【学生の人数】1人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】社長【面接の雰囲気】新型コロナウイルスの影響でWEB上で行われた。面接官の社長があまり慣れていない様子で、比較的アイスブレイクの時間が長かったため、気楽に面接に挑むことができた。【直接金融と間接金融の違いについて説明してください。】直接金融は家計などの資金余剰者(最終投資家)が、自らのリスクを負って企業に直接投資をする形態のものです。典型的には、個人投資家が株式や社債を購入するのがそれに当たります。これは証券会社経由であっても投資家は自己の責任で投資しているので、株式投資に損失が発生したら投資家の損失となります。証券会社はただ取次ぎをしているだけであるため、株式投資に損失が発生しても損失を被らないのが特徴です。一方で間接金融は銀行などの金融機関を経由して、資金余剰者(最終投資家)から資金不足者へ資金が流れる形態のものです。銀行は自己の責任で貸出を行っているので、貸出に損失が発生したら銀行側の損失となります。貸出は預金者と無関係であり、貸出に損失が発生しても預金者は損失を被らないのが特徴です。【日本銀行の役割と具体的な金融政策について説明してください。】大きく分けて3つの役割があります。1つ目は発券銀行としての役割です。現在、日本では千円札、二千円札、五千円札、一万円札の4種類の紙幣が使用されていますが、紙幣は多くの人々の手に渡るため、流通するにつれてボロボロになってしまいます。日本銀行はこのように古くなった紙幣を銀行経由で回収し、紙幣の必要量を計算して新しい紙幣を発行しています。2つ目は政府の銀行としての役割です。日本銀行には政府の預金口座があり、政府の資金が預け入れられています。例えば、私たちは国に税金や保険料を支払い、年金を受け取っています。また、国は公共事業なども行っており、これらのお金を管理しているのが日本銀行になっています。3つ目は銀行の銀行としての役割です。私たち個人や一般企業が日本銀行に口座を開設することはできませんが、私たちがお金を預けている民間の金融機関は、日本銀行に当座預金口座を開設しています。金融機関の当座預金口座を通じて、預金の受け入れや貸し付け、金融機関同士の決済などを行っています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】最終面接では金融の知識を問われる形になっている。本を読んでしっかりと理解して挑んだため、社長の反応も良かった。勉強したことが高評価に繋がった。
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