22卒 インターンES
技術系総合職
22卒 | 神戸大学大学院 | 女性
-
Q.
研究テーマについて(500字以内)
-
A.
私は移動現象工学を専門に学び、研究では粒子分散液を対象としています。粒子分散液は塗料や化粧品など幅広く利用されていますが、粒子同士や粒子と液体間において様々な相互作用が働くことにより、複雑な物性を有するものが多くあります。力を加えなければ流れ出さない、歯磨き粉やボールペンのインクなどがそのひとつです。現在、粒子分散液の研究は、粒子全体の平均的な挙動から解析する巨視的なものが多く、1つ1つの粒子が実際にどのような運動をしているのかという微視的な観点での研究はあまりなされていません。後者から得られた知見は、塗料を塗布、乾燥させた際に粒子を均一に配置させることなど、粒子の運動や配置を制御することに繋がると考えています。そこで、私は粒子分散液中で単一の粒子のみに力を加えて運動させ、その時の力の大きさと単一粒子の移動速度の関係から、単一粒子に働く相互作用について調査しています。計算により相互作用がない場合の移動速度は算出できるので、この値と実験結果を比較することにより考察しています。現段階では、分散粒子の大きさや濃度の違いが単一粒子の受ける相互作用にもたらす影響について検討しています。 続きを読む
-
Q.
研究テーマに取り組んだ理由(400字以内)
-
A.
私は生活の中で身近に用いられ、重要な役割を果たしている科学的で不思議な現象に対して非常に興味があります。粒子分散液はまさにそのひとつで、普段は固体のように振る舞い、ある一定の大きさの力を加えると液体のように流動する現象はボールペンのインクなどに、逆に瞬間的に力を加えると固体のようになる現象は防弾チョッキなどに利用されていることが例として挙げられます。このようなことから、身近で必要不可欠な存在である粒子分散液について研究したいと思い、このテーマを選びました。また私は将来、固定観念にとらわれない斬新なアイデアを活かしたものづくりにより、世界の人々の生活を豊かにすることに貢献したいと考えています。その点で、まだ未解明のことが多い粒子分散液についての研究は打ってつけだと考えたのもこのテーマに取り組んだ理由です。 続きを読む
-
Q.
研究において工夫した点(300字以内)
-
A.
工夫した点は、求めているデータが取得できるように実験装置を改良したり、解析するためのプログラムを臨機応変に操作できるようにしたことです。私の研究では、粒子分散液中での単一粒子の運動を顕微鏡で観察しプログラムを用いて画像解析しています。単一粒子を見やすくするためにそれ以外の粒子、すなわち分散粒子を透明にするのですが、最初はうまくいきませんでした。原因を模索したところ、光の当たり方が重要だと気付いたため早急に光源を変えたところ透明にすることができました。また、実験条件によって単一粒子の見え方が異なるため、それぞれの条件で最適な画像解析ができるようにプログラムを臨機応変に操作できるようにしました。 続きを読む
-
Q.
インターンシップで挑戦したいこと(200 字以内)
-
A.
固定概念に捉われることなく幅広い視点からものごとを柔軟に考えられる力を活かして、リアルな製品開発の現場でアイデアを出すことに挑戦したいです。また、実際に社員の方々と接することで、ものづくりに求められる考え方や姿勢を学ぶとともに自身の現状をしっかりと見つめ直し、不足しているものは何か、補うにはどうしたらよいのかということについて考えたいと思います。 続きを読む
-
Q.
インターンシップで求めるもの(200字以内)
-
A.
幅広く事業を展開しトップシェア商品を多数生み出している貴社ならではの価値観や、消費者ニーズへの対応から製品が開発されるまでの一連の流れ、その中で待ち受ける楽しみや苦労について、貴社での業務体験を通じて学び、最先端の現場の雰囲気を肌で感じられることを期待しています。また、今まで培ってきた知識がどのように活かされるのか、逆にどのような知識が社会で活かされるのかを考える機会にしたいと思います。 続きを読む