【モノづくりとITの融合】【22卒】日立製作所の夏インターン体験記（文系/夏季インターンシップ）No.19020（慶應義塾大学/女性）（2021/12/10公開）

なんとなく知っている会社を調べている段階で興味を持った。ITとモノづくりの両方に興味を持っている中で、「モノづくりの経験」を活かしてITにも力を入れている会社として気になったことが理由。また、選べる日程が何日もあり、半日のプログラムであったので他のインターンとの両立が容易で気軽に応募できた。

投資家向けの情報を入念に読んだり、NewsPicksの日立に関するインタビュー記事を読んだ。
選考自体は志望動機のみのため、限られた文字数で熱意を伝える必要がある。
今までの歴史をしっかり知っておいた上で、今力を入れている分野に興味があるんだということを示すことが重要だと思う。

基本的な志望動機のフォーマット（結論から始めるなど）を守って、理論立てて熱意が伝えられるかどうか。

チーム対抗型グループワーク

初めに企業の説明が20分程度。その後、ゲームに関しての説明があり、グループにわかれる。社員の方がたまに見回りにくるが、システムの不具合などがないか確認する程度。

お互いの目的を達成するための交渉をする力や必要性

ビジネスを通して社会課題を解決

1日目にやったこと

企業説明後、課題解決型のゲームがメイン。大きく2グループに分かれ、その中でさらに分かれる。各チームのアジェンダを達成しつつ、他チームとも協力する。事前に準備ができるようなものではない。

なし

基本的には司会役として、あくまで学生同士の交流がメインだった。終わってから各グループの感想を聞かれ、その中で学生が話したことを真摯に聞いてくれていたことが印象的だった。

限られた時間の中で、班の仲間との交渉・別の班との交渉を手際良く行うこと。時間外の課題などはなかったので、特段辛い思いをすることはなかった。ネットの回線が悪く途中でいなくなったメンバーがいたため、ネット環境はできる範囲で整えておくことは大切だと思う。ゲームの構造上、完全に落ちているのか他のグループに行ったのかがわからず時間が取られた。

自分のグループはそれぞれが意見を出していた。失敗や間違いを悪と考えず、とりあえずやってみるという空気感があったため、非常に動きやすかった。「協創」のイメージが湧いた。

ITの仕事は実際に何をするかがよくわかっていなかったが、今までの知見と今あるカードを組み合わせながら課題を解決していく、ということがわかった。また、社会問題の解決を織り交ぜたゲームだったため、利益と社会貢献の両立の難しさというものも垣間見れた。今後の就職活動の参考にITがどのようなものかが具体化できたため、参加してよかったと思う。

日立の歴史や力を入れている分野を勉強していったため、特に後悔をしたことはなかった。家電ではなく、Lumadaを中心とした部分を把握しておく必要はある。

会社に見立てたワークだったため、実際の業務をを経験することはできなくても大枠を掴むことができた。また、社員の方から普段の業務のことや勤務体制などの話を聞くことができ、柔軟な社風であることを感じた。人事の方が他社よりも学生を対等な立場として見てくれている印象を受けた。

ITだけではなく、モノづくりにも関心があることは大切だと感じたため。また、交渉力やチームワークが重視されていると感じた。他部署に何か依頼をする場合は、それに見合った対価を払うのが日立流との話が印象的だった。ビジコンの運営で多くの人を巻き込み、活動した経験が重宝されるのではないかと感じた。

良くも悪くも大企業という印象があった。とてもやりがいのある仕事だということが分かったが、自分の働く場所としては違うのかもしれないと思った。魅力的だと思ったのは、人事から通達を受けての異動がないということ。スペシャリストとして活躍したいため、そこが気になっていた部分だったが、より裁量の大きい企業に行こうと思う。

インターン参加者限定で開催されるイベントがあった。そちらは社員との距離が近い内容のようなので、参加した方が会社を知る機会が増える、という意味では有利になるかもしれない。

IT、特に外資を希望していたが、インターンは「日本のモノづくり」という視点でIT、総合電気、自動車、精密機器などに参加していた。具体的にはスバル、本田、村田製作所、島津製作所、三菱電機、NECなど。応募自体は日立が一番初めだったが、日立の企業研究をしていくうちに上記企業にも興味を持った。参加後は社会問題解決の糸口として、IT、総合電気に惹かれた。

大企業の中でも革新的なことを新聞記事を通してなんとなく知っていたが、想像以上に野心的かつ優しい社員が多い印象を受けた。志望業界としては、ITのSIerなども参加したがシステム構築よりも「ITを通した社会の変革」に魅力を感じたため日立やNECなどを目指すようになった。最終的にはもっと小規模の会社が良いと思ったため、日立には応募しないことにした。