「技術大国日本復活の旗印」私は重電業界をこのように捉え、志望しております。これまで日本経済を支えてきた「モノづくり産業」は、世界トップの技術力を持ちながらも、世界トップの売上の企業は少ないことから、海外展開に遅れている現状があると思 います。また一方で、人口減少による国内需要の頭打ちにより、国家としての成長期を終えた日本が、今後も経済力を維持するには、新興国の成長を構造的に取り込む必要があると考えます。そんな中、この業界が手掛ける「発電設備」は今後新興国での需要が急拡大し、かつ、日本企業が海外進出していく上での土台づくりが出来ると考えました。そう考える根拠ですが、①「売った時の粗利と、保守や管理によるストック、双方のビジネスモデルにおいて莫大な売上が期待できることから、日本メーカーの存在感を発揮することが出来る点」②「継続的なメンテナンスによる国家間の関係良好化に繋げられる点」③「インフラの輸出によって現地の生活水準を大きく向上させられる点」④「インフラに使用される素材メーカーや部品メーカーの海外進出を後押しできる点」が挙げられます。そこで、この業界に身を置き、私自身が新興国との懸け橋になることで、日本経済の未来に貢献したいと考えております。中でも御社を志望する理由は、「今後の時代のニーズにどこよりも応えられる企業」だと考えたためです。現在、人類が抱える問題として、CO2排出規制にみられるように、「地球環境との共生」が挙げられ、私たちの社会は「今までの、モノを使ったら終わりという消費型社会」から、「限りある資源を有効活用していこうという循環型社会」への移行が成されつつあると思います。そんな中御社は、通常の火力発電よりも約20%高い発電効率を誇るGTCCや、世界の約3割のシェアを占める地熱発電設備など、を保有していることから、そういった時代の変化に対応できると考えました。また、御社の生い立ちとして、三菱重工と日立が合弁して設立され、それぞれの製品群や販売地域が完全に補完関係にあったことから、今後のあらゆる需要を獲得することが出来ると考えました。このような御社であれば、御社が掲げる「火力発電事業のナンバーワンになること」が実現でき、私もその一端を担いたいと考え、御社を強く志望します。
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