は給与面であり、内々定をいただいた上場企業の中では最も平均年収が高いことが自分の「ワーク以上にライフ重視」の志向に合うため、やはりこの企業が最適だと感じた。
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東京エレクトロンの 会社情報
会社名 | 東京エレクトロン株式会社 |
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フリガナ | トウキョウエレクトロン |
設立日 | 1963年11月 |
資本金 | 549億6120万円 |
従業員数 | 18,313人 |
売上高 | 1兆8305億2700万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 河合利樹 |
本社所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂5丁目3番1号 |
平均年齢 | 43.7歳 |
平均給与 | 1272万円 |
電話番号 | 03-5561-7000 |
URL | https://www.tel.com/ |
採用URL | https://www.tel.co.jp/careers/regular/ |
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