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Q.
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
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A.
私は表面コーティング技術の一種であるコールドスプレー(CS)法について研究しています.CS法は,材料粒子を超高速に加速したガスの流れに乗せ,非溶融状態で基材に衝突させることで成膜する技術です.材料溶融を伴う技術に比べ,酸化などの組織変化を最小限に抑えることができます.現在,基材の表面粗さが及ぼす皮膜への影響が不明瞭であることから,皮膜と基材間の強度測定や皮膜構造の観察を通じて調査を行っています. 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私は学部4年次に2カ月間,近隣企業で実務型のインターンシップに参加しました.インターンシップでの課題は「良好な耐摩耗性を持つコーティングの成膜条件の選定」でした.コーティングの成膜条件は多岐にわたっており,どの条件がコーティングの耐摩耗性に影響を与えるのかについては不明瞭でした.そこで類似の論文の調査や,企業の方々が過去に行った 類似の実験について調査しました.そして論文から得た知識と会社の方々が培ってきた経験を基に成膜条件を検討し,新たな条件を提案しました.提案した条件で実験を行った結果,基準品の倍程度の耐摩耗性を持つコーティングの作製に成功しました.また,今回の結果を基に,更なる成膜条件の選定を進めていくとの連絡を頂くことができました.他人や自身の持ち得る経験や論文などの知見を統合し,問題の解決策を見出すことができる,それが私の強みであり,社会に出て働く際にも必要なことだと考えています. 続きを読む