【紙とハサミの挑戦】【21卒】富士ソフトの夏インターン体験記（文系/システムエンジニア）No.9853（白百合女子大学/女性）（2020/6/25公開）

大学三年生の夏で志望業界が全く決まっていなかったため、とにかく色々な業界を見てみたいと思い様々な業界のインターンシップに参加していた。バイト先の文系の先輩が富士ソフトにシステムエンジニアとして就職したこともあり、文系の学生も積極的に採用している事を知り興味を持った。

このインターンシップはマイナビから申し込むことができ先着順だった。選考などは特になかったので事前に準備したことは特にない。

PDCAサイクル体験のための班対抗箱づくり

1日目にやったこと

班対抗の箱作りバトルを行った。箱を班で作り、作った箱が社員の方の審査を通ったらゲーム内のお金がもらえる。箱は購入金額の違うものが2パターンあり、2パターンの箱を限られた時間と紙の中でいくつ作り売れるかというゲームだった。

なし

「分からない時は一度考える事を辞めて見方を変える事」というフィードバックが印象的だった。紙を3等分にする方法がどうしても分からず聞いた際に言ってくださった言葉で、実際に紙を3等分する方法も理論自体は誰でも分かるようなものだった。また紙を3等分する方法に頭を悩ませているが社員に質問していいのかと悩んでいた班も目立ち、その班に対してもこのフィードバックをしていた。

紙とペンとハサミのみで箱を作らなければならないので、まっすぐ線を引くことや、定規を使わずに紙を3等分にする事に苦労した。紙を3等分にする方法は班員全員思いつかず、社員の方にヒントをもらった。また社員の方が定規で箱を測りながら箱が購入できるものか没なのか判断するため、丁寧に箱の図を紙に書き綺麗に切らなくてはいけない点も苦労した。

この箱づくりは、システムエンジニアの仕事に大切なPDCAサイクルを学ぶために行なっているそうで、このゲームを通して実際にPDCAサイクルを学べてよかった。班員と箱を作る数や各自の役割を話し合い計画を立て実践、箱の評価を受け、どのようにすればもっとたくさんのお金を獲得することができたか話し合い改善する、というPDCAサイクルの体験ができたため参加してよかったと思う。

正直何も準備しなくてもインターンシップ中に困る事は無いと思う。しいて挙げるならば、社員の方と距離が近く質問しやすい環境なため、事前にホームページを熟読し質問点を考えてから参加しておけばよかった。

オフィスなどを見学する機会はなく、またインターンシップに参加している社員の方も人事部の方2人だけだったため、現場の声を聞く事ができなかった。そのため自分がシステムエンジニアとして働いている様子は想像できなかった。企業説明の時間もあったが求人票に載っているような基本的な事ばかりで、例えば1日のタイムスケジュールやキャリアプラン・現場の社員の方のコメントなど具体的なものはなかった。

私の班のメンバー5人中3人が、情報系の大学に通っている上に、今の時点でシステムエンジニア以外視野に入れていないと言っており志望度の高さを感じた。このような学生と自分が戦い、自分に内定が出るとは思えなかった。また他の班の様子を見ても、積極的な学生が多く、志望度の高さを感じた。

人事部の方の人当たりが良く、柔らかい印象だったためとても良いイメージを持った。またインターンシップに参加している学生も、柔らかく印象が良い人が多かった。実際に現場で働いているシステムエンジニアの方とは関わっていないためなんとも言えないが、企業全体として柔らかい人当たりの良いイメージを持ったため志望度は上がった。また企業説明の際に、風通しの良い会社という事を言っていてそれも好印象だった。

このインターンシップの参加だけでは参考に有利になるとは思わなかった。日数も割と多く、一度の参加学生数に対し社員数も少なかったため、このインターンシップに参加するだけでは好印象につながることは難しいと思う。このインターンシップに参加した学生のみが参加できるインターンシップがあるので、そのインターンシップに参加したら恐らく少しは有利になるのでは無いかと思う。

まだ大学3年生の夏だったので志望業界や志望企業は明確には決まっていなかった。日系の企業で総合職として働きたいと考えており、職種はオフィスワークでも営業のような外回りの仕事でもどちらでもいいと思っていた。志望業界・志望企業が全く決まっていないからこそ、選択の幅を狭めないために様々な業界や企業を見てみたいと思っていた。

システムエンジニアに対する興味が増した。実際にこのインターンシップにも文系の生徒が多く参加していたこともあり、文系でもシステムエンジニアになれるんだと思い志望度が上がった。文系も積極的に採用しているIT企業を探し、インターンシップに参加してみようと思った。ただ今の時期に業界を絞る必要はないと考えたため、引き続き様々な業界を、インターンシップや説明会を通して見ていきたいと思った。