高校時代、部員60名を率いる野球部主将として行った組織改革です。当時の野球部は、6年連続夏の大会初戦敗退でした。私は、その要因が練習の質の低さだと考え、改善に向け2つの取組みを行いました。1つ目は、目標・目的の明確化と共有です。夏の大会ベスト32を目標とし、各練習メニュー前の小ミーティングにて、想定する試合状況と「なぜその練習をする必要があるのか」の明確化・共有を徹底しました。2つ目は、部員の意識向上策です。当時、部員の意識の低さも練習の質に影響していました。そこで、自主的に部員を集め「1度本気で野球に向き合おう」と部員に熱意を示し続けました。また、なかなか意識が向上しない部員に対しては、帰り道・練習中などに個々に会話をし、モチベーションの下支えを心がけました。これらの取り組みより、チームとして共通意識を持った練習の実施と部員の練習姿勢の変化が生まれ、練習によるチーム力向上が最大化されました。その結果、目標である夏の大会ベスト32を達成することができました。この経験より、組織として成果を出すために、組織の進む方向性を束ねることと主体的に周りに働きかけることの大切さを学びました。
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