法律の勉強
私は大学1年から3年の終わりまで、弁護士を目指して法律の勉強を頑張りました。入学当初から積極的に法律専門科目を履修し、2年の終わりには卒業単位を取得し終え、法科大学院への飛び級資格も得られました。3年に昇級した際は、司法試験対策のゼミに入り、1年間ひたすら法学に取り組みました。『百選』というテキストの掲載判例を答案化し続けるという過酷なゼミでしたが、ゼミ長として他のメンバーよりも知識面で常に先を行けるように日々頑張りました。訳あって法曹を目指すことはやめてしまいましたが、私はこれまでの3年間法律の勉強を続けてきた自分を誇りに思い、またそれは必ず将来の糧になると信じております。
アルバイト
私は大学1年の夏から、某全国模試の英語採点スタッフのアルバイトを始め、3年の夏からは採点リーダーに昇格して今日まで業務を行っております。リーダーは、模試の採点基準を策定し、スタッフの業務指導を行う役割を担っています。私の所属する採点会場ではリーダー20人でスタッフ約300人の業務管理を行うため、リーダーは各々の抱える仕事をこなすので手一杯です。しかし私は、業務をとりあえず終わらせることで満足する周りの空気に疑問を感じ、採点業務の品質向上という、リーダー全員が「見て見ぬふり」をしてきた課題に着手しました。まず3人のリーダーを集めてプロジェクトチームを結成し、課題解決のための具体案を練って会場全体に発信しました。そして全リーダー協力のもと企画を実行し、採点ミスの削減・採点ペースの向上という一定の成果を上げることができました。私はこの経験を通して、自ら企画を提案し実行することの難しさと、信念をもって自分から動き出せば必ず周りがついてきてくれて、大規模な集団を動かすことも可能だということを学びました。
アメリカ留学
大学2年の夏に2か月間のアメリカ留学を経験しました。私はこの留学において、①留学費50万円を自分で賄うこと②邦人学生のいない環境で学ぶこと、という条件を自分に課していました。①については、50万円の給付型奨学金をいただくため、応募条件である英検準1級を取得し、2度の面接を経て無事奨学生に選ばれました。②については、条件に合う環境を自力で探し出し、スイスの財団が運営するサンディエゴの語学学校への留学を決めました。現地での2か月間は、正直辛いことの方が多かった気がします。予定通り日本人が1人もいない環境で、すでに出来上がったコミュニティの中に放り込まれ、何度も逃げ出したくなりました。しかし、自ら招いたこの逆境を乗り越えることは必ず自分の成長に繋がると信じ、常に前向きに取り組み続けました。その結果、英語力はもちろん、現地の文化や友人たちの祖国の文化についても知ることができ、留学前に比べて圧倒的に広い視野で物事を判断できるようになったと思います。
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