1次面接
【学生の人数】4人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】12年目の人事(総務部人事担当)【面接の雰囲気】人事担当の面接官の方が説明会の段階からリラックスさせるためにジョークを飛ばす等、明るい雰囲気だった。面接前も雑談があり、学生の良いところを引き出そうと工夫してくださっていたと思う。【学生時代に力を入れた学業、研究テーマ等の具体的な内容と工夫した点をを目の前に座っている人(他の学生1人)に対して話してください】私は大学院で財政学、中でも物価水準の財政理論について研究をしています。この理論は「物価変動は金融政策ではなく財政政策による現象である」と考えるものです。近年の日本において、長らく続くデフレが問題になっています。物価の安定を見出すことが私の研究目的です。金利を目標に金融政策を行った場合には物価水準が未決定になるケースがありましたが、この理論によれば政府の財政運営によりこれを回避できるとされています。しかし、理論の現実の妥当性を直接検定する方法は現段階において存在していません。そこで研究手段として、日本における財政政策のインパクトを調査し、間接的な効果を実証分析します。工夫した点として、これまで注目されていなかった物価連動債の利回りの変動から財政政策のインパクトを調べることを考えました。期待される研究成果は、FTPLの理論体系、望ましい財政金融政策について解明することです。注意した点としては、面接官ではなく、「目の前に座っている相手」を意識し、分かりやすく噛み砕いて説明しました。【学業以外で打ち込んだことを目の前に座っている人(他の学生1人)に対して話してください】大学院で研究と両立して行っている大学生協のアルバイトにおいて、勤務中に気が付いた細やかな点を欠かさずメモし、接客および店舗運営へ活かし続けました。結果的に、その姿勢がマネージャーに評価され、学生アルバイトとしては異例のケータリングスタッフのメンバーに抜擢されました。生協食堂のアルバイトは「重要なことは社員が決めるから」と受動的に仕事をしている同僚が多かったものの、マネージャーからは「学生の意見も知りたい」と伝えられていました。私の勤務する店舗は、昼営業に強かったものの夜営業は売上が伸び悩んでいました。その理由の1つとして「出食数が充実していない」という点に気が付きました。そこで私は、レジで人気メニューの統計をとり、出食数の変更をマネージャーに提案しました。また、身近な友人や先輩の意見も参考にし、ラッシュ時における座席回転率を上げるための席配置案を提案しました。これらの提案が採用され、売上および集客数の増加に成功しました。このように、私は求められていることに気が付き、物怖じせずに行動することができます。打ち込んだことから、どういう人間であるのかを上手くアピールすることを意識しながら話しました。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】相手のことを考えて話すことができるかどうか。目の前に座っている他の学生1人に対して話すよう言われた際に、面接官の方を見て話してしまうと評価が下がる。面接官はそういった細かな点をチェックしていた。1次面接では自社に対する理解は問われなかった。どちらかというと、自己分析の出来およびコミュニケーション能力の有無を見られていると感じた。
続きを読む