【研究力を試す挑戦】【22卒】日立製作所の冬インターン体験記（理系/冬季インターンシップ）No.21754（非公開/男性）（2022/3/24公開）

日立製作所の説明会に参加し、本選考でも選考を受けようと考えたため、本選考で有利になることを狙ってインターンに参加することにした。長期間のインターンシップであるため、本当に入社して良いか見極める最終確認にもなると思い、応募した。

日立製作所は研究力に力を入れている企業であるため、研究内容のプレン全資料作りに力を入れた。研究室の先輩に頼んでフィードバックをもらいながら資料を改善した。

ESや面談でほとんどの分量が研究紹介に充てられているように、研究力の有無の一点を重視している傾向が強いように感じた。

職場密着型であり、業務に必要になるツールを作成する。基本的に一人１テーマで行う。

初日に社員さんにテーマを提示され、その後環境構築を行う。それ以降は一人で作業を続ける。

日立製作所における研究開発の幅や事業化につながった研究の例。

日立製作所内で行う実験のためのツール作成

1週目にやったこと

クラウド上で全ての作業を行う方式であったため、環境構築に苦労した。最初の3日間ほどは環境構築に全ての時間を費やした。残った時間でテーマに関連するツールの使い方を勉強した。

2週目にやったこと

実際にテーマに関連する作業を2週めから始めた。テーマはツール作成であったため、一人でプログラミングをする時間が大半であった。適宜社員さんと話をしながらツールの仕様や開発の方向性について話し合った。

3週目にやったこと

2週めに引き続きツールの作成を行い、最終プレゼンテーションで見せるためのデモ作成などに取り組んだ。また、プレゼンテーションのスライドそのものも評価の対象となるため、2日ほどかけて作り込んだ。

配属先の部署の課長・部長クラス。

なし

インターン期間中に部署内で歓迎会を開いてもらえて、そこで3時間近く社員さんと話ができた。メンターの方や部署の課長の方には最終日にインターンを通したフィードバックをもらえて、自分の研究能力で足りないところを教えてもらえた。

3週間という長さは研究をするには短いため、時間的にかなりタイトだった。タスクに優先度をつけながら、最終発表で成果物が出せるようにやることを選んで取り組む必要があった。もう少し開発に取れる時間が長ければ成果物も使えるものができたと思うので、その点は少し心残りだった。

インターンシップの2週目くらいに学生同士の座談会が設けられ、そこで他大学の学生と2時間程度話すことができた。研究について熱く語ってくれる人が多く、刺激を受けた。

部署に対して学生は1, 2名しか配属されないため、10人以上いる部署の社員さんと密に議論できる点がとても良かった。社員さん一人一人の研究内容やその意義について紹介していただき、入社後の自分の業務について明確に想像できるようになった。また、自由に議論できる雰囲気であることを感じ、職場理解の役に立った。

インターンシップ募集の時点では具体的なテーマが絞られていないので対策しづらいが、わかりやすいプレゼンテーションの作成方法などを学んでおくと最終発表で活かせると思う。

職場密着型の長期インターンであったため、様々な社員の方と話す時間を取ることができ、職場環境について具体的なイメージを持てたから。社員の方のミーティングに混ざって議論するなど、実際に入社したのと同等の扱いをしてもらえたた。インターンというより体験入社という感じで、働いている自分を想像することができた。

インターンに参加して、日立製作所の社員の方の雰囲気が自分にあっていそうと感じた。具体的には、落ち着いた雰囲気でありつつも研究に関してはざっくばらんに議論することが可能であり、物怖じせずに意見を言うタイプの自分に適してそうだと感じたから。また、研究力の高さを重視している点も、大学で研究に打ち込んでいる自分に合っていると感じた。

インターンシップで受け入れていただいた部署の雰囲気が良かった。日立製作所はジョブ型採用のため、インターンシップの部署に配属される可能性が高いと考えており、この部署で働けるならば入社したいと考えるようになった。また、会社全体として若い社員を後押しするような制度（留学など）が多いことを知り、その点でも入社したいと思うようになった。

インターンシップに参加した後も社員の方と個人的に連絡が続き、ESの添削などをそこでお願いできた。また、インターンシップに参加すること自体が難しいため、本選考でも優秀な人材として見てもらえていると感じた。

インターンシップ参加前からメーカーの研究職に就職しようとほぼ決めていた。このインターンに参加する前にも夏にキヤノンや富士フイルムといったメーカーのインターンに参加し、研究職の働き方に魅力を感じていた。また、NTTなどのIT系企業のインターンに参加したが、やはり自分には研究活動の方が向いていると考えるようになった。

メーカーの研究職に行こうと言う気持ちがより固いものになった。日立製作所に対してイメージしていた印象に変わりはなかったが、想像していたよりも資金が潤沢で制限なく研究できると言う印象を持った。社員の方も落ち着いていてリスペクトできる方ばかりであったため、労働環境の面でも申し分なく、日立製作所を第一志望にしようと考えるようになった。