【チームワークとコミュニケーション能力を重視】【23卒】日立製作所の技術職の最終面接詳細 体験記No.35296（非公開/非公開）（2022/7/12公開）

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日立製作所の設計開発は研究開発や生産技術，品質管理，ものづくり，営業など様々な部署との接点が多いためチームワークを大切にするかどうか，基本的なコミュニケーション能力があるかどうかが重視される．この二つが学生時代のエピソードを通じて伝えられたことが評価されたのだろうと思う．

非常に年上で笑顔もなかったということもあり堅い面接だった．話すにつれて段々と笑ってもらえるようになり話しやすくなった印象を受けた．ガクチカと志望動機，研究内容の一貫性が見られていたと思う．

合格の電話をもらった際にあった．チームワークに関するエピソードが評価された．

なし

IT×OT×プロダクトについて自身が入社後やりたいこととの関連

私は昔から気候変動問題に興味があり，大学でもそれに関する研究をしました．特に再生可能エネルギーの普及は温室効果ガスを削減する上で最も重要な施策です．しかし再生可能エネルギーは出力変動が大きいため，普及のためには電力網の整備が必要です．日立製作所は創業以来変圧器などの電力供給設備の生産やそれらの制御（OT）も手がける一方で，最近では電力網全体としての最適化を図るためにITの活用も視野に入れていると存じています．昔から興味関心を持ってきた気候変動問題への解決に資するスマートグリッド・パワーグリッドの整備はまさにIT×OT×プロダクトそのものであり，これに関わることで最初申し上げたような再エネの普及に貢献できるのではないかと考えています．

研究内容についてわかりやすく教えてください

冷房用の蓄熱に関する研究をしています．蓄熱とは余った電気で熱を蓄えてそれを電力不足時に利用するといった技術で，再生可能エネルギーの普及に役立ちます．私の研究では特に冷房用の蓄熱技術に絞っています．今後冷房需要は2050年までに3倍になると言われており，ますます必要とされるだろうとの思いからテーマを選択しました．冷房用蓄熱には昔から氷が使われてきましたが，氷はマイナス10度くらいで制御しないといけない一方で冷房用蓄熱に求められる温度域は5-15度であるため，氷を使ってしまうと冷やしすぎであり非効率的です．よって5-15度で利用可能な物質の一つにハイドレートという氷に似た物質がありこれを実用化するために二つの観点から候補物質の評価をしています．実験結果は国際ジャーナルへの論文投稿という形で国内外に発信しました．