22卒 インターンES
技術職
22卒 | 熊本大学大学院 | 男性
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Q.
・何を専門にどのような研究をしていますか(500字)
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A.
私の所属する研究室は、環境エレクトロニクスの分野でプラズマに関する研究を行っています。その中で、私のテーマは「光波マイクロホン」の開発であり、これは光を用いて音を検出する技術です。原理としては、空気の粗密波である音波がレーザ光に入射すると、レーザ光は位相変調作用を受け、その結果生じる微弱な回折光を検出することによって音情報を受け取るというものです。従来の「ダイナミック型」や「コンデンサ型」と呼ばれるマイクロホンは振動板の振動によって音を電気信号に変換していますが、様々な欠点が存在します。「光波マイクロホン」はその欠点を補うことができ、検出部を対象に近づけても音場を乱さず、高電圧・高磁場中でも使用することができます。また超音波の検出も可能です。この特性を生かし、私の研究グループは「光波マイクロホン」がプラズマ現象の音計測に有効であると考え、研究を進めています。このプラズマ現象の音については、世界的にも未だ詳しいメカニズムは分かっておらず、計測することはかなり困難です。現在は、「光波マイクロホン」を用いて沿面放電やコロナ放電により発生する音を定量的に計測することに挑戦しています。 続きを読む
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Q.
・そのテーマに取り組んだ理由を教えてください(400字)
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A.
私が学部生の時に所属していた情報電気電子工学科は、3つの分野について学んだ後に専門分野に分かれるというシステムでした。私はその中でも電気分野に興味をもち、また元々「音」に関する研究に興味がありました。そうした中、先輩から「光波マイクロホン」の研究の情報をいただき、私自身の得意な電気分野の内容を生かして、音に関する研究を行うことができると思い、このテーマを志望しました。この「光波マイクロホン」の研究を進めていくことで、音や光に関する知識に加え、プラズマや画像再構成についての知識も得ることができます。また計測の際の装置の制御には、Labviewによるプログラムを用いており、プログラミングの技術も身に付けることができました。この「光波マイクロホン」は我が研究室独自の技術であり、まだ実用化には遠いですが、時折企業の方が興味を持ち視察に来ていただくこともあり、モチベーションの向上にも繋がっています。 続きを読む
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Q.
・上記の中で自分で工夫したことはなんですか(300字)
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A.
この研究は、音・光・放電など様々な分野の学習を必要としますが、私がまず心掛けたのが、どれだけこの技術を人に対して分かりやすく伝えるかということです。独自の技術のため専門用語のみを並べただけでは伝わらず、論文などを積極的に読み、他の光学的音響計測と比べたり、放電現象と関連付けたりすることによって聞き手の興味を引くことを心掛けています。また研究において、「実用化」という面を重視しています。企業の方の助言を聞き入れ、計測の高速化について装置の改良を提案し、現在設計を行っています。さらに音場分布の再構成では、それまでの方法を見直し、Excelを用いた再構成システムを完成させ、現在研究に用いています。 続きを読む
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Q.
・パナソニックのインターンシップで挑戦したいことを教えてください。(200字)
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A.
現在の自身の知識や技術がどの程度、開発研究や設計開発に通用するのかということを確かめたいと思っています。正直、分からない事だらけだと思いますが、学生だからこそできる考え方もあると思うので、積極的に発言したりアイデアを出したりして、皆様のお役に少しでも立てるように努力します。また足りない点はしっかりと社員の皆様から吸収し、その後の学生生活ですべきことを発見したいと思います。 続きを読む
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Q.
・パナソニックのインターンシップに期待することを教えてください。(200字)
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A.
貴社のインターンシップでは、実際の職場に入り込んで社員と一緒に働くということで、企業の情報や職場の業務内容だけでなく、社員の皆様の日々の過ごし方や考え方、やりがいなどの内面的なことも知りたいと思っています。またその業務における今後の展望や、関係のある他の業務との関わりなどについて知り、事業の構造についてより理解を深めたいです。 続きを読む