【バランス感覚で経営を】【22卒】日立製作所の冬インターン体験記（文系/総合職）No.13287（東北大学/男性）（2021/3/19公開）

ネームバリューのあるシステムインテグレーターを受けており、その一つとして今回のインターンシップに参加した。日立製作所の事業の全体感を知りたかった。エントリーシートの内容が軽かったというのも応募理由の一つである。

就活会議やワンキャリアを利用し、過去に合格したエントリーシートにどのようなことが書かれていたのかを調べた。

エントリーシート

経営シュミレーションワーク

1日目にやったこと

まずは会社説明。その後経営のシュミレーションゲームを行った。5名前後のグループがあつまり一つの会社と見立ててゲームをする。それぞれのチームが営業、エンジニア、人事、経理などといった役割を担う。

なし

環境への配慮を意識しすぎても、利益の追求を意識しすぎても、長期的には経営がうまく立ち行かない。両者のバランスを見つつ経営判断をしていくことが重要であるということ。

大変だったことは合意形成である。特にエンジニアチームと営業チームの意見が食い違うシーンが多くあった。両者とも主張が激しく、とても平和な議論とはいえるものではなかった。しかし人事としては配布資料の都合上エンジニアの事情も営業の事情も浅くしか分からないため口出しの余地が少なかった。

インターンシップに参加したからこそ学べたのは自分たちのチームの役割であった人事の仕事の概要である。人事の仕事について学ぶ機会はなかなか学生にとっては無いため、非常に新鮮で学びになった。ちなみにこの配属は運営から割り当てられるものであり、希望して設定されるものではない。

日立製作所関連のニュースに目を通し、最近の経営状況について知っておくこと。どのような事業に力を入れていくのか、人材戦略はどのようであるかなど。

あまり想像できなかった。というのも、今回ワークで体験できたのはあくまで部署単位での役割であり、チームや個人単位の話ではないから。部署単位での仕事は分かったが、個人レベルの働き方や業務内容については今回あまりわからなかった。よって自分が働く姿は想像できない。

理由は二つある。まずはグローバル人材を求めていることが感じ取れたから。私自身海外での経験がいくつかあるので多少有利に働くと思う。二つ目に日立製作所の注力事業に関連することで私が将来成し遂げたいことを原体験に紐づけて語ることができると考えているから。

志望度は上がった。理由は二つある。まずは海外展開を加速させていることだ。今後もその方針は維持されると感じた。私は海外で働くことに関心があるため、この点に好感を抱いた。二つ目は事業の幅広さだ。部署移動ができるのかどうかよくわからないが、様々な事業を経験できる可能性があると感じた。

インターンシップへの参加は全く有利にならないと思う。なぜなら参加者限定のイベントや早期選考は存在しないから。そもそもこのインターンシップではワーク中に人事が何度も見て回るといったこともなく評価されていないと思われる。参加自体もハードルが低いので優遇があるとは思えない。

参加後のフォローなどは一切ない。というのも、このインターンシップは参加者が多く、そもそも評価されていないため。ルームに社員の姿なし。

参加前の志望企業はネームバリューのあるシステムインテグレーターである。大規模なシステム開発に関わってみたいから。具体的にはエヌ・ティ・ティ・データや日本アイ・ビー・エム、富士通、日本タタコンサルタンシーサービシズなどである。中でもオープンワークの評価が高いエヌ・ティ・ティ・データや日本アイ・ビー・エムを志望していた。振り返ると、とても浅はかな考え方である。

インターンシップに参加しての変化としては、新卒で人事はやるまいと思った。今回のインターンシップのワークで人事の役割や仕事内容について学んだが、特にやってみたいという気持ちは起こらなかったからである。新卒では営業あるいはエンジニアといったような、直接お客さんと話し合う機会がある職種につきたいとより強く思うようになった。