私は, 個別指導の塾でアルバイトをしています。ある時, 私は浪人生の数学を担当することになりました。第一志望が慶應薬学部だったため, まだ塾講師経験の浅かった私は勝手にその生徒は優秀な生徒であると思ってしまいました。初回の授業の際にろくに生徒の理解度も確認せず, 慶應薬学部に受かるにはこのペースでやらなければいけないよと自分の考えを押し付けていました。しかし, のちにその生徒はすべての受験科目で高校一年生が習うところさえまったくできないことが発覚しました。それから私は, その生徒が今どのくらいの学力なのかを判断するのにとても苦労しました。私は, 他の担当講師たちと話し合ってどのように指導していくかを話し合いました。まず, 自分の当たり前がその生徒には当たり前でないことを意識して, 中学レベルの基礎事項までヒアリングしました。そして私たち担当講師は, 「授業構成」, 「生徒主体」, 「到達目標の明確化」を念頭において指導しました。具体的には, 最終的に受験問題が解けることから逆算をして, 分野ごとに優先順位をつけて順位の高い分野から教えていきました。生徒になぜそうなるのかを説明させて, 理解度を逐一確認しました。また, 短い期間で達成できる到達目標を掲げることで, 生徒のモチベーション維持もできました。もちろん定期的に担当講師陣で各科目の進み具合について確認, 適宜予定を変更していました。上記のことを実践し続けた結果, その生徒は大学に合格することができました。その生徒に出会えたおかげで私は, 人の中身を知ることの大事さと難しさや同じ境遇の人たちと同じ目標に向かって計画をたて達成することの充実さを体感できました。それからは, まず初回の授業で生徒の学力状況, 精神状態などを細かくヒアリングし, それから今後のスケジュールを立てています。今ではたくさんの後輩もでき, 後輩たちが同じ道を歩まないように, 積極的にコミュニケーションをとって自分の失敗を伝えています。
また, 私はスポーツが好きです。大学時代はテニスサークルに所属していました。中高の部活がテニス部だったこともあり, 大学ではガチでやらないサークルにしようと思い, 家から活動場所が近いサークルにしました。しかし, 実際に練習でテニスをしてみると, 部活時代の「テニスがうまくなりたい」という気持ちがよみがえってきました。テニスのうまい先輩にサークル活動以外でテニスに誘われることもあり, だんだんテニスモチベが上がっていきました。そして夏の団体戦でベスト4進出のために, 誰よりも練習をしました。しかし, なかなか結果にはつながりませんでした。月日が経ち, 私は三年となりキャプテンの役職に就きました。その時に必ず今年はベスト4に入ろうと同期と話し合いました。まず新歓時期は, テニスをすることよりも一年生をたくさん入れることに尽力しました。その結果テニス経験者もたくさん入ってくれて新歓は大成功でした。そこからは, イベントで同期や後輩と楽しむことも大事にしつつ, 団体戦に勝てる練習を考え, 実践しました。そして, 歴代で初めて団体戦でベスト4に進出することができました。私は負けず嫌いの性格なので, チームの士気を高めつつも常に一番でありたいと思っていました。この負けず嫌いの性格のおかげで, 皆を引っ張っていけたと思っています。また, テニス以外の時は場を盛り上げる役を積極的に担っていました。私は, 誰かと競い合うことも好きですが, 誰かと楽しい時間を共有することも好きです。
私は, 今この世にないものを創る仕事を仲間と一緒に取り組みたいと思っています。なぜなら, 一人の力では成し遂げられないことをチームの仲間と切磋琢磨して成し遂げることで, 達成感を皆で共有したいからです。また, 今この世にないものを創ることで, 自分の取り組んでいることが社会の未来に役立つことにつながると思うからです。
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