【学生の人数】1人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】不明【面接の雰囲気】緊急事態宣言前であったため、本社会議室で、対面形式の個人面接が行われた。前回よりも年次が上と思われる2人の社員さんと、小一時間お話しした。面接室に案内されるまでは堅苦しかったが、いざ話し始めると、深くうなずきながら真面目に話を聞いてくださり、終始話しやすい雰囲気であった。途中には笑いもあった。【学生時代に頑張ったことを教えてください。】私は「人と自然のつなぎ役」となることを意識し、周囲に働きかけながら、体験型の企画を数多く実行してきました。その一つに、120名の小学生に向けた「環境教育」の経験があります。ゼミの友人と2人で企画を立て、自ら小学校に提案し、半年間の授業を実施しました。当初は熱意の余り、授業が主観的になり、生徒との間に温度差が生じてしまいました。そこで学校生活に溶け込み、彼らの関心を引き出すことに徹しました。その結果、生徒との一体感が生まれ、彼らの自然に対する好奇心につなげることができました。最終的には、昆虫が嫌いだった生徒が、自ら捕まえて見せに来るなど、目に見える形で効果が現れました。この経験を通じて、他人を変えるにはまず自分が変わる必要があること、そして相手が求めるものを先回りして考えることが重要だと学びました。【なぜ風力発電がやりたいのか、その理由を教えてください。】私が風力発電をやりたいのは、「環境環境に貢献している」という意識を、最も手触り感をもって感じられるのが、風力発電だと考えたからです。私は幼い頃から、自然や生き物に大変関心をもっていました。しかしあるとき、沖縄でサンゴ礁一面が死滅している現場を見たとき、涙が出るほどのショックを受けました。その経験から、環境分野を勉強し、大学ではドイツに1年間留学をしました。そこで感じたのは、やはり環境に良いものが当たり前にならなければ、本当の問題解決はできないということです。現地では、風車が日常の景色に溶け込み、さらに再生可能エネルギーが生活に浸透していることに、大きな衝撃を受けました。環境負荷や景観破壊が少なく、出力も大きい風力発電こそ、社会と環境の両方に貢献できると考え、風力発電に大きな魅力を感じております。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】学生のスキルと本気度の両方を見られているように感じた。そのため、学生時代に力を入れたことを丁寧に説明し、いかに自分が他者を巻き込み、主体となって企画を推進してきたかをアピールしたところ、興味を持ってもらい、たくさん深掘りをしてもらった。さらに、なぜ風力発電がやりたいのか、という質問に対しては、自分の個人的な経験を盛り込みながら、説得力のある説明をすることで、論理性と熱意の両方をアピールできた。その結果、納得していただくことができたと思う。
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