【21卒】日立製作所の冬インターン体験記（理系/総合職）No.9885（2020/7/21公開）

日々の生活で、日立が産業・流通、水環境事業をしているという印象は薄かったので、新規ビジネス創出に当たって既存ビジネスをより深く知ることができる機会になったと思います。例えば、日立の水車に１００年以上の歴史があることを知る人は少ないかと思います。

新規ビジネス創出に当たって、過去のイノベーション事例を見ておく必要はあったのかもしれない。かなり行き当たりばったりにグループワークを進めてしまったという節はありました。

事業規模、与える社会的影響を就活の軸にしている学生にはもってこいの会社だと思った。だが、その事業規模の大きさのあまり、個人の裁量権は少なくなっているように見えた。ワンチームで巨大プロジェクトを動かすよりは、小さなワンチームで中規模プロジェクトを動かす方が個人の裁量権は大きくなるし、自分はそちらの方が好きなので、その点で日立で働くことの想像はできなかった。

自分自身、就職活動にかなり注力していたので内定が出るかどうかという問いに関してはイエスだと思う。日立がどのような人材を求めているかがインターンを通してかなり明確になった気がする。良くも悪くも、超大企業であるが故求める人材や、働き方が偏っているような印象を受けた。

私は、プロジェクト規模の大きさよりも、裁量権の大きさを重視するタイプです。その点で日立で働くことは、自身のやりがいやキャリア目標に到達できないと感じました。事業領域、会社規模などは非常に魅力的ですが、実際に自分が働く時にどういった働き方ができるのかということは非常に大切だと思いました。

早期選考に呼ばれるという点と、インターンシップに実際に足を運んで、企業研究を行ったという点で有利になると思った。志望動機を語る際には、実際のOB訪問やインターンで感じたことをベースに話す方が、深みが増すので積極的に活用してもらいたい。

インターン参加者は早期選考の案内が来ていた。私は実際に本選考は受けていないので、詳細は分かりかねます。

志望企業は旭化成、AGC、村田製作所でした。上位２社の理由としては、オーナーズエンジニアリングによる業務の一貫性と自己成長です。プラント建設のEPC事業（設計：Engineering,調達：Procurement,建設：Constraction)から試運転〜保全業務（Operation&Maintenance)を通した技術とマネジメント能力を養うことが自己成長につながると考えていました。また、村田製作所を志望した理由としましては、自身の研究内容がレーザでスペシャリストという道を進むなら、この会社だなと思って志望していました。

SIer企業として、日立製作所を見ていたところはありましたが（参加したインターン内容は全く異なるものでした）、プロジェクトマネジメントメインでかつ業務の細分化から、本当のPMになるまで相当時間がかかると伺いました。また自分自身は、ハードとソフト両方の技術を兼ね備えたプラントに対して働く方が面白いと思ったため、志望業界に変化はありませんでした。