パナソニック株式会社のインターン体験記
2019卒 パナソニックのレポート
- 2019卒
- 2016年09月
- 研究職
- 14日
- パナソニック
- 日揮ホールディングス
- 三菱重工業
- 横浜国立大学大学院
インターンシップ参加前
インターンに参加した理由を教えてください。
当時学部生だったため、就活が本格化する前にインターンを体験しておきたかったというのが第一の理由。また、専攻に近い化学の研究ができるが、化学メーカーではない電機メーカーを探していて、パナソニックのインターンに参加した。
受ける為に準備したこと、また合格に繋がったと思うことはありますか?
- はい
- いいえ
インターンシップを受ける為の準備の具体的な内容を教えて下さい。
特に準備といった準備はしていなかったが、エントリーシートを作成するにあたって過去のエントリーシートの内容を参考にはした。
選考フロー
1次面接 → 書類選考
1次面接 通過
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接官の肩書
- 忘れてしまいました
- 面接時間
- 30分
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイント
学部生であったのか、そこまで研究に対する取り組みなどは聞かれず、明るくハキハキと受け答えできるというシンプルな部分で評価されたのではと感じた。
面接で聞かれた質問と回答
インターンシップ志望理由を教えてください。
研究室での研究と、企業の研究開発本部での研究がどのように異なるかを体験して見たいと思った。また、電機メーカーにおける化学屋の立ち位置がどのようなものであるかを認識したいと感じ、インターンシップへ応募した。研究室で研究活動が本格化していく中で比較的早めに企業での研究を知った上で今後の研究活動につなげたいと思った。
学生時代に頑張ったことを教えてください。
模擬国連サークルに所属し、専門ではない国際問題に関しても積極的に勉強しました。将来国際問題に仕事を通じて関わりたいと思い、このサークルに入ることを決めました。当初はわからないことばかりでしたが、国際政治を専門とする同期に教えを請うことで国際問題に関する知識が深まり、より一層将来そういった仕事に携わりたいという思いが強くなりました。
逆質問の時間はありましたか?
- はい
- いいえ
インターンシップの形式と概要
- 開催場所
- パナソニック研究開発本部
- 参加人数
- 12人
- 参加学生の大学
- 関西の企業であるためか、京大・阪大が最も多く約半数を占め、その次に早稲田が多かった。他は地方国立大など。記憶が正しければMARCH以下はいなかった。
- 参加学生の特徴
- 理系院生がほとんど。稀に学部生がいた。研究先端本部に来ただけあり、皆研究を真面目にやっている学生ばかりだった。
- 報酬
- なし
インターンシップの内容
テーマ・課題
人工筋肉アクチュエータの開発
1週目にやったこと
初日は基礎知識を指導いただいた。実際に次の日からは、評価に用いるポリマーの合成を行った。合成したのちは、測定・分析機器を用いてポリマーの評価を行った。つきっきりで指導いただいた。
2週目にやったこと
発表会準備スライドの作成が主であった。何度も指導員の方にスライドの確認をしていただいた。最終日には様々な研究室をまとめての発表があり、その後最後の懇親会があって終了。
発表会はありましたか?
- はい
- いいえ
審査員の肩書
配属された部署の部長他、社員の方々
優勝特典
インターンシップを通して印象的なフィードバックは何ですか?
今回開発した膜の取り出し手法に関しては、正直、学会のネタにも論文のネタに もならない(新しい科学を発見したわけではないので)が、こういった「手の動かし方」をどうすればよいか考える、いわゆる「プロセスの改善」は、研究の上で非常に重要な役割を果たすということ。研究者として成長するにはこういった地道なところから積み上げていく必要があるのだと知ることができた。
苦しい・大変だと思った瞬間は何ですか?
正直なところ、学部生ということもあり指導員の方がつきっきりで指導くださったこともあったためか辛いと感じたことはあまりなかった。ただ、当時周りがほぼ修士の学生の中で学部の学生であったため研究の基礎的な部分や、専門的知識が不十分である点に関しては遅れをとっていると感じた。
インターンシップを終えて
インターンシップで学んだこと
先端研究開発本部という、未来の製品の種となりそうな研究というのは自身の持っていた研究に対するイメージと若干異なり、先がなかなか見えないという部分で大学の研究に近いものがあると知ることができた。また、研究室での研究が本格化する前に企業研究者に求められる素質というものを身を以て体験することができた。
参加前に準備しておくべきだったこと
研究内容に関する基礎勉強をもっとしておくべきだったと感じました。また、スライド作成に関してももう少し慣れておけばよかったです。
参加してみて企業で働いている自分を想像できましたか?
- はい
- いいえ
実際に社員の方々が研究している様子をよく見ることができ、お昼も一緒にとるなど完全に職場に密着した形であったため、よく状況がつかめた。また、企業内での研究成果発表会前の少し忙しい時期であったらしく、忙しく準備をしている様子などもよくわかった。
この企業に対する志望度は上がりましたか?
- はい
- いいえ
指導員の方が非常につきっきりで丁寧に指導いただき、社員の方々も本当に優れた研究者の方々ばかりであったためこのような職場で研究をできれば非常に幸せだろうと感じたため。しかしながら、職場がけいはんな地区という非常に地方な場所であるためその点に関しては覚悟が必要だろうと思った。
この企業を本選考でも受験予定ですか?
- はい
- いいえ
インターンへの参加が本選考に有利になると思いましたか?
- はい
- いいえ
学部生であったため、実際のところはよくわからないが成果発表会などに人事の方が来ていたわけでもなく、指導員の方の様子も選考の一部として意識しているよりは純粋にインターンシップの指導員として指導くださっているように感じたため。また、特にインターンシップ参加後特別な連絡があったわけではなかったため。
参加後の社員や人事のフォローについて教えて下さい
当初はインターン参加後にフォローの懇親会のようなものが開催される予定だったが実施しないとの連絡が来た。学部生であったため就活はまだ先だったのでその後がなかったのかもしれない。
参加前の志望企業・志望業界を教えて下さい
正直なところ、まだ就活を意識していなかったため特に志望業界・志望企業は全くといっていいほど定まっていなかった。ただ、大学院に進学することは決めていたのでメーカーでの研究職として働くのかなと漠然と考えていた。その当時は化学メーカーも良く知っていなかったので、とりあえず有名メーカーのインターンシップに応募していた。
このインターンへの参加がその後の就職活動にどう影響しましたか?
電機メーカーでも化学屋さんは必要であるものの、やはり電気化学・高分子の人が必要とされていると感じたため有機合成では難しいと思った。そのため、結局は化学メーカーを中心に志望企業を決めていくことが最善であると判断した。ただ、周りの修士の学生の様子などから早期からの就活の意識を持つことができたのはよかった。