1次面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】人事部【面接の雰囲気】年齢が近い女性の方が面接をしたこともあり、終始和やかな雰囲気だった。「会社に入ってどんな仕事がしたいか」というよりは、学生時代に打ち込んだことや自分自身が自覚する長所や短所など、自分自身の来歴についての質問が多かった。【履歴書に「大学で『カタカナ言葉』に関する調査実習をやった」という記述がありますが、どういう経緯でその調査をやることになったかの具体的な話を聞きたいです。】私が受講をしていた大学の講義で、「調査会社と協力して大学生が調べたいことを調査し、調査結果をプレスリリースで公表する」という機会があり、そのための調査テーマを講義の聴講生に対して募集していました。ただし募集して集まった全てのテーマを調査することは厳しいので、応募された中から2,3テーマをその調査会社が選ぶという形式をとりました。そこで幸運にも私の調査テーマである『カタカナ言葉』が選ばれ、調査会社との共同調査が叶ったのです。調査テーマに『カタカナ言葉』を選んだ理由ですが、端的に言うとひっかかったからです。大学の講義でとある会社の経営者へのインタビュー動画を見た時、その経営者が「リスケ」や「ボトムアップ」などのカタカナ言葉を多用しているのを聞き、「どうしてわざわざ小難しい言葉に言い換えるのだろう」と感じました。ただし「グローバリゼーション」などのカタカナ言葉を多くの人が当たり前のように使っているように、カタカナ言葉なしのコミュニケーションは難しいだろうとも考えました。そこで、調査を通じて「カタカナ言葉」に関するコミュニケーションのあり方を今一度考えるきっかけにしたいという思いが芽生え、調査テーマを「カタカナ言葉」に設定しました。【趣味が楽譜執筆とのことですが、楽譜が完成するまでの過程が楽しいのか、それとも完成した瞬間に一気に喜びが湧くものなのか、どちらなのかをお聞かせください。】どちらかというと、楽譜が完成するまでの過程が楽しいです。私は元となる楽曲を聞き、そこから譜面に書き起こすという手法を取っているのですが、元の楽曲ではトランペットやフルートなど、ピアノとは音色が全く異なる楽器が出てくることが多くあります。その時に私が考えるのは、そのような楽器が出す音の魅力をどうやってピアノで表現するか、ということです。例えばトランペットは歯切れのよい音色ですが、それをピアノで再現するにはどのように演奏すればいいのかを考えながら楽譜に書いています。元の楽曲のフレーズや楽器の魅力をピアノに変換しなければならないところが楽譜執筆やピアノアレンジの難しさであり、同時に楽しさでもあります。それらをやっていく最中に「自分の好きな音楽が、楽譜を通して自分のものになっていく」感覚があり、それを感じるときは本当に楽しいです。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】エピソードに熱意が感じられるかだと考えます。この場合の熱意というのは一つの物事を最後までやり抜くこと、そしてより質の高いものを求めようとする気概です。
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