大学の実習で、「異分野間の情報連携」に注力したことだ。中小企業の労働生産性向上を目的とした、専門分野の異なる学部生4名による、アプリ開発チームを結成した。結成当初、個別に取り組むべき課題案を出し合った際には、開発したいアプリについての議論になってしまった。私は利用者の課題解決に適したアプリ開発という本来の目的に方向修正するため、開発やデザイン専攻の学生との「開発目的と課題に対する共通認識」「分野の垣根を越えた連携」が必要だと考えた。私はビジネス専攻の学生として、必要な取り組みを2点行った。1.3C、STP分共通の析を用いて労働者視点の問題や、類似サービスの特徴を分析・整理した情報を基に、課題抽出の議論を主導した。それにより「労使の意思疎通不足」が課題として定まり、チーム間で開発目的の認識を合わせることができた。2.各々が担当する作業を小単位で区切り、定めた課題を解決する方向性に則って進められているかを随時確認し、軌道修正できる企画管理を行った。以上2点の情報連携を5ヶ月続けた結果、労使の意見交換を可能にするアプリの開発に成功した。また実装後の調査で利用者満足度90%を達成した。この経験から、組織で問題解決する際は、「ゴールを明確に示し、メンバー全員が正しく認識して進めること」が最も重要であることを学んだ。入社後はSEやお客様と対話しながら共に目標を考え、お客様の課題解決に努めたい。
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