【学生の人数】1人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】人事【面接の雰囲気】常に話しやすい雰囲気で、雑談も多めの面接でした。会話形式で進み、こちらが一方的に志望理由などを話すよりも、ESなどを読み込んだ面接官の方が気になった点について質問する形でした。【「チャレンジ精神」、「チームワーク」、「自己研鑽」のうち、学生時代に最も力を発揮したご経験を教えて下さい。】ゼミで開発経済学を専攻するうちに他の学生のように座学で終わらせずに、自分の目で途上国の現状を知りたいと考え、2週間タイの大学生と大学院生、日本の大学生らと共にタイとラオスで実地調査を行う学内のプログラムにしました。このように考えたきっかけは、ゼミの教授が「現地に訪れて見て感じる情報は何よりも大事なもので、途上国にこそ日本が学ぶべきことがたくさんある」と常日頃おっしゃっており、その真意を確かめたかったからです。特に苦労したことは、2つあります。一つ目は、チームで村の調査した後に調査結果をすぐにまとめ、タイの学生らと夜遅くまで準備をし、次の日に英語プレゼンという流れを3回行ったことです。私は英語が完璧に喋れるというわけでなかったものの、伝えたい、理解したいという一心で英語で交流し、作業することで、プレゼンを行いました。二つ目はタイの田舎のお湯やシャワーがない環境でのホームステイです。すぐにその環境に適応することに初めは苦戦しました。しかし、刺激のある環境に積極的に飛び込んで適応し、その生活の良さを見いだし、楽しむことで異なる価値観を理解・尊重できるようになりました。この経験でタイの暮らしや学生から日本が学ぶべき多くの学びを得ました。そしてこの経験で、現地に赴いて自分の目で見て感じたものを大事にすることの大切さを体感し、異なる価値観をもつ相手と信頼関係を築く大変さ・喜びを感じました。【卒論の内容を教えてください。】卒論のテーマは、「防災ツーリズムによる地域振興の可能性」です。本研究は、震災の経験を生かした観光が盛んな宮城県に焦点を当てて事例研究を行いました。このテーマにした理由は、私自身が震災を経験し、その地が震災後、観光の復興に苦戦している現状を知り、何とか改善させる方法を考えたかったからです。海外で実地調査を行ったときに得た知識や経験、そして国内で行ったきたNPOとの活動や調査の知識を論文に反映させました。このようなツーリズムで持続的に地域振興を行うことで、その地域を災害の経験が学べる防災の模範都市としてブランド化することが出来る上、海外からの関心を高め、持続的なインバウンドの取り込みが可能であるという可能性を示しました。 【評価されたと感じたポイントや注意したこと】学生時代にきちんと学業に打ちこんできたこと、学生時代に頑張ったことを具体的に語れた点が評価されたと感じました。キャリアプランについても明確にイメージできていたことも大きいかもしれません。
続きを読む