- Q. 志望動機
- A.
東急不動産株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2018卒東急不動産株式会社のレポート
公開日:2017年12月8日
選考概要
- 年度
-
- 2018年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
不動産デベロッパーの仕事内容を理解すること、そして大手デベロッパーがそれぞれそのような持ち味を持っているかを知ることは必須である。その上で、自分がデベロッパーを志望し、東急不動産を志望している理由を示すことが大切だと思う。面接でもその点は当然聞かれるので、自分で理由を持っているだけでなく、人に整然と説明できる内容にまで落とし込んでいく必要があるだろう。そのために、私は会社を問わずデベロッパー業界に対してOB訪問を複数回行った。社員の方には、自社のことを聞くのはもちろん、同業他社についても業界内の視点からのお話を聞くことで、何社もの企業研究が可能だった。また、東急不動産に関しては、インターンへの参加が非常に重要。選考での優遇はもちろんあり、倍率は高いが応募してみる価値はある。
志望動機
未来の日本に、幅広い年代が豊かに生きることができる都市をつくりたいという想いがあり、貴社を志望しています。私は学生時代に取り組んだ過疎地域での地域づくりにおいて、充実した地域環境が人々の豊かな生活に欠かせないことを実感してきました。一方で、地方の街が衰退し、地域経済に悪影響を与えている現状を目にし、それがいずれは全国的に発展する大きな問題であることを再認識しました。こうした経験から私は、将来的に都市部にまで波及する衰退に立ち向かい、日本経済を継続的に発展させるためには、時代のニーズに即した魅力的な街をつくることが不可欠だと考えています。街づくりを仕事にできる不動産デベロッパーならば、それを実現することができると思っています。また、渋谷というエリアにおいて幅広い人々を受け入れる街を創っている御社であれば、魅力的な街づくりに携わることが可能であると信じています。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
ESの内容・テーマ
学生時代に特に力をいれたことの中で、あなたの強みが最も活かされたエピソードを、具体的にご記入ください。/あなたの人生で最大の困難や挫折は何ですか?また、それをどのように乗り越えたのか、具体的なエピソードをご記入ください。/あなたが当社でチャレンジしたい事、実現したい夢など当社を志望する理由を自由にご記入ください。
ES対策で行ったこと
昨年度の選考を通過した先輩のESを参考にし、志望動機などを書いていった。ネット上に上がっている過去年度のES例なども参考にした。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
WEBテスト対策で行ったこと
ヒューマネージ社のテストセンターという事前情報があったので、TG-WEBの参考書を使って練習を重ねた。
WEBテストの内容・科目
ヒューマネージ社のテストセンターで、言語、非言語、性格。
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2017年05月
1次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 40歳くらいの部長もしくは課長
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
全体的に厳しい反応をされたが、不動産デベロッパーの志望理由や東急不動産への志望理由をしっかりと整理して話した際には、笑顔で相槌を打ってくれたため、その点は間違いなく評価されていたと感じる。
面接の雰囲気
表情や口調が若干厳しめの面接官だった。しかし、質問の仕方や面接の流れは和やかで、おおむね問題なくこなすことができた。
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代頑張ったことは何ですか。また、そこで得た成果や学びは何ですか。
学生時代は一貫して、地域活性化を目的とする学生団体に所属し、新潟県の中山間地域において活性化活動を行ってまいりました。昨年度には団体の代表を務め、周囲を率いる立場も体験してきました。特に、新規事業の立ち上げに際しては様々なことを学びました。地域において、若年層への教育支援事業を立ち上げた際、様々な思惑を持つ利害関係者が組織の内外に存在したため、なかなか前に進まない苦しい状況でした。しかし、私は組織の代表としてあきらめず、粘り強く関係者との対話を重ね、全員を同じ方向に向けて事業の立ち上げを成功に導くことができました。ここから私は、一見難しいと思えることも、粘り強く取り組むことによって道は開けること、そして立場が違う人々と協働し、一つのことを成し遂げる面白さを学びました。
今勉強していること、またなぜそれを勉強しようと思ったかを教えてください。
私は文学部に所属して日本史を専攻しています。現在は、江戸末期から明治期にかけての日米外交史についての卒業論文に取り組んでいます。もともと、大学に入学した際に、グローバル化する時代において、自らの国の歴史を知った上で社会人になりたいと考えて史学を専攻しました。そして、幅広い時代の中でも、関心のあった外交史について研究しています。研究では、日米双方の外交文書や民間の史料を多角的に分析し、ペリー来航前後から日米和親条約締結までの時代について、学びを深めています。史学という虚学を専攻する中で、書かれていることのみを事実と捉えるその厳格さを自らに培いながら、その一方で、史実を解釈する上で必要な、柔軟な想像力を養っています。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事部長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
他社との比較を述べた際に、かなり深く突っ込まれたことを記憶しているので、その点がしっかり話せたことは評価ポイントになったのではないかと思っている。
面接の雰囲気
ものすごく穏やかな雰囲気で、安心していろいろなことを話すことができた。面接官の人事部長は女性で、物腰の柔らかい方だった。
2次面接で聞かれた質問と回答
他の企業ではなく東急不動産を志望するのはどんな理由があるのか、またどんな違いがあると思っているか教えてください。
私は、街づくりという仕事を通して、将来の豊かな社会の礎を築きたいと考え、不動産デベロッパーを志望しています。それぞれの時代において、社会のニーズにこたえる街づくりがしたいと考えており、より具体的に申し上げると、少子高齢化の進むこれからの日本には、幅広い世代が魅力を感じ、また多世代間で交流できる街が必要だと考えています。そこで私は、これからの時代に求められる「あらゆる年代の人々が豊かに生活できる複合的な街づくり」を手掛け、幅広い世代に新たな発見が生まれる街をつくり上げたいです。この考えは、これまで渋谷の開発を行う中で、若年層からお年寄りまで、多くの世代に向けた街づくりを行ってきた御社でこそ達成しうると考えています。それゆえ、他社ではなく東急不動産を志望させていただいております。
OB訪問などで会った社員、会社の印象はどうですか。また、就活前と今とで何かイメージが変わったことがあれば教えてください。
これまで、7人の方にお会いさせていただきました。その上での感想としては、非常に活発な印象を受ける社員の方が多いということです。やはり、日ごろの仕事で多くの人とかかわるデベロッパーであるからか、社交性が高く、またアクティブな趣味をお持ちの方が多かったように記憶しています。個人的には、私自身もそのような傾向があるため、同じような先輩社員が多いのはうれしいことだと思っています。皆さん仕事にもプライベートにも全力で楽しんでいて、明るい会社なのではないかと想像しています。就活を始める前は、もう少し良くも悪くも「お堅い」社員の方が多いと予想していたのですが、それはいい意味で裏切られました。私に合っている会社、そう感じます。
グループディスカッション 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生8 面接官不明
- 時間
- 40分
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
テーマ
結果と過程のどちらが重要か
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
まず、テーブルを挟んだ4人ずつで、結果が重要という立場の組と過程が重要という立場の組に分かれ、ディスカッションを行い、その後、立場を逆転させ、もう一度同じ議論を行った。ディベートのような形だったが、相手を論破する事は必要なく、人の意見を聞き、自分の意見を簡潔に打事ができていれば通過できると感じた。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生3 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 人事部付の役員/人事部採用担当
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
正直申し上げて、ほぼ全通の意思確認的な面接だったように感じた。強いて評価ポイントを挙げるとすると、不動産業界の課題とそれへの対応策を挙げよという難しい問いに対して、拙くとも自分の考えを述べられるかどうかだと思う。
面接の雰囲気
最終面接のため、重厚な部屋での面接だった。その雰囲気も相まって緊張感は高まったが、主に質問をする役員の方は非常に気さくで、学生が話しやすい雰囲気を作ってくれた。
最終面接で聞かれた質問と回答
東急不動産に入社したら何を成し遂げたいですか
私は御社において、渋谷を日本一魅力的な街に作り上げたいと考えています。今でも日本有数の街である渋谷は、子供からお年寄りまで様々な人を惹きつける面白みのある街です。私はこの渋谷に、今後の日本が直面するであろう少子高齢化社会に対応した様々な機能を付け加えることで、より魅力的な街にレベルアップさせたいと考えています。御社はこれまで、若者文化の発祥地である渋谷の開発を手掛けながら、ヒカリエや東急プラザ銀座といった大人向けの施設、さらに高齢者向けの住宅開発と、幅広い年代向けの街づくりをグループ一体で行ってきました。そんな御社だからこそ、私が理想とする、幅広い年代を受け入れる街づくりが可能だと考えています。私は御社において、これまでの経験において培ってきた「諦めずに一貫して取り組む力」を活かし、この目標に挑戦したいです。
今後の不動産業界が直面する課題とそれに対しての自分なりの打開策
近い将来、現在の不動産デベロッパーのビジネスモデルの柱である、オフィスのリースや住宅の販売が低迷すると考えられます。前者はAIの活用やリモートワークの普及により、働く場所としてのオフィス需要が減っていくと考えられるからです。後者に関しては、日本国内における人口減少、持ち家を購入する意識の低下が原因として挙げられます。こうした状況下において、不動産デベロッパーは、新たな観点からのビジネスを行う必要があると考えられます。まず一つ目は、変化に対応しうるオフィスや住宅の供給です。リモートワークなどの技術が進んでも、あえて出勤してそこで働きたくなるような環境の整備が求められるでしょう。住宅に関しても、より住みたくなる物件の開発が求められます。二つ目は、街自体の開発を加速させることです。オフィスや住宅に頼らないビジネスモデルを確立させるために、街の魅力を上げ、そこのエリアで収益を上げていくことが必要になってくるのではないでしょうか。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
3日以内に承諾か辞退かを決めるように言われた。当時は迷っていた企業が他にあったのだが、保留期間の延長などの措置はなかった。
内定に必要なことは何だと思うか
デベロッパー業界は人気が高く、採用数が少ないので、非常に難しい就活になると思う。そのうえで選考を勝ち抜くためには、やはりデベロッパーのビジネスモデルの理解と各デベロッパーの特性の理解であろう。私は業界内で企業を問わずにOB訪問を繰り返し、いろいろな角度から各社の特性を比較していった。また、どこか一つでもいいのでインターンシップに参加することができれば、デベロッパーのビジネスについてかなり詳しくなれるのでお勧めである。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
デベロッパーにふさわしい能力や性格を持っているかどうか。これに尽きると思う。コミュニケーション能力、周囲を引っ張っていく力、建物や街への興味などがそれに当たるだろう。周囲の内定者を見ても、これらの力に秀でている人が非常に多い。
内定したからこそ分かる選考の注意点
OB訪問はかなり重要だと思う。できる限り多くの人に申し込み、様々な話を聞くことをお勧めする。自分のためにもなるし、ある程度は選考のうえでも評価してもらえるだろう。そのうえで面接では、素直に自分の人柄を知ってもらえるよう努力すればいい。ちなみに、最終面接はほぼ落ちない。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定者の懇親会が開かれ、同期の仲間とは仲良くなれる。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 会社のブランド・知名度
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
入社を迷った企業
三菱地所株式会社
迷った会社と比較して東急不動産株式会社に入社を決めた理由
幅広い世代に対応できる街づくりがやってみたかったので、同業他社よりも東急不動産を内定先に決めた。この会社は若者の街渋谷の開発を行いながら、サービス付き高齢者住宅の先駆者としてシニア事業に非常に強みを持っている。そうした事業の幅広さから、これからのビジネスの広がりに魅力を感じ、また事業同士を組み合わせれば相乗効果を得られるのではないかと考えた。さらに、お会いした社員の方の雰囲気が自分に合っており、この会社であれば自分の力が発揮できると確信した。
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東急不動産の 会社情報
会社名 | 東急不動産株式会社 |
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フリガナ | トウキュウフドウサン |
設立日 | 1953年12月 |
資本金 | 575億5100万円 |
従業員数 | 1,239人 |
売上高 | 4399億1300万円 |
代表者 | 大隈郁仁 |
本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番1号 |
電話番号 | 03-6455-1121 |
URL | https://www.tokyu-land.co.jp/ |
採用URL | https://www.tokyu-land.co.jp/recruit/graduate/ |