【未来を切り拓く挑戦】【20卒】日立製作所の夏インターン体験記（理系/研究開発）No.5717（京都大学大学院/男性）（2019/4/15公開）

メーカーでの研究開発に興味があり、応募することにした。
自分がこの先企業で研究するのか、アカデミックに進むのか、はたまた研究職以外の職業に就くのかを検討する機会にしようと思った。
研究をするなら予算がある大企業が良いと考え、日立製作所を選んだ。

特別な対策は何もしていない。
ESはネットの過去の体験記を参考にして書いた。
面接では研究内容を分かりやすく伝えられるように意識した。

機械学習を用いたとある問題の最適化

1週目にやったこと

初日と2日目で対象とするデータやある程度のゴールについての説明を受けた。
配属されたユニットが内製で開発したソフトウェアがあり、3日目以降はそのソフトウェアについて理解することに努めた。

2週目にやったこと

1週目で与えられたソフトウェアについてある程度理解できたため、2週目の最初の方で実際に動かしてみた。その後結果を見ては方針を変えたり、自分発信で方針を切り直したりした。

3週目にやったこと

方針が定まったので結果を出すための計算を序盤に行った。
その後、最終日の発表に向けて資料作成に取り組んだ。
資料レビューの過程で方針が変わり、再度計算を行ったりもした。

配属された部の部長の方から一研究員の方まで15人程度

なし

資料レビューでメンターではない研究員の方に、「どういう問題が解きたいのか分からないし、この結果に価値があると僕には思えない」と指摘を頂いたこと。
議論すると、納得できる指摘や意見ばかりで、優秀な人がいる研究所だなと感じた。

配属されたユニットが内製しているソフトウェアにバグがあったこと。
プロトタイプだったので十分にテストできていなかったのだと思う。
自分の理解や使い方が悪いのか、ソフトのバグなのかが分からず苦しむことが多かった。
あとはデータ数が少なかったこと。

企業で求められる研究の仕方について知れた。
用いたことのない機械学習手法を勉強できた。
コードの書き方やパッケージ開発について知れた。
優秀な社員さんとの議論を通じて、研究の課題設定の仕方や手法の選択について新たな知見を得ることができた。

機械学習全般についてもっと知見を深めていれば、より良い提言に繋げられたと思う。
コーディングスキルを磨いておくのも必要だったと思う。

大学院の研究室とあまり変わらない雰囲気で、社員さんも気さくな方が多かったから。
すぐに馴染めると感じたし、自分がやっていけそうだしある程度楽しそうだと感じた。
あとは社員寮を提供して頂いたため、本当の社員さんと変わらぬ生活を送ることができたから。

メンターの方に期待されている以上の成果を残せたと感じたから。
社員さんと話していても自分が極めて劣っているとは感じず、数年勉強を積めば対等に議論できると感じたから。
参加している学生も優秀な人が多かったが、一緒に働けそうだと感じた。
あとは私が所属していた大学院に推薦の枠があったから。

企業の研究はトップダウンで面白みに欠けるかなとなんとなく思っていたが、少なくともインターンで配属されたユニットは自由度が高く研究ができそうだと感じたから。
インターンを通じて優秀だなと感じる社員さんに会うことも多く、刺激を受け続けられる環境だとも感じたから。

就職活動が解禁された後に電話で、最終面接から選考をスタートするのでぜひエントリーしてほしいとの案内を受けたから。インターンで高評価なら通常のステップを幾つか省略して内定が出るらしい。

大学院での研究がそこそこ楽しいと感じていたこともあり、研究開発職を志望していた。
若干博士課程進学も検討していた。
研究するなら費用も多く、優秀な人が集まりやすくて成果も世に出している大企業が良いと考えていた。
IT業界に特に興味があったが、専攻が情報系でないこともあり、やっていける自信がなかったので業界については決めかねていた。

大企業の志望については特に変化しなかった。やはり優秀な人が集まってくるのだなと思った。
企業の研究職も想像以上に自由度が高いものだと感じた。
様々な社員さんと話す機会があったが、専攻外の分野を研究テーマにしている人も多く、興味がある分野に思い切って就職するのもありだなと感じた。
他の企業の研究所も見に行って考えようと思った。