19卒 インターンES
総合職
19卒 | 京都大学大学院 | 男性
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Q.
あなたが今、最も熱中して取り組んでいることについて述べてください。 600文字以上800文字以下 (あなたの様子が分かる写真つきで、複数人物がいるならあなたに印をつけて)
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A.
私は現在、大学院のオープンキャンパスに向けて、研究室の出し物である「防災ゲーム」の主催に取り組んでいる。「防災ゲーム」とは、地域のハザードマップ上で、危険度の異なる区域から持ち家を選び、地震や洪水から資産としてのお金を守るゲームである。ゲームには、保険加入や持ち家の補強工事など、災害への備えや難しい判断を参加者に学んでもらうという狙いがある。写真は去年のオープンキャンパスの風景である。例年、地域に住む子連れの家族で賑わう。私の目標は、より多くの参加者に災害とその対応について理解を深めてもらえるような「防災ゲーム」を提供することである。 目標を達成する上での課題は、参加者にとって、いかに分かりやすい言葉でゲームを進行するかということである。「防災ゲーム」は、研究室の専門分野である防災経済学の理論を基に作られているため、ゲームの進行上、経済学の用語を使う場面がある。スタッフとして参加した昨年の経験から、保険の仕組みや防災活動の意義を、すべての参加者に理解してもらうためには、分かりやすい言葉でゲームを進行する姿勢が大切だと考えた。そこで、大人だけでなく子どもたちにも、楽しみながら災害リスクとの向き合い方を理解してもらえるように、災害から資産やお金を守ることの大切さを強調して用語を説明することを、ゲーム進行のマニュアルに組み込んだ。リハーサルでは、東日本大震災や熊本地震など最近の災害の事例や、南海トラフ巨大地震のような甚大な被害が予測される災害を引き合いにして、災害リスクがより身近な脅威であることを参加者に意識してもらえるようなゲームの展開を心がけた。 現在、今月末のオープンキャンパスに向けて、研究室のメンバーが一丸となって準備に取り掛かっている。私は主催者として、「防災ゲーム」が、多くの参加者にとって災害リスクを意識する契機となるよう、その準備や指揮に全力を尽くしている。 続きを読む