【採用面接の革新提案】【21卒】エン・ジャパンの冬インターン体験記（理系/[gate] 1st STAGE）No.8219（京都大学大学院/男性）（2020/1/27公開）

当時まだあまり見ていなかったHR業界のインターンシップを探していたところ、本インターンシップを見つけたことがきっかけである。当企業の名前は知っており、選考直結でもあるということで今後のための腕試しも兼ねて参加することにした。

選考フローにあったのは性格面の適性検査のみだったので、特に対策をすることはなく自然体で受験しただけだった。参加前には毎度のように当企業の情報を仕入れておいた。

企業の理念を実現できる人材を採用するための、採用面接の質問を提案せよ

1日目にやったこと

概要説明の後に念入りなチームビルディングを行い、早速与えられたテーマのもとグループワークを開始した。提案するアイデアを模造紙にまとめるところまでを行い、最後にプレゼンをして結果を言い渡された。

入社2年目の人事部社員

なし

「君たちは期待外れだった」「甘いよ」、最終プレゼンの結果を発表する前の人事社員が放った言葉が忘れられない。提案の内容に至らぬ点が多かったことはこの後に詳細な説明がなされたが、それよりもこれらの言葉の方が印象的で痛烈に胸を打たれた感じがした。

グループワークの際に、チームビルディングの際に想定していたメンバーの特性と実際の行動にズレがあり、それを反映させながら議論を進めることに苦労した。自己紹介でははっきりと話していた人が議論になるとなかなか意見を出せなかったり、またその逆の傾向の人もいて色々と想定外であった。何であれ積極的に発言する人が最強であることに変わりはない、と再認識した機会だった。

良くも悪くもHR業界のリアルを知ることができ、今後の参考となる情報が数多く集められたこと。本インターンシップで初めてこの業界のリアルを見ることができたが、ある程度予想通りだった点が多く、それによって他業界との比較と検討の材料が整い改めて今まで見てきたメーカーや金融の志望度が上がることとなった。

本企業は企業の口コミサイトを運営しているが、事前にそのサイト上にある当企業の評価を見ておくと本インターンシップのワークが考えやすかったと感じる。ワーク中に口コミを確認したところ予想通りの結果だったので、客観的な視点は大事だと考えさせられた。

自分は、HR業界でバリバリ働く人たちが持っているような、時にはプライベートを捧げるほどの仕事に対する使命感や情熱をこの業界では発揮できないと感じたから。本インターンシップを通じて、実体のある製品などを扱うメーカーや商社、数字によって常に業務の進捗や成果を把握できる金融業の方が自分の特性に合っていると再確認することになった。

本インターンシップは一次選考を兼ねたものであり、自分はそこで合格をもらえなかったから。この事実は形式的なものだが、同時にこの業界への自分の適性の有無が見抜かれたという本質も含んでいると考える。自分が感じているように、評価した人事の側も適性はないと評価を下したことになるので、一致したことで違和感はなく次に進むことができた。

当企業が属するHR業界では、やりがいを持って働き続けることは難しいと感じたから。本インターンシップを通してこの業界の業務を間接的に知ることができたが、ビジネスモデルとしての料金に見合った成果の妥当性には疑問が残った。したがって納得のいかない思いを抱えたまま働くことはできず、この業界と当企業は志望しない。

本インターンシップは当企業の選考フローに組み込まれたものであるから。コース名の通り一次選考を兼ねたインターンであるから、有利になるどころか必ず参加しなければならないし、本インターンシップで落ちればそこで終わりである。

参加前は職種として技術・研究開発・生産管理等の理系向け職種で志望は固まっていたものの、業種としてはあまり絞っておらず職種との兼ね合いから必然的にメーカーを見ることが多かった。ただ志望業界まで絞ってしまうと見ることになる企業が減ってしまい得策ではないと考えていたため、これまでに知っていたかどうかによらず様々な業界の企業の情報を得るよう心がけていた。

インターンシップ参加後は当企業のようなHR業界の企業の興味が失せた。今後は関連する他社も見ることはないだろう。同時にこのような業界は労働環境や働き方が自分の求めるところにマッチしないであろう見通しが立ったので、今後はその点を注意してみていく必要性も感じた。今後もあらゆる分野の企業に触れ、視野を広げて最終的な企業選びに役立てていきたい。