最も脅威であるプレイヤーは、Facebookである。広告事業が最大の効果を得るには、情報を需要のあるターゲットに正確に発信し、購買行動へと結び付かせる事が必要だ。故に、実名性が高いことで的確なターゲットへの発信が可能な、Facebookが脅威である。そこで対応策として、LINEは「友だち」の繋がりから新規ユーザーを獲得し、公式アカウントによる継続的な情報発信を可能にする。LINEは、Facebookの約3倍である約8600万人というLINEでしかリーチできない国内アクティブユーザーを保有している。また、公式アカウントは開封率が高く、気軽にコミュニケーションを取れる利点がある。よって具体的な策として、「友だち」が実際に追加している公式アカウントを、友だちの友だちとしてトーク画面などに表示する。そうする事で「友だち」の興味・関心を知るために、公式アカウントの友だち追加への促進に繋がる。また、普段は広告や公式アカウントに興味を示さない層にも、「友だち」を通し信頼性を高めることでアピールが可能になる。結果として、クライアントは公式アカウントの広告運用のメリットを感じやすくなると考える。以上のように、LINEならではの特長である「友だち」機能と公式アカウントを利用した戦略で対応する。
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