22卒 本選考ES
技術職
22卒 | 宇都宮大学大学院 | 男性
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Q.
選んだコースで、あなたがソニーで取り組みたい内容について記述してください。
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A.
私は貴社が開発したaiboのように,日常で人間に寄り添えるロボットを開発したいです.ロボットは自律し人々と共生しながら,接客や配達などのサービスを行い人々に恩恵を与える存在として普及することが期待されています.その中でもaiboは犬型,自律型エンタテイメントロボットとして,園児とのふれあいや動物介在療法のための保育園および病院への導入実績があります.人と共生するロボットの先駆けとしてaiboを開発した貴社で私もロボット開発に取り組み,娯楽や癒しのみならず,移動や運搬などの力によって人々の生活を支えるロボットを開発することで,障碍者や高齢者がストレスなく生活できる社会を構築したいです. 続きを読む
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Q.
関心のある内容と理由
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A.
私は貴社が開発する自動運転車VISION-Sに注目しております.その理由は貴社が過去に培ってきたセンサ開発のノウハウを駆使し,自動運転の技術開発という新規事業へ挑戦することに魅力を感じたからです.特に一眼レフカメラ“α”を開発してきた貴社の強みを,自動運転において重要となるカメラを用いた認識技術に活用する点は,分野を超えて技術をフル活用し先端技術に活かせる貴社の強みを感じました. 続きを読む
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Q.
卒業/修士論文や、学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマの概要を記述してください。
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A.
私は修士論文の研究として,社会実装を目的とした自律移動ロボットの自己位置推定手法の開発に最も注力しております.自己位置推定は地図を持つロボットがセンサで観測した情報を利用し,自身の位置を地図上で推定する技術です.自己位置推定のエラーは自律移動のエラーを意味し,自律移動ロボットに高精度な自己位置推定は不可欠です.警備や運搬といった社会実装を目的とする場合,センサによる観測を阻害するような外乱による自己位置推定精度の低下が考えられます.そこで私は外乱に強い磁気強度を利用した手法を開発しております.磁気強度は大域的に一定である地磁気の強度を指し,人などの非磁性体に影響されない性質があります.また磁気は磁性体によって強度が乱れることから,この乱れを特徴的なランドマークとして扱うことで自己位置推定に活用します.本手法は磁気の特性上,人という動的物体や天候変化に影響を受けず,安定したセンサ観測が可能です.そのため人混みや天候変化などの外乱が発生する実環境においてロバストな自律移動を実現できます.社会実装を目的とした自律移動ロボットに有効な手法といえます. 続きを読む
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Q.
研究成果の学会発表/論文投稿/特許取得、コンクールや大会での成績があれば記述してください。
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A.
<論文投稿> タイトル:“Effect of Kernel Function to Magnetic Map and Evaluation of Localization of Magnetic Navigation” 掲載先:2020 IEEE International Conference on Multisensor Fusion and Integration for Intelligent Systems (MFI) <学会発表> 学会:MFI 2020 発表時期:2020年9月 発表形式:Zoomによるオンライン形式での口頭発表 <展示会出展> イノベーション・ジャパン2019 <実証実験公募> 東京ロボットコレクション「C.多種多様なロボット連携による安心・安全なエリアマネジメント実現に向けた実証」,公募採択により羽田イノベーションシティでロボットによる無人警備の実証実験を行った <技術チャレンジ> つくばチャレンジに二年参加,中之島チャレンジ2019に参加経験あり 続きを読む
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Q.
あなたの専門性に最も近いと感じるものを以下の選択肢の中から1つ入力してください。
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A.
ソフトウェア開発技術 続きを読む
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Q.
あなたが何かを成し遂げた・作り上げた、いずれかの経験について、あなた自身のアプローチや工夫と役割、最終的な成果(物)がわかるように記述してください。
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A.
私は磁気強度を利用した自己位置推定の精度向上に取り組みました.本手法は環境中の磁気強度を格納した磁気地図と,磁気センサで観測した磁気強度とのマッチングをとり自己位置推定を行います.そこで私は磁気地図の作成手法に着目しました.磁気地図は取得した磁気強度のデータから,確率密度分布を利用したAIの学習により磁気強度の分布を予測し磁気地図を作成します.この分布はカーネル関数によって影響され,作成される磁気地図が変化します.そこで様々なカーネル関数から精度向上につながる最適な関数の選定を提案しました.磁気強度は不可視情報なので,磁気地図をカラーマップのグラフ化により可視化させました.推定精度は実機での自律移動実験を経て判明するため,地図作成後に精度検証を行いました.そこから精度向上につながる関数を選定することで,従来よりも約61%の精度向上を実現させました.この取り組みで私は磁気強度の可視化など,現状の問題を捉え確実に解決しながら目的を達成する大切さを学びました.研究開発は問題や課題が付き物でそれに対する解決能力は不可欠です.この経験を忘れず貴社での研究開発に携わり,夢のある製品を作りたいです. 続きを読む
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Q.
上記「研究成果の学会発表など」に記載いただいた内容以外に、過去の受賞や表彰がありましたら、具体的な内容をご記入ください。
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A.
2019年に大阪の扇町公園開催の自律移動ロボットの技術チャレンジである「中之島チャレンジ」にて自律移動およびゴミ認識課題が与えられ,参加チーム唯一の完全課題達成を成し遂げ受賞しました. 続きを読む