- Q. 志望動機
- A.
株式会社日立製作所の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒株式会社日立製作所のレポート
公開日:2020年12月1日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 研究職
投稿者
選考フロー
企業研究
日立製作所自体が非常に幅広いモノやサービスを扱っているメーカーなので、扱っている商品についてリサーチするのは勿論、入社後に具体的にどの分野に携わりたいか、ということを明確にしておくべき。また、研究職や技術職の場合、募集の段階で細かく職種や業務内容が分かれている。なので、自分の専攻分野と応募する分野がマッチしているかどうか見定めるべき。そのためにも、長期インターンなどの積極的に参加して、研究所の働き方や注力している研究テーマについて理解しておいた方がよい。
また、情報源に関しては会社ホームページがかなり詳しく情報を掲載している。求める人材像や働き方は勿論、業種ごとの働き方なども分かりやすく説明されているので、志望者は必見。
志望動機
御社への志望動機は、御社が多用な人材と共に技術を通して世界に貢献できる環境であると感じたためです。私は研究者として、多様性のある空間にて世界に影響を与える研究に取り組みたいと考えており、幅広い分野において日本をリードする御社に注目していました。研究者としてアカデミックの道に進むことも一度は考えましたが、幅広い分野に強みを持つ御社だからこそ、基礎的な研究のみならず、ユーザーにより近い部分で研究開発できる点が魅力的に感じました。また、学生時代の留学を通して、世界に対して発信し続けたいという思いが非常に強くなり、日本を代表する御社だからこそ出来ることが沢山あることに気づきました。そして、実際に御社で働く大学のOB・OGの方とお話しさせて頂く中で、これらのことを達成できると確信し、御社への志望度が強くなりました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
あなたの研究内容を説明してください。/日立を志望する理由は?/自身のセールスポイントは?/今まで力を入れて取り組んだことを2つ教えてください/デジタルを活用し日立のビジネスにおいてどのような活躍をしたいか
ES対策で行ったこと
就活会議のエントリーシートや先輩の体験談を元に、自身のESを推敲した。また、OB・OGとも積極的にコンタクトをとって、相談させて頂いた。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
WEBテスト対策で行ったこと
特別難しい内容ではないが、参考書を用いて一通り問題傾向を確認するくらいの対策は実施した。
WEBテストの内容・科目
国語、数学、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 比較的若手の研究職
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
生真面目にならないように心がけました。事前に先輩社員の方から、研究のスキル・実績だけでなく、人間的な魅力があるかを見ている、と教えて頂いた。勿論、自分の研究発表は熱心に行ったが、ユーモアを交えて留学や部活動の話をするように心がけた。
また、必ずしも面接官が自分の研究分野に精通しているとは限らないので、分かりやすく簡潔な研究紹介を心掛けた。後日、面接官の方に分かりやすかったと言っていただいた。
面接の雰囲気
面接官は皆研究職の方で、温厚な雰囲気だった。基本的には自身の研究を発表して、それに対して面接官が質問をする、という流れであった。
1次面接で聞かれた質問と回答
なぜ大学の博士課程に進学しないのですか
私がこれまで学んできた「工学」は人々の役に立つものを発明・開発する学問であると捉えています。そのため、よりユーザーとの距離が近いメーカーの研究職の方が、これまで学んできたことを活かせるのではないかと考えています。さらに、御社のように国内のみならず世界中にネットワークをもつ会社だからこそ、より沢山の人に対して貢献できる技術に携われるのではないかと考えています。
正直、博士課程には関心があり、将来的に進学したいと考えています。しかし今はまず一人の技術者として働いて、それでも博士号の必要性を感じたら社会人博士などの精度を活用して学びたいと考えています。実際、御社は沢山の社会人博士の経験がある社員の方がいらっしゃるので、色々とお話を聞かせて頂こうとも考えています。
他の学生にはないあなたの強みはありますか?
私の強みは全体を俯瞰する力です。
大学院生は皆、研究活動を通して一つの研究分野を深く探求する力を養成しています。その一方で、その技術がどのような流れで形になって実用化されているか、というところは中々学生ではイメージしづらい部分だと思っています。
私は学部4年次と修士1年次にそれぞれ違う国の研究機関にてインターンシップを経験してきました。日本では材料開発が主な研究テーマでしたが、海外ではより実用的な部分の研究にフォーカスして、様々なバックグラウンドを持つ研究者たちと日々切磋琢磨してきました。
この経験を通して、日本で行ったいわゆる基礎的な研究が、実際にどのような形で実用化されるのか、ということについて直接的に経験できました。
このように技術開発の流れを一通り経験している点が私の強みだと認識しています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- ベテランの研究職
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
なるべく自然体で臨むように心がけた。もちろん、事前に企業の求めるキャラクター・人物像を調べることは重要だが、だからといってそこに寄せすぎないようにした。
また、研究職で入社するため、研究を通して社会をどのように良くしていきたいか、という大きなビジョンは語れるようにした。
また、入社後にやりたいこと(自分の場合は社会人博士と海外赴任)は積極的にアピールした。
面接の雰囲気
一次面接と比較すると、やや緊張感のある雰囲気であった。研究部門のトップの方であった。また、研究だけでなく。学生生活も詳しく聞かれた。
最終面接で聞かれた質問と回答
あなたのやりたい研究は本当に日立で出来るのか?
研究者として私が取り組みたいと考えている大きな目標は、より多くの人々に対して貢献できる研究開発を行うことです。御社は社会イノベーションに取り組む企業であり、世界的企業を目指すのではなく世界のトップ企業を目指す、といった社長の言葉に非常に強く感銘を受けました。
私の分野は材料開発であるため、開発した材料が御社の様々な製品に利用されることによって、社会に広く貢献できるのではないかと考えています。
また、求人の時点で既に研究分野ごとに募集がかけられているので、自分がこれまで学んできた分野が活かせる環境だと判断しました。また実際に御社で働くOB/OGの方々とお話しさせて頂くことで、自分のやりたいことが十分にできる環境だと判断できました。
研究以外で入社後に取り組みたいことはありますか?
大きく分けて2点あります。
ひとつは社会人博士課程での進学です。御社は伝統的に博士号取得を促進しており、実際に入社後に博士号を取得した方がたくさんいらっしゃると聞いております。博士号を持つことだけが全てではありませんが、御社の強みは世界のトップクラスの技術力であるため、技術を一人前に会得したライセンスとして、将来的にはには博士号の取得を考えています。
もう一つは海外勤務です。学生時代の海外留学の経験から、様々なバックグラウンドを持つ人との交流に関心を持っています。御社は世界の様々な地域に研究所を持っているので、入社してから様々な基礎知識を学んだ後には、ぜひ海外に渡り、新たなブレイクスルーを生み出せるような人材になりたいです。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
特に就活に対する縛りはなかったです。しかし、6月頭に意思確認があるので、それまでにはしっかりと結論を出すべきだと思います。
内定に必要なことは何だと思うか
大企業を受ける学生の多くは優秀な人材だと思います。ではそこで、どうすれば選考を突破できるのでしょうか?僕は「人間力」だと思っています。面接官も結局は1人の人間です。いくら優秀であろうとも最後の決め手となるのは、この学生と一緒に仕事をしたいと思ってもらえるか、という部分だと自分の選考経験を通して感じました。なので、学生の内に沢山の経験を積んでください。他の人にはない経験こそがあなたの武器になるはずです。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
自分としては学生時代にチャレンジをしてきた人物か否か、というところだと思います。研究職の場合、受験者はみな優秀な研究成果を残している人ばかりですが、留学等研究以外に何か特質すべき経験があると評価されると感じました。
内定したからこそ分かる選考の注意点
基本的にはジョブマッチングでほとんどの学生が絞られる。ジョブマッチングは研究紹介が中心の面接であるので、自分の研究を第三者にいかに分かりやすく伝えるかという点が重要だと思う。また、学校推薦を使う人も割と落とされるので要注意。
内定後、社員や人事からのフォロー
コロナの影響でほとんどがオンラインだが、定期的にイベントがある。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 20代の成長環境
- 社員の魅力・実力
- 成長市場で働きたい
- 海外拠点で働きたい
入社を迷った企業
日本電信電話株式会社(NTT)
迷った会社と比較して株式会社日立製作所に入社を決めた理由
日立製作所もNTT研究所もどちらも研究職として内定をいただいたので、どちらも魅力的ではあった。しかし、自分のやりたい分野の研究は、どちらの企業に対してより大きく貢献できるであろうか、という点を考えたときに日立製作所に入社を決めた。
また、社会人博士のサポートや海外に行くチャンスなども沢山あるように感じたのも決め手の一つ。
ただ、研究職として働くならば、最終的にはどんな研究ができるのかが最も重要である。
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日立製作所の 会社情報
会社名 | 株式会社日立製作所 |
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フリガナ | ヒタチセイサクショ |
設立日 | 1920年2月 |
資本金 | 4587億9000万円 |
従業員数 | 281,344人 |
売上高 | 9兆7287億1600万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 東原敏昭 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6番6号 |
平均年齢 | 42.9歳 |
平均給与 | 935万円 |
電話番号 | 03-3258-1111 |
URL | https://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/index.html |
採用URL | https://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/ |