最終面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】人事、技術系の方【面接の雰囲気】一次よりは厳格に感じたが、いざ面接が始まり、話していくうちにどんどん笑顔が見られるようになった。人事の方は面接の仕切りで、技術系の方と30分以上話した。【研究の条件をいくつか挙げているが、実際全てで何個あるのか。】水溶液の濃度、水溶液の濃度比率、攪拌温度、静置温度、静置時間、ゼラチンの添加量、ポリビニルピロリドンの添加量、ポリアクリル酸の添加量の8つあります。これらを掛け合わせると組み合わせは膨大な量となります。そのため、私は過去の先輩の修論や、使っている物質を用いた投稿論文の実験条件を参考に、条件を整えています。学部4年から修士2年の3年間という限られた時間で、より多く、より良い成果を出すことが求められるので、空き時間を塗って実験条件を検討しています。特に水溶液の濃度、濃度比率が変わると、成果に大きな影響を与えるので、この2つには注意を払い、他の条件を調整していくという方法が一番効率が良いと判断しています。【研究においてあげられた成果を1つ教えてください。】この研究にあった、溶液調整に1回3時間も要するという課題を解決しました。この課題は10年以上解決しておらず、担当教授や前任者も諦めていました。しかし、私は研究の当事者として解決手段を見つけ出したい考え、他分野の教授や先輩にも相談するなど試行錯誤を繰り返しました。そして、「生物研究では腐食防止のために試料を冷凍保存して解析時に解凍する」という方法を参考に、「溶液を一度に大量に調整し、使用量抽出して、残りを窒素封入して保管する」という解決策を見出し、1回10分での溶液調整を可能にしました。その結果、研究効率の改善に繋がり、より多くの研究成果を上げることに成功しました。この経験から、他者の経験を自分の課題に置換して役立てる適応力を得ると同時に、課題解決に向け諦めずに試行錯誤する姿勢の大切さを学びました。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】相手の反応を見ながら話す量を調整したこと。相手が何か引っかかった表情を見せた後、間接に話を済ませて、相手からの質問を引き出すことで、面接官の表情が良くなっていった。
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