【学生の人数】1人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】不明【面接の雰囲気】面接官はほとんどこちらを見ておらず、ぶっきらぼうな印象だった。「なぜ」を何度も聞かれ、それに対する返答をしても面接官は表情を変えずに「ふぅん」という感じだった。【頑張ったことは何ですか。】小学生の時から所属する総勢100名の市民オーケストラで、意見調整役として行動した。楽団では、演奏メンバーについて「経験の長い団員のみで構成し、演奏の質を高めたい」団員と「初心者を含め全員で演奏したい」団員がおり、互いにわだかまりを抱えていた。私は、そもそも楽団のコンセプトが「皆で音楽を楽しむ」であるため、演奏メンバー選抜は楽団にそぐわないと考えていた。しかし、長い間楽団や楽器に関わる団員が演奏の質にこだわる気持ちも理解できたため、解決のために行動した。まず不和を解消する場を設け、楽団への想いを共有したり、互いが初心者だった頃の思い出話をもちかけたりした。これにより団員に初心者を思いやる気持ちが芽生え、「全員で演奏する」ことで合意に達した。次に、初心者を含め全員で演奏することが、楽団全体にとってもプラスに働くことを目指した。そこで、初心者の技術を高めるために、ベテラン団員による初心者への個人指導を推進した。個人指導の練習場所・時間と全体練習との兼ね合いを調整し、初心者が「一対一の丁寧な指導を受けること」と「全体練習で合奏に慣れること」を両立させた。その結果、初心者の技術が向上して全員が演奏に参加できるようになった。また、演奏する上での音量が増し、初心者が演奏に参加することで楽団全体にも貢献できた。自分が何を考え、どう行動したのかが伝わるように細かく話した。【スタッフ部門には興味ある?あるとしたら何をしたい?】審査業務をやりたい。理由は2点。1点目は、組織の全体を見渡し、広範囲かつ長期的な視点で案件をサポートしたいと考えているからだ。審査の仕事は、融資担当者とは異なる立場で、あらゆる案件について判断を下すものだと認識している。さらに、今後は貴行が立案段階から関与する案件が増えていくと伺った。貴行が案件に関わる深度が増していくほど、審査の重要性は高まると考えている。高い専門性を身につけ、かつ効率的にリスクや影響を分析し、各案件の正当性とスピード感をサポートしたい。2点目は、組織の社会的信頼に貢献したいと考えているからだ。OG訪問を通じて、貴行は政府出資の組織であるために、より社会から注目される存在であると学んだ。貴行の存在意義に適う案件を遂行し、貴行が日本のためになる組織であり続けるために、審査という立場で仕事に取り組みたい。スタッフ部門の仕事もきちんと考えていますよ、どの仕事も積極的に取り組みますよ、という気持ちが伝わるように、具体的に話した。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】考え方の深さとともに、ストレス耐性(相手の反応が悪くても根気強く説得する等)を見られていたと感じる。仕事柄、交渉力は非常に重要だと思うので、交渉の場で生きるコミュニケーション能力があるかどうかを評価されたと思う。質問への深堀も非常にしつこかったので、とことん考え抜いて自信をもって答える姿勢が必要だったと思う。
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