【学生の人数】2人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】人事部長【面接の雰囲気】一次面接よりは緊迫した雰囲気だったが割と穏やかな雰囲気だった。緊張しているこちらを気にかけてくださり、様子を見ながら質問をしてくださった。【自己PRをお願いします。】私は困難があっても課題を発見し、解決するまで粘り強く解決することができます。現在所属している研究室で、研究でうまくいかない際に研究をうまく進めるための方法を試行錯誤いたしました。その結果、助教授とのディスカッションを毎日必ず行う・1日の限られた時間の中に座学の勉強の時間を必ず確保する・一日の最後に振り返り、改善点を記録するといった三つの方法を考え実行しました。その結果、研究を効率的に進めることができ、修士一年までに、4度の学会に参加できるほどの結果を出すことができました。この経験をいかして、貴社に入社後はどんな困難があっても常に前向きに試行錯誤を繰り返し、必ず乗り越えていきたいと考えています。【研究概要を教えてください】近年、多彩な中員環の化合物群が、医農薬をはじめとする様々な分野において注目を集めています。しかし、様々な置換基を有する中員環化合物の合成は制限が大きく容易ではないため、簡便に合成する手法が強く望まれています。 これに対して、私は歪みが大きく反応性が高い環状アルキンを用いれば、多彩な中員環化合物を簡便に合成できるのではないかと考えました。実際に検討を行い、環状アルキン前駆体に対して、Grignard反応剤を作用させることで、スルホキシド-金属交換反応を経て、環状アルキン類が効率よく発生することを明らかにしました。さらに、この発生したシクロへプチン類を用いる反応に関して以下の二つのことを見いだしました。1つ目はアジドなどの1,3-双極子との環化付加反応が効率よく進行すること、2つ目は発生した環状アルキン類に対して、Grignard反応剤が付加するカルボマグネシウム化反応が、無触媒で進行することです。 2つ目の反応を用いて、カルボマグネシウム化し、生じたカルボアニオン中間体を様々な求電子剤で捕捉でき、従来では容易でなかった環状アルケン類を種々合成できることを明らかにしました。本手法を用いれば、多彩な中員環化合物を簡便に合成できるので、本研究は生物活性が期待される多彩な化合物群を合成し、医薬品や材料化学になどにおいて有用な化合物群の構築の合成に有用であり、合成した化合物を化合物ライブラリーの拡充に役立てられると期待しています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】志望動機を自身の研究概要やこれまでにおこなってきたことと、関連つけて話せたことが評価されたと感じた。
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